【休学という選択は⁈】挑戦したいことがあり、休学すべきか悩んでいます…。はじめての「休学おどおど」#あつまれ!_おどおど学生。 2ページ目
休学するには「手続き」が必要です!
「休学したい」と思っても勝手に休んでも休学にはなりません。勝手に休み続けると出席日数や単位が足らなくなって進級・卒業できなくなり、最悪除籍されてしまうかもしれません。
また、休学の承認を得るためには、休学理由が適格なものかどうか確認されます。
例えば『東京大学 大学院総合文化研究科 教養学部』では休学の手続きについて以下のように定めています(要点を抜粋引用)。
<引用 >
休学する際には、教務課への届け出が必要となります。
休学に際して在学年数や進級、進学について注意が必要です。休学を検討している段階で早めに教務課にご相談ください。
また、個別の状況に応じて詳細に説明するため、可能な限りアドミニストレーション棟1階教務課前期課程チーム(3番窓口)にお越しください。
◆書類提出締め切り……こちらを参照(休学手続締切一覧)
◆必要書類……休学の理由に応じて異なります。
休学理由
病気のため……休学理由書は不要/添付書類は「診断書の原本」
海外の教育・研究施設において修学するため……休学理由書は所定の様式/添付書類は「受け入れ先施設から送付された受け入れ許可通知」
経済的理由……休学理由書は所定様式/添付書類は不要
上記以外の理由……教務課前期課程チームにて確認してください
以下のいずれかの方法で提出してください。
1.窓口提出
休学願、休学理由書、添付書類(必要な場合)、学生証をその場で確認し、受理します。
2.データ提出
休学願、休学理由書、添付書類(必要な場合)をスキャンしたデータを、
提出用フォームにアップロードしてください(フォームへのアクセスはUTokyoアカウントでのログインが必要です)。
内容を確認後に再度連絡を差し上げます。
<引用ここまで>
⇒引用元:『東京大学 大学院総合文化研究科 教養学部』公式サイト「休学・退学・復学について 休学の手続き」
https://www.c.u-tokyo.ac.jp/zenki/register/index.html
上掲のとおり、休学の理由に合わせて「休学理由書」を作成し、添付書類が必要な場合はそれを付けて提出(学生証の確認をして受理)。大学から承認を得るという流れになっています。
例えば、「インターンシップに参加するので休学したい」といった場合には、インターンの受け入れ先から発行された許可証などの書類が必要というわけです。
届けを提出して大学から承認を得るというのは、普通どの大学でも同じ流れですので、休学の希望がある場合は、学務課でまず確認しましょう。
休学の際は授業料に注意しよう!
休学するときには授業料がどうなるのか?について十分に気を付けましょう。「授業を受けていないから支払う必要はないでしょ」と独り合点はいけません。授業料というのは、あなたが授業を受けようが、受けまいが支払わなければならないものです。
「授業を受けないのはあなたの都合だ」という建て付けなのです――本来は。
休学には授業料の減免が受けられる!
ただし、現在では多くの大学で「休学時には授業料を減免する」という方針となっています(これが休学者が増加している理由でもあります)。
例えば、国立大学の場合には、原則休学時の授業料は免除されます。
しかし、この「原則」という点が問題で、必ず全額免除になるとは限りません。上掲の『東京大学 大学院総合文化研究科 教養学部』の場合は以下のように説明しています。
⇒参照・引用元:『東京大学 大学院総合文化研究科 教養学部』「休学手続締切一覧」
https://www.c.u-tokyo.ac.jp/zenki/leave%20of%20absence_deadline.pdf
「授業料債権」の取り扱い上の都合などで「この金額を納付してください」といった違いが出ます。これがまた大学生によって異なるのです。
例えば、私学の場合では授業料の一部負担を求められたり、授業料は免除されるが在学費は支払わななければならないなどのケースがあります。
ですので休学届けを出す前には授業料がどの程度減免されるのかについて、大学の公式ホームページ、また学務課で確認しておきましょう。
奨学金が受け取れなくなる!
気を付けていだだきたいのは、奨学金の給付を受けている皆さんです。休学すると奨学金が給付されません。休学するのであれば、「休学中は奨学金の受け取りを休止し、復学してから給付を再開する」という手続きを行っておきましょう。
休学届けの提出期限に注意しよう!
上の授業料の減免にも関わってくるのですが、いつまでに休学届けを出さなければいけないのかも各大学で違います。「休学開始日の2カ月前までが目安」といわれたりしますが、あなたの大学がそれでOKかどうかは要確認です。休学届けの期限を守れないと、予定した日から休学に入れなかった、という事態があり得ますので十分注意してください。
解決!!「休学」おどおど
「休学」は大学をいったん離れ、大学以外の場所で見聞を広めたいといった場合には良い選択となります。また学費の問題で大学に通い続けるのが困難といった場合には、思い切って休学し、お金をためてから復学するというのも一つの選択肢です。
現在では休学はそれほど珍しいことではありません。もし何か大学以外の場所で挑戦したいことがあるなら、休学という選択を考えてみてもいいかもしれませんね。ただし、今回ご紹介した手続きについてはしっかり行ってください。
文:高橋モータース@dcp
編集:マイナビ学生の窓口編集部
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