ポニョ、海猿の舞台!? 広島大生が教える、有名作品の聖地になった広島の素敵スポット3選【学生記者】
こんにちは、広島大学3年の星野です。
私は普段、映画を見たり本を読んだりしながら大学生活を送っているのですが、たまに映画や本の舞台を自分の目で見たいと思うことがあります。実際にその地を訪れ、「ここがあの事件の現場か」「ここで彼女は涙を流したな」などを考えていると、まるで自分もその世界にいるような、不思議な感覚を味わえるものです。
私が住んでいる広島も、物語の舞台の宝庫とも言えるほど数々の作品の日常風景として登場しています。今回は、それらから選りすぐりの3つに焦点を当て、広島の隠れスポットをご紹介します!
■ポニョとそうすけが出会う港 福山市 鞆の浦
広島県福山市の南に位置する瀬戸内海に面した小さな港町、ここは日本で唯一江戸時代の常夜灯や波止場などが見られる広島の素敵スポットです。港町が持つ独特な生活感に加え、今も息づく路地や常夜灯の歴史的風景のなかを歩けば、あなたも物語の始まりに遭遇するはず! 宮崎駿監督の『崖の上のポニョ』に登場する海に面したあの町並みは、鞆の浦が元となっています。他にも、ドラマ『流星ワゴン』や映画『潔く柔く』のロケ地に使われるなど、人々の心をわし掴みにする港が、ここ広島にはあるのです。
■海猿になるための訓練はここで 呉市 両城の200階段
海上自衛隊の拠点がある呉の港を一望する素敵スポットに行くためには、少し覚悟がいるかもしれません……。両城の200階段。その名の通り、長くて急な階段が私たちの行く手を阻みます。ここは、映画『海猿』にて、海猿たちがボンベを抱えて階段を駆け上がる訓練シーンのロケ地となっています。ただし、登りきった後に待つ見晴らしの良さは、明日の筋肉痛も忘れさせてくれるはず!
■少年少女の「なつやすみ」をもう一度 尾道市の渡し船
尾道市には、島に向かう足となる渡し船が現在も活躍しています。数分間の船旅にかかる費用はたったの100円、向かう先は瀬戸内ならではの小さな島々です。ゲーム『ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団 「ぼくと秘密の地図」』は尾道が舞台となっており、もちろん渡し船も登場します。ここへ来れば、忘れかけていた少年少女の夏休みを、もう一度味わえるかもしれません。
■終わりに
紹介した作品の他にも、広島はさまざまな作品の舞台やロケ地に選ばれています。「あの風景は広島を描いていたのか!」なんていう発見もあったのではないでしょうか。ぜひ広島に訪れて、物語の雰囲気を味わってみてください。そして広島だけでなく、自分の好きな作品の舞台やロケ地を調べてみると、意外に身近な場所だったり、自分だけの素敵スポットだったりに、気づくかもしれませんよ。
<大学生のまずこれステップ>
1.好きな作品の舞台をチェック
2.そこまでの行き方を調べる
3.いざ、物語の中へ……。
文・星野 楽