自己PRで「責任感」をアピールしたい場合のポイントと例文

自己PRで「責任感」をアピールしたい場合のポイントと例文

2016/01/06

自己PR

サークル活動やアルバイトなどで養った責任感は、就活でもアピールできる長所です。今回は、自己PRで責任感をアピールしたい場合のポイントを解説します。
1.責任感とは

責任・責任感…よく使われますが、どういった意味なのでしょうか?例えば、「仕事に対して責任感が強い」ならば、「引き受けた仕事を忘れたり、途中で放棄したりしないで、成し遂げようと最後の最後まで粘る意識が強い」ことをイメージします。例えば、「自分の行動に責任がもてる」ならば、「周囲の人々や社会に迷惑をかけない、思慮深い行動ができる」ことをイメージします。「責任」とは、相手や社会との「約束」が伴うもののようです。

2.強い責任感をもって取り組んだこと

では、自分が強い責任感をもって取り組んだことには、どのような約束が伴っていたかを振り返ってみましょう。例えば、スポーツ系サークルの強化担当に強い責任感をもって取り組んだならば、サークルに対して

・強化の実現に全身全霊を捧げることを約束。
・少しでも質の高い練習を実施できるように、自主的に練習法を調べたり、工夫する(知恵を絞る)ことを約束。
・成果が表れない場合は、悩んだり、時には非難されたり等、苦しい思いをするかもしれないリスクを引き受けることを約束。
・よりよい成果を残すことを第一とし、自分の考えに固執せず、他者の考えも広く受け入れることを約束。

引き受けた当時に言葉にして約束したことだけでなく、無言のうちにも、どのような約束を胸に引き受けていたかも含めて思い出しましょう。

3.自己PR例

約束に成果を加えて自己PRを作りましょう。

「私はテニスサークルの強化担当に強い責任感を持って取り組み、3部から2部への昇格を実現しました。強化担当として最も心掛けたことは、少しでも良い練習法を日夜模索することです。本を通しての研究はもちろんのこと、評判の高いクラブのレッスンを体験したりもしました。実は、最初の3か月は思ったような成果が全く表れなかったため、自分の考えた練習メニューに自信がもてなくなり、精神的にキツイ思いをしました。「早めに辞任したほうがサークルのためになるのではないか、いや、辞めたら、新担当が練習法を考えるまでの時間が浪費され、もっと迷惑をかけるのではないか」そんなことをグルグル考え続ける時期もありました。

そんな私を救ってくれたのが、「練習のおかげで勝てたよ」という友人の言葉でした。それからは、幹部だけでなく後輩にも実際に練習してみての感想や意見を求め、練習法を進化せてゆきました。この経験を通して気づいたことがあります。それは、「好きなことで苦労できる幸せ」です」

自分の責任感の強さを実感するためには苦労が必要です。もっとも苦労した時、自分はどのようなことを考え、どのような行動をとったかを中心に作ってみましょう。



岡 茂信 (おかしげのぶ)
現在東証1部の情報システム開発企業での採用選考経験を元にジョブ・アナリストとして独立。大学及び就職イベントでの講演、有名企業に対し採用アドバイスを実施。著書に「就職活動がまるごと分かる本」「エントリーシート完全突破塾」「適職へ導く自己分析」がある。また、「岡茂信の就活の根っこ」(http://ameblo.jp/okashigenobu/)で就活の土台となる旬な情報を発信している

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