【尾道のお勧めスポットを教えて…?】情緒ある街並みを散策! はじめての「尾道おどおど」#あつまれ!_おどおど学生。
「尾道」は中国地方を代表する観光地のひとつです。美しい海と山、情緒ある街並みが特徴で、フォトジェニックなスポットも多いことから若い世代にも人気です。大学生読者の中にも「行ってみたい」と考えている人がいるのではないでしょうか。今回は、初めて尾道に行くという人の参考になるよう、お勧めスポットやアクセス方法をご紹介します。
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尾道ってどこにあるの?
尾道は正しくは「尾道市」で、広島県の南東部に位置する瀬戸内海に面した街です。海沿いの街であることは知っていても、広島県にあることを知らなかったという人は多いかもしれません。
古くから海運の要所として発展した尾道ですが、「文学の街」「映画の街」としても有名です。文学作品では、例えば志賀直哉の「暗夜行路」は尾道が舞台です(志賀は尾道に居も構えていました)。映像作品では、大林宣彦の『転校生』『時をかける少女』『さびしんぼう』が「尾道三部作」として有名。小津安二郎の『東京物語』も、尾道で撮影されたものです。『かみちゅ!』などアニメの舞台にもなっており、「聖地巡礼」を目的に尾道を訪れる若い人も増えています。
他にも、歴史的建造物が多く残る情緒ある街並みを散策したり、海と街を見下ろす景色が楽しめたりと、見どころが非常に多くあります。また、美しい景色を見ながらサイクリングができる「しまなみ海道」(西瀬戸自動車道)の始点であることから、サイクリストに愛される街でもあります。
尾道の見どころ
尾道には人気の観光スポットが多数あるため、初めての場合はどこに行けばいいのか迷うでしょう。尾道観光の参考になるよう、「お勧めスポット」をまとめました。
千光寺山ロープウェイ
長江口から千光寺山の山頂までをつなぐロープウェイです。わずか3分と短い時間ですが、ロープウェイの上昇に合わせてゆっくりと視界が広がる独特の眺望が楽しめます。尾道に来たなら外せないスポットです。
千光寺公園
千光寺山の山頂から中腹にかけて広がる公園です。公園内には、全長約63メートルの頂上展望台や尾道市立美術館があります。桜の名所としても知られており、春にはお花見も楽しめます。
千光寺
千光寺公園内にあるお寺。岩山に建てられた本堂からは尾道港を一望する素晴らしい景色を見ることができます。尾道観光の際は、ぜひロープウェイ、千光寺公園、千光寺を1セットで楽しみましょう。
天寧寺
尾道を一望するスポットは数多くありますが、中でも人気なのが天寧寺です。境内には尾道のシンボルである重要文化財の三重塔(海雲塔)があります。「三重塔越しの尾道」は、観光パンフレットにも使われている有名な景色です。
御袖天満宮
さまざまな映像作品の舞台に使われている神社。特に有名なのが映画『転校生』。本作では、主人公とヒロインが一緒に階段から落ちて心が入れ替わりますが、このシーンも御袖天満宮の階段が使われました。
尾道本通り商店街
尾道駅の東側にある約1キロのアーケード街。昔ながらのお店が数多く残っている中で、新しい店舗も増えており、新旧が混在する独特の雰囲気が楽しめます。尾道グルメを味わったり、お土産物を買ったりしたい場合はまずここに行きましょう。
猫の細道
千光寺からは階段で山麓まで下ることができます。その途中にあるのが「猫の細道」というエリア。ネコにちなんだグッズを取り扱う店やおしゃれなカフェが立ち並びます。道にも猫の意匠が施されており、フォトスポットしても人気です。
しまなみ海道
せっかく尾道に来たのなら、美しい瀬戸内海の景色が楽しめるしまなみ海道を通ってみましょう。自動車で通るのもいいですが、お勧めは自転車。レンタルサイクルのお店もあるので、自転車でのんびりと走ってみてはいかがでしょうか。
高見山展望台
尾道水道を挟んで尾道市街と向かい側にある向島の展望台です。ここからは瀬戸内海の島々を一望することができます。しまなみ海道の中でも特に人気の眺望スポットなので、向島に渡る機会があれば足を運んでみましょう。
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尾道はどう行けばいい?
最後に、尾道までのアクセス方法をまとめました。
自動車の場合
車で行く場合は、山陽自動車道の尾道I.Cで降りましょう。そこからは国道184号を南下すれば、尾道市に入ります。西瀬戸自動車道を使う場合は、西瀬戸尾道I.Cで降りるとスムーズです。尾道灯りまつりなどイベントが行われるタイミングでは周辺道路が混雑したり、駐車場が満車で入れない可能性が高まるので注意しましょう。
電車の場合
電車の場合はJR山陽本線の「尾道駅」まで行きましょう。山陽新幹線を使う場合は、「新尾道」で降りることになります。尾道市街まで距離があるので、バスを利用するのがお勧めです(約15分で尾道駅)。ちなみに、東京駅から行く場合は、新幹線のぞみで福山まで行き、そこからこだまに乗車して新尾道というルートが最短。所要時間は約4時間です。
バスの場合
高速バスで尾道に行くこともできます。例えば、東京(新宿発)から行く場合は、尾道駅前まで約10時間。横浜駅発の便でも、約10時間で尾道まで行けます。京都や大阪など関西方面からは約5時間、博多方面からは約4時間で尾道到着となります。料金は時期や乗車するバスのタイプによって異なりますが、新宿発尾道行きで片道約1万円前後です。
解決!! 尾道おどおど
初めて尾道に行く際におどおどしないよう、お勧めのスポットやアクセス方法をご紹介しました。尾道は見どころが多く、どこに行けばいいか迷うかもしれません。まずは今回挙げたポイントをメインに、気になるスポットを追加すれば、スムーズに観光できるはず。尾道を訪れる際は、ぜひ参考にしてみてください!
文:大西トタン@dcp
編集:学生の窓口編集部
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