今回は『はじめての大江戸線おどおど』を解決 #あつまれ!_おどおど学生。
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上京した皆さんは鉄道網の複雑さに驚かれるのではないでしょうか。特に地下鉄の各路線はあちこちの駅で結び付きながら網の目のように広がっています。慣れるまでは地下鉄の利用でおどおどするかもしれません。
そこで今回は、都営地下鉄・大江戸線を取り上げ、おどおどせずに済むように利用ポイントについてご紹介します。
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大江戸線は変わった形をしている!
▼おどおど解決ポイント
1.大江戸線の路線は「6」のような形をしている。運行も独特
2.とにかく駅が深い! 地上に出るまで時間がかかる。乗り換えには要注意!
3.大江戸線「東京一周」の各駅は、都内の主要観光スポット巡りに最適
大江戸線はとても変わった形をしています。以下の路線図をご覧ください。
⇒引用元:『東京都交通局』「都営大江戸線停車駅」
大江戸線は、輪っかに棒を付けた――「6」の形をした路線です。
棒の西の端っこは東京都練馬区の光が丘駅。東の端っこは都庁前駅です。この都庁前駅を基点としてぐるっと東京を回って、また都庁前駅に戻ってきます。
大江戸線の「東京一周」の各駅は、都庁、新宿、代々木、青山、六本木、大門(東京タワー)、両国など都内の主要観光スポットにあります。
そのため、観光地巡りの地下鉄路線といっても過言ではありません。上京したら大江戸線の各駅で下りてみるのも楽しいのではないでしょうか。
都庁前駅から時計回りと反時計回りの列車がある
大江戸線の路線は、上掲のとおり「6」のような形をしていますので、運行も独特です。
光が丘駅を出発した上りの列車は、そのまま乗っていると輪っかの基点となる都庁前駅を経由して環状に運行される反時計回りです。ですので、逆の時計回りに進みたい場合には、都庁前駅で乗り換えないといけません。
基点となる都庁前駅では反時計回りに進む「六本木・大門方面」、時計回りに進む「飯田橋・両国方面」、「6」でいえば棒の部分に進む「練馬・光が丘方面」の3パターンが選択できます。
大江戸線の路線が「6」の形になっていることを覚えておき、自分の目的の駅がどの方面行きに乗ればいいのか、を選択してください。これが、大江戸線でおどおどしないための最大のポイントです。
とにかく駅が深い!
大江戸線のホームはとにかく地下深いところにあります。これは、新しい地下鉄路線であるためです。都内の地下の浅い部分がすでに使われており、深くするしかなかったのです。
注意していただきたいのは、ホームが地下深くにあるので「大江戸線に乗ったら地上に出るまで時間がかかる」という点です。
特に大江戸線・六本木駅のホームは都内地下鉄で最深部(地下42.3m:1番線ホーム)にあります。エスカレーターを利用しても地上に出るまで5分以上は確実にかかります。初めて利用すると「どれだけ深いんだ」と驚くことでしょう。
また、「蔵前駅」での都営浅草線乗り換えも遠いです。いったん地上に出て降りて、約300メートルもあります。ちなみに都営浅草線に乗り換えるには「大門駅」の方が便利です。
いずれにしても、総じて深いところにホームがあるので、大江戸線から他の路線に乗り換えるときには注意してください。
解決!!ターミナル駅おどおど
都営地下鉄・大江戸線は「6」のような形をした路線を走っています。そのため、基点となる都庁前駅での乗り換えが必要になる場合があります。この点をまず押さえておきましょう。
また、とにかくホームが地下深いところにあるので、乗り換える場合には時間がかかります。これらを把握しておけば、大江戸線の利用でおどおどしないことでしょう。
教えてくれたのはこの人!
監修:杉山淳一
Profile
乗り鉄。書き鉄。1967年東京都生まれ。
年齢=鉄道趣味歴。信州大学経済学部卒。信州大学大学院工学系研究科博士前期課程修了。出版社アスキーにてPC雑誌・ゲーム雑誌の広告営業を担当。1996年よりフリーライター。IT・ゲーム系ライターを経て、現在は鉄道分野で活動。
著書に『(ゲームソフト)A列車で行こうシリーズ公式ガイドブック(KADOKAWA)』『ぼくは乗り鉄、おでかけ日和。(幻冬舎)』『列車ダイヤから鉄道を楽しむ方法(河出書房新社)』など。
文:吉田ハンチング@dcp
編集:マイナビ学生の窓口編集部