【前編】留学の準備はこれで完璧! 海外留学を考えている学生の不安やお悩みをプロが解決!

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世界的なコロナ禍も一定の落ち着きを見せ、最近では海外旅行や留学の動きが再び活発になってきました

そこで今回は、「留学の準備はこれで完璧! 海外留学を考えている学生の不安やお悩みをプロが解決!」と題した公開オンライン取材を開催。イーエフ・エデュケーション・ファースト・ジャパンで留学カウンセラーとして働く小倉佳奈子さんに、初めての学生でも安心な留学を実現する方法についてお聞きしました。今回はその【前編】の模様をお届けします!

登壇者プロフィール

PROFILE

小倉佳奈子(おぐらかなこ)

1996年生まれ、岐阜県出身。大学在学中にオーストラリアへ交換留学。 卒業後は旅行会社へ就職し、手配旅行、企画旅行を販売。 その後自動車部品メーカーの営業職を経て、現在のイーエフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン株式会社へ入社。 自身の留学経験をもとに、留学カウンセラーとして日々一人一人の生徒様が海外で活躍するための夢のお手伝いを行う、充実したキャリアを進む。今回はイギリス出張を終えて帰国したばかり。


小倉さんが9ヶ月間のオーストラリア留学で経験したこと

ーーまずは小倉さんの経歴について教えていただけますか?

イーエフ・エデュケーション・ファースト・ジャパンで留学カウンセラーをしている小倉佳奈子と申します。私自身、大学2年生のときに交換留学生として9ヶ月間、オーストラリアで英語を学びました。大学卒業後は旅行会社に新卒入社しましたが、コロナ禍をキッカケにイーエフに入社しました。

ーー学生時代に留学をしようと思ったキッカケは何だったのでしょう?

幼い頃にときどき家族で海外旅行をしていたのですが、旅先の人たちと英語でコミュニケーションを取る父の姿がとても楽しそうで印象的だったんです。それ以来、英語に興味を持つようになって、「留学したい」という気持ちに繋がっていったのだと思います。

ーー現地では、どんな留学生活を過ごしていたんですか?

私はアデレード大学付属の語学学校に通っていたのですが、日本人比率が常時6〜7割、多いときで9割にも上る学校だったので、少しでも甘えると、授業中も放課後も日本語を使ってしまいそうになるんです。

でも、せっかくの留学だから現地の人たちと交流したいと思って現地の学生さんたちに話しかけたり、レストランで隣り合わせた人に声をかけたりするなど、ひとりでも多くの友達を作るために努力しました。

ーー留学生時代に一番頑張ったことは何でしょう?

やはり英語の勉強ですね。通っていた語学学校では、5週間に1回のペースで大きなプレゼン大会があったんです。私は最初の頃、原稿を読み上げることしかできず、プレゼンへの苦手意識も強かったのですが、大会で表彰されることを目標に頑張って、最後の大会では1位を獲ることができました。

プロから学ぶ留学の種類や費用、渡航先の選び方

ーー留学にはどんな種類があるのか教えていただけますか?

一般的なのは約2〜4週間の短期留学、そして6ヶ月、9ヶ月、1年以上の長期留学ですね。あとは現地の大学に進学するための留学やインターンシップに参加できる留学、他にもワーキングホリデーなどがあります。

ーー留学にはどれくらいの費用がかかりますか?

国や都市の物価によって費用は上下しますが、4週間程度の短期留学でも航空券込みで50万円くらいはかかると思います。1年の長期留学の場合、お小遣いや航空券も込みで、最低でも350万円はかかると考えておいてください。

多額の費用はかかりますが、国の教育ローンなども使えますし、得られるものも少なくありません。留学によって得たものを将来に活かすことができれば、留学費以上のリターンを受けられる可能性もありますので、長い目で見れば回収できると思います。

ーー自分に合った留学先の見つけ方を教えてください。

いろいろな考え方がありますが、まずは「どんな発音の英語」を学びたいかということですね。アメリカ英語を学びたいならアメリカやカナダがいいでしょうし、イギリス英語ならイギリスやアイルランド、オーストラリア、ニュージーランドがいいと思います。

続いて「治安」を気にする学生さんも多いと思います。治安がいい国ならオーストラリアやカナダ、マルタあたりがおすすめですが、夜道を歩く際などは気をつけましょう。また、アメリカやイギリスにも治安のいい都市もありますから、個別カウンセリングなどの際に各都市の特徴を聞いてみるといいでしょう。

「物価」も大事な要素です。今は円安なので、ヨーロッパやアメリカでは物価が高く感じます。しかし、マルタなら日本よりも物価が安いので、なるべく予算や滞在費を抑えたいならマルタが狙い目です。

「趣味」や「やりたいこと」に合わせて留学先を選ぶ方法もあります。例えば、「今は冬だけどサーフィンをしたい」という場合は、季節が日本とは逆のオーストラリアを選ぶといいと思います。「ヨーロッパの街並みが好き!」ということであれば、イギリスに留学すれば旅行も楽しめます。

あとは「気候」ですね。例えばカナダでも、バンクーバーなら日本の冬とそう変わりませんが、トロントはやはりすごく寒いので、冬に短期留学へ行く場合はなるべく極寒地ではない都市をおすすめしています。

ーーコロナ禍の留学で気をつけるポイントなどはありますか?

これまではコロナ禍の影響で、留学を我慢している学生さんも多く見られました。しかし、最近は入国時のPCR検査が不要だったり、ワクチン未摂取でも入国できたりするなど、状況がコロナ前に戻りつつあります。

気を付けるポイントとしては、マスクをしないのが当たり前となっている国や都市も多いので、自分自身で基本的な対策を取ったほうがいいということ。例えば、2週間の短期留学中に感染してしまった場合、「留学期間中の半分は隔離状態でした」みたいなことになってしまいかねませんので、注意が必要です。

ーー留学するにあたって必要な事前準備があれば教えてください。

まずは語学力でしょうか。事前にどれだけの語学力をつけるべきかは、留学期間によっても違います。

イーエフでは外国語の運用能力を「セファール」というヨーロッパ基準で測っていて、全部で12段階のレベルに分けられるのですが、留学期間中は大体6週間ごとに1つレベルが上がっていく計算で考えています。留学中にどこまで語学力を高めたいかを決め、そこから逆算して事前に身につけておくべき語学力を設定するといいでしょう。

あとは海外旅行保険ですね。保険に入る際の注意点は「治療費」の部分。アメリカは特に治療費が高く、一回の手術で1億円などはザラにかかります。「クレジットカードの付帯保険で十分だ」と考える人もいますが、クレカが保証してくれるのは大体100万円までなので、9900万円は自腹になってしまいます。それでは意味がありませんよね。

今はコロナもありますから、治療費無制限、もしくは1000万〜5000万円程度の保証をしてくれるプランへの加入をおすすめしています。

ーー留学のメリットとデメリットを教えてください。

メリットは数え切れないほどありますが、まずは自己成長に繋がること。誰も知り合いがいない国で生活した、という経験は必ず自信に繋がります。また、語学力が上がればキャリアも広がるでしょう。海外の友達を作れるというのも、とてもいい財産になると思います。

デメリットはあまりありませんが、敷いて言えば留学自体をゴールにしてしまうとあまり意味がないという点でしょうか。今は留学に行く学生も増えているので、現地でボーッと過ごしてしまえば、就活でも役立ちません。面接官が見ているのは、留学先でどんなチャレンジをして、どんな困難を乗り越えてきたかという点です。

留学をゴールにするのではなく、留学先でどんな経験を積むのかをしっかり考えておきましょう。

後編につづく

文:猿川佑
編集:学生の窓口編集部
取材協力:イーエフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン

イーエフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン株式会社
語学学習、文化交流、アカデミックプログラムそして研修旅行を通じ世界を広げる。 語学留学をはじめ、文化交流や、外国語による専門分野での教育を推進している。50カ国以上にオフィスがあり16カ国で語学学校を展開している。また、英語力測定テスト「EFSET」を実施している。
https://www.efjapan.co.jp/ils/

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活字中毒の中年編集者です。暇さえあれば本やウェブコンテンツを読み漁っています。 文章や言葉で読者を楽しませたり、悩みに寄り添い勇気づけられるよう、日々悪戦苦闘しながら言葉を紡いでいます。

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