【東京の路面電車でぶらり春散歩はいかが?】はじめての「都電荒川線(東京さくらトラム)おどおど」#あつまれ!_おどおど学生。
皆さんは、「都電荒川線」をご存じですか? 都電荒川線は、東京都荒川区の「三ノ輪橋駅」から新宿区の「早稲田駅」までを結ぶ全長12.2キロの路面電車。「東京さくらトラム」という愛称でも知られていますが、地方から東京の大学に来た人にはなじみがないかもしれませんね。今回は、この「都電荒川線」についてご紹介します。
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都電荒川線とは?
都電荒川線は、東京都荒川区にある「三ノ輪橋駅」を始点に、北区の「王子駅前駅」を経由し、新宿区の「早稲田駅」までを結んでいます。つまり、23区の北側を横断している形になっています。
主要な鉄道が走っていないエリアだけでなく、町屋駅前(京成線や千代田線に乗り換え可能)、王子駅前(京浜東北線と南北線)、大塚駅前(山手線に乗り換え可能)など、都内を走る各鉄道路線に乗り換えやすい駅にも停車します。そのため、都電荒川線を上手に活用することで、都内をスムーズに移動できます。
学生街をつないで走る
都電荒川線には、さまざまな大学の最寄り駅があります。まずは「早稲田駅」。早稲田大学の早稲田キャンパスの北側(記念ホール側)に駅があり、大学へのアクセスは抜群。他にも学習院女子大学も近く、大学生の利用が多い駅です。
また「学習院下駅」は、その名のとおり「学習院大学」の最寄り駅。学習院大学東の明治通りに駅があります。「日本女子大学」も近くにあります。
「鬼子母神前駅」は東京音楽大学の池袋キャンパスが近く、「向原駅」は帝京平成大学が近くにあります。大正大学は、「庚申塚駅」や「新庚申塚駅」が最寄り。さらに北側に目を向けると、東京都立大学の荒川キャンパスが「熊野前駅」、帝京科学大学は「町屋駅前駅」の近くです。大学が近い駅が多いため、学生の利用が多いのも都電荒川線の特徴だといえます。
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都電荒川線に乗るには?
都電荒川線は「路面電車」なので、初めての場合は乗降方法で戸惑うかもしれません。以下に、都電荒川線乗車時のポイントをまとめました。
●「前乗り・後降り」が基本
都電荒川線は前方にある乗車口から乗り、降りるときは後方の「降車口」から降ります。
●乗車料金は一律
運賃は大人ICカード168円、現金170円。1駅で降りても、三ノ輪橋から早稲田まで乗っても全区間一律です。
●運賃は乗車時に支払う
運賃は乗車時に支払います。現金の場合は料金箱に入れ、ICカードの場合は運賃箱の読取り部にタッチしましょう。
●降りたい場合は「降車ボタン」を押す
降車駅が近づいたら「降車ボタン」を押します。ボタンを押さないと降車ドアが開きません(一応運転手が確認してくれることもありますが……)。また、混雑する時間帯は、スムーズに降りられるよう、早めに降車口まで近づいておきましょう。
●都電定期券を利用しよう
大学生の場合、通学用の定期券が発行できます。1カ月5,930円で、都電荒川線全線が乗り降り自由になります。学生証など通学証明を提示して購入しましょう。
路面電車ではありますが、基本的な乗車の流れは一般的な路線バスに似ています。初めは戸惑うかもしれませんが、すぐに慣れるでしょう。
解決!! 都電荒川線(東京さくらトラム)おどおど
「都電荒川線」の特徴や乗車時のポイントをご紹介しました。23区の北側に位置する大学の学生にとって、都電荒川線は生活の足となる重要な路線です。もし、進学予定の大学が都電荒川線沿線にある場合は、上京時におどおどしないよう、乗り方を覚えておきましょう!
文:大西トタン@dcp
編集:学生の窓口編集部
参考:東京都交通局「東京さくらトラム(都電荒川線)」https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/toden/