2021年の東京オリンピックを機に開発が加速したとはいえ、東京都内にはまだまだディープかつローカルなスポットが数多く残っています。例えば、浅草にある「地下商店街」をご存じでしょうか？ 今回は、都内に残るお勧めのレトロスポットとして、「浅草地下商店街」をご紹介します。

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浅草地下商店街とは？

「浅草地下商店街」は、東京メトロの浅草駅から浅草寺まで続く（浅草寺への出口は閉鎖中）約80メートルの地下商店街です。開業は1955年（昭和30年）。国内で3番目に作られた地下街で、現存する地下街の中では国内最古だといわれているほど歴史があります。「浅草地下商店街」に行くには、商業施設「浅草エキミセ」の目の前にある8番出口に行きましょう。

「浅草地下街」と大きな文字と、イメージマスコットの『ちか男くん』が描かれた看板が目印。この階段を下りていくと、レトロな雰囲気の地下街が広がっています。地下鉄銀座線と直結しているので、銀座線の改札を出て、そのまま地下通路から商店街に入ることもできます。

「新仲見世通り」に出る6番出口からも入ることができます。こちらは初見では分かりにくいので注意しましょう。

浅草地下商店街には何がある？

浅草地下商店街は、ひと言でいえば「昔ながらの地下街」です。配線や配管むき出しの天井に薄暗い電球がボロボロのツートンカラーの床を照らします。

むき出しの天井

ある程度年齢を重ねている人にとっては懐かしく、若い人にとっては異空間に感じるでしょう。昼間はシャッターが下りている店が多いこともあり、人通り次第で廃墟感も味わえます。

立ち並ぶお店のジャンルも多様。居酒屋、ヘアサロン、コインロッカー、金券ショップ、占い屋、マッサージ店など、さまざまなお店がところ狭しと並んでいます。ベトナム料理やタイ料理といった海外の料理を提供する店もあります。この多国籍具合も、地下商店街の独特な雰囲気に拍車を掛けています。

6番出口近くにあるのが、ワンカップの酒瓶が並ぶフォトジェニックな壁が特徴の『Ninjabar』（忍者バー）。忍者の格好をしたスタッフが出迎えてくれる異色のバーで、外国人観光客に人気です。

浅草地下商店街は、整備された地上の通りとは全く異なる、レトロかつディープな空間がずっと広がります。地上と比べて人が少ないので、銀座線から新仲見世（6番出口）までゆっくり歩きたい人にもちょうどいいかもしれません。

解決!!「昭和レトロスポット」おどおど（浅草地下商店街編）

浅草の地下にある昭和レトロかつディープなスポット「浅草地下商店街」をご紹介しました。浅草にはレトロなスポットが数多くありますが、浅草地下商店街はまた違った独特の雰囲気で、いつもとは異なる浅草の景色が楽しめます。浅草に足を運んだ際は、ぜひディープな「浅草地下商店街」を訪れてみてください。

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文：大西トタン＠ｄｃｐ
編集：学生の窓口編集部

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