インターンでの自己紹介のポイントは?盛り込むべき内容と時間別自己紹介を例文付きで紹介
インターンに参加するとき避けては通れないのが自己紹介。これからお世話になる企業と担当者に対して自分がどういう人なのか知ってもらうために絶対に必要なのですが、苦手な人が多いのです。Zoomでもパワポを使ったものでもグループでも変わらない自己紹介のポイントと自己紹介に使う時間別の例文を紹介します。
インターンに参加すると必ず自己紹介をする場面がやってきます。
社員の方と顔をあわせたとき、「なぜこのインターンに参加したのか」といった志望理由や「大学ではどんなことをしているのか」などについて簡単に話すのです。
就職活動のときは自己PRとして必須になる自己紹介。インターンのときに企業側へよいイメージを持ってもらうには、どのような内容を、どのように話せばいいのでしょう。
ここでは、インターンでの自己紹介で押さえておくべきポイントをご紹介します。
インターンでの自己紹介のポイント
インターンに参加することになり、はじめに悩んでしまうポイントが自己紹介です。
Zoomでもグループでも自己紹介のポイントは変わりません。パワーポイントで自己紹介用の資料を作るときも、盛り込んだ方がいい基本的な内容は決まっていますので押さえておきましょう。
絶対にあった方がいい内容はこの5つ。
- ・大学名+名前
- ・簡単な挨拶
- ・普段大学ではどんなことをしているのか
- ・インターンに参加した理由
- ・インターン参加にあたっての意気込み
さらに、盛り込むことでインターン参加中の話題が広がるものにこの4つがあります。
- ・出身地にまつわるエピソード
- ・興味のある分野
- ・得意なこと
- ・相手に覚えてもらうためのキーワード
名前や学校名、出身地などの基本情報
出身地に特徴があったり、名前が珍しかったりする場合は、軽くエピソードを盛り込みましょう。
時間制限によって「1分以上なら盛り込めるもの」のようにいくつか候補を作っておくと自己紹介のときに便利です。
高度なテクニックとして、自分の前の自己紹介をしてくれた人や司会者のプロフィールに触れながら
- 「〜〜さんは、〇〇ご出身とのことでしたが、〇〇といえば歴史上の偉人▽▽さんが有名ですよね。実は私の出身地は■■です。〜〜さんのご出身地の偉人▽▽さんと縁が深いとある人物の出身地でもあるのです。」
のようにエピソードを盛り込むこともできます。
自己紹介前の簡単な挨拶は「おはようございます」などでOK
自己紹介の前につける簡単な挨拶は
- ・おはようございます
- ・こんにちは
- ・初めまして
- ・自己紹介の指名を受けました。〇〇大学の〜〜です
のような形で大丈夫です。
自己紹介前の簡単な挨拶なので、そこまで気を張る必要はないですし、前の人が「おはようございます」ならあなたも「おはようございます」で大丈夫です。
普段大学ではどんなことをしているのか
普段大学ではどんなことをしているのか、趣味やサークルなどの興味や得意なことについて話題にします。
詳しくアピールする必要はありませんが、個人的な興味を伝えることで、話のきっかけにもなります。
インターンに参加した理由・参加にあたっての意気込み
他のインターン生へのアピールというよりは、インターン受け入れ先の企業の方へのアピールになります。インターンシップに参加した理由や、何を目標としているかなどに触れてください。
しっかり目的意識を持ってインターンに参加していないと、なかなか出てこないので注意してください。
通り一遍のよくある例文をもじったような意気込みだと、「就活のポイント稼ぎにきた」と思われる可能性が高いですよ。
相手に覚えてもらうためのキーワード
無理に作る必要はありませんが、「○○な人」という印象を与えられる言葉を盛り込むと覚えてもらいやすいです。
学内で呼ばれているあだ名を使って「学内では、〇〇な理由で〜〜と呼ばれています」のような形でもOK。ただし、インターン先の方が反応に困るようなキーワードしか思い浮かばないなら、あえて作る必要はありません。
インターンの自己紹介を制限時間別の例文で紹介
インターンの自己紹介は、時間別に複数用意しておくと便利です。
自己紹介の時間は15秒程度でいい場合や、「2分でお願いします」と時間指定されるものまで、いろいろなパターンがあります。
突然言われても慌てないように、「15秒」「1分」「2分」とそれぞれのパターンで自己紹介文を考えておきましょう。
15秒でインターンの自己紹介をする場合の例文
【15秒】
おはようございます。
○○大学○○学部の○○○○と申します。
今回は○○の仕事に取り組めるということで、楽しさや難しさを経験して、
多くのことを勉強させていただきたいと思っております。
本日はよろしくお願いいたします。
1分でインターンの自己紹介をする場合の例文
【1分】
おはようございます。
○○大学○○学部の○○○○と申します。
本日からインターンシップに参加させていただきます。
大学では○○サークルに所属しておりまして、○○をしたりすることが好きです。
その影響で、○○業界に興味があり、御社の製品に魅力を感じているので、
今回参加いたしました。ご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、
たくさんのことを学ばせていただきたいと思っております。
ご指導のほどよろしくお願いいたします。
2分でインターンの自己紹介をする場合の例文
【2分】
おはようございます。
○○大学○○学部の○○○○と申します。
大学では○○を専攻しておりまして、○○などの研究を行っています。
昔から○○が好きだったため、○○サークルに所属し、みなで日々練習に励んでいます。
先日のコンクールでは練習の結果を十分に発揮し、県2位という結果をいただきました。
(※ここでアルバイトの話をする場合は、取り組みや工夫していることなどをいれます)
今回、インターンに参加させていただいたのは、実際に仕事をしてみて、
今の自分に何が足りないか、今後何を身につけていけばいいかということについて、
ヒントを得たいと思ったからです。どんなことにも食らいついていき、
社員のみなさまから多くのことを学びたいと思っております。
ご指導のほどよろしくお願いいたします。
インターンで自己紹介をするときの注意点
人の第一印象は、最初の3〜5秒で決まると言われています。どんなにすばらしい内容の自己紹介をしても、話し方や表情などの印象が悪ければ台無しです。
好印象を与えるポイントは以下の4つです。
- ・見た目:髪型や服装は清潔感を保ち、きちんとする
- ・姿勢:猫背にならないよう、お腹に力をいれ背筋を伸ばす
- ・表情:相手の目を見て、笑顔で話すように意識する
- ・声:ハキハキと大きな声を出す
インターンに参加するなら目的意識をしっかり持つ
インターンに参加するなら目的意識をしっかり持ちましょう。「就活に必要だから仕方なく」のような意識はインターン先の人にもわかってしまいます。
インターンには短期と長期がありますが、どちらも会社の実際の雰囲気を知ることができますし、企業研究や業界研究にも役立ちます。
また、実際に社会人の方と一緒に働くことができるインターンもあり、社会人として求められる行動やスキル、マナーなどを前もって習得することもできます。インターンに参加することで得られるものは少なくありません。
そもそも企業がインターンを実施する目的とは
そもそも企業がインターンを実施するのは、新卒採用でのミスマッチを防ぐためという目的が大きいです。
近年は新卒で採用しても、3年以内に離職してしまう傾向が強まってきています。企業・学生の双方が「こんなはずじゃなかった」ということにならないよう、学生側に自分の企業の特色や働き方などの理解を深めてもらう目的があります。
インターンの時点でミスマッチがわかるのはいいこととも言えますが、やる気も目的意識もないのに参加されては企業も迷惑でしょう。
インターンの自己紹介は事前準備さえしておけば怖くない!
インターンは、企業で実際に働いている社会人に出会える貴重な場です。
これからインターンのメンバーとして一緒に活動してもらうため、はじめの印象づけとなる自己紹介も大切になってきます。好印象を与えられれば、自分を覚えてもらえるチャンスにもつながるでしょう。
慣れない自己紹介が怖い人もいるかと思いますが、事前にいくつかのパターンを用意しておけば大丈夫です。
力まず、自然体で自己紹介できるようにあらかじめ練習しておくようにするといいですね。