「今日、ケンタッキーにしない？」のフレーズでおなじみのファストフードチェーン『ケンタッキーフライドチキン』。オリジナルチキンやチキンフィレバーガーといった定番の味だけでなく、季節限定のメニューも魅力満載です。「実は行ったことがない」という人は、ぜひその味を堪能してもらいたいところですが、初めてだと何を頼めばいいのかなど分からないことがあるはず。今回は、初めての『ケンタッキーフライドチキン』をより楽しむためのポイントをご紹介します。

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ケンタッキーフライドチキンの基礎知識

まずケンタッキーフライドチキンの基礎知識をご紹介します。これを知っておくと、ケンタッキーフライドチキンがもっと好きになりますし、オーダーなどでおどおどすることはなくなりますよ！

ケンタッキーフライドチキンとは？

ケンタッキーフライドチキンには長い歴史があります。「カーネル・サンダース」ことハーランド・デーヴィッド・サンダース(以下、カーネル・サンダース)がケンタッキー州コービンの国道沿いのガソリンスタンドに併設されたレストランをオープンしたのは1930年。このレストランのホスピタリティあふれる接客と提供される商品の味は、トラック運転手たちの間で評判となり、大繁盛しました。

1935年には、レストランの成功が称賛され、ケンタッキー州の知事から「ケンタッキー・カーネル」の名誉称号を授与されます。現在も使われる「カーネル（大佐）」は、ケンタッキー州から贈られた名誉称号です

1940年には、現在に続く「11種類のハーブ＆スパイスを使用し、圧力釜でじっくり揚げる」というレシピを完成。カーネル・サンダースはレシピを終生明らかにすることはなく、ケンタッキーフライドチキンではこの秘伝のレシピを現在も継承して、1本ずつ店舗で手づくりして完成させています。

この、カーネル・サンダースの味を引き継ぐフライドチキンを「オリジナルチキン」と呼びます。

KFCの最初のフランチャイズ店ができたのは1952年です。場所はユタ州ソルトレイクシティ。以降も、フランチャイズ店は拡大を続け、海外にも展開していきます。

日本に初上陸したのは1970年の大阪万博でのこと。会場内に店舗が設営され成功を収めました。このときは実験店だったのですが、同年11月には愛知県名古屋市に記念すべき日本1号店がオープンしました。

残念ながら、この1号店はうまくいかず翌年には閉店します。その後、3号店までは郊外型店舗でしたが、都市型立地店舗に変更した4号店の神戸のトーアロード店(現在は閉店)でようやく大成功を収めることができました。同年には東京都港区に5号店である青山店（現在は表参道・北青山店に改称）がオープン。念願の東京進出を果たします。この店舗は現在も繁盛しており、現存する日本最古のケンタッキーフライドチキン店です。

つまり、ケンタッキーフライドチキンは日本に上陸してすでに50年以上の歴史があり、「クリスマスはケンタッキー」という文化も日本には生まれています。カーネル・サンダースがつくり出した味はすっかり日本に定着したといえるでしょう。

ケンタッキーフライドチキンでは、

「おいしさ、しあわせ創造」を企業理念に掲げ、安全で安心な素材を使い、手づくりで調理することへこだわり、できたてのおいしさと最高のホスピタリティをお客さまに提供し続けてきました。1970年の大阪万博で日本に上陸し、長い間お客さまに親しまれ、現在、約1,180店舗以上のブランドを全国展開しています。

――と説明しています。

ケンタッキーフライドチキンの特徴、魅力

ケンタッキーフライドチキンの魅力はやはり「オリジナルチキン」にあります。秘伝のレシピ・圧力釜調理・手づくり調理といったオリジナルな存在で、「フライドチキンはやっぱりケンタッキーでないと！」という人が多いのです。

最近では、ケンタッキーの味を再現するのに挑戦しているYouTuberの動画なども散見されますが、完全再現はなかなか難しいようです。

ケンタッキーフライドチキンによれば、「創業者カーネル・サンダースが編み出した秘伝の11種類のハーブ＆スパイスを使用し、圧力釜でじっくり揚げて、お店で1本ずつ手づくり調理しており、そのどれもが不可欠であり、誰にも真似できない味をつくりあげています」とのことです。

ケンタッキーフライドチキンの代表的なメニュー

ケンタッキーフライドチキンの代表メニューといえば、まずはオリジナルチキン。クリスマスにもオリジナルチキンをチョイスする人が多いでしょう。オリジナルチキンには、「サイ」「ウイング」「キール」「リブ」「ドラム」という5つの部位があるのをご存じでしょうか？

それぞれの特徴を以下にまとめました。

サイ：5つの部位のなかでも最も脂身が多い、腰の部分。食感もしっかりしていて食べ応えがあります。

ウイング：よく動かす手羽の部分。肉質がしっかりしていて、コラーゲンもたっぷり。濃厚な味わいを楽しめます。

キール：胸の部分。脂身が少なくてあっさりした口当たりです。軟骨と小骨以外は肉なので、食べやすい点も好評です。

リブ：あばらの部分。小骨が多いものの「しゃぶって食べるのが好き」という声も。旨みは強いですが、脂身は少ないので意外とあっさりしています。

ドラム：オリジナルチキンと聞くと、大半の人が思い浮かべるであろう代表的な脚の部位。小骨がなく食べやすいことから、子供にも好評です。

ケンタッキーフライドチキンといえば、「バーガー」も見逃せません。

「あれ？」と思われる人もいらっしゃるかもしれませんが、2022年10月からこれまで使われてきた「サンド」という名称が「バーガー」に変更されました。

例えば、人気の高い「チキンフィレサンド」は「チキンフィレバーガー」となっています。

チキンフィレバーガー: 全粒粉バンズに11 種類のハーブ＆スパイスでジューシーに仕上げた国内産チキンフィレ、レタス、オリーブオイル入りマヨソースを挟んだバーガー。

なぜバーガーになったのか、ケンタッキーフライドチキンに聞いたところ、

ケンタッキーフライドチキンの課題であるランチの時間帯、且つバーガー領域に注力することで、よりお客さまに身近で、日常的に選んでいただけるブランドとなるためです。もともとケンタッキーフライドチキンといえば、オリジナルチキンの印象が強いのですが、今回の施策によってバーガーの認知度を大きく改善できました。名称変更だけでなく、定番バーガーを2種類から5種類へ同時に拡充もしました。

――とのことでした。

デリバリーでもケンタッキーフライドチキンが買える！

ケンタッキー・フライドチキンはデリバリーでも購入可能です。こちらも電話またはネットから注文できます。対応している店舗であればKFCデリバリーがありますし、配達代行サービスも利用できます。以下のサイトにアクセスすると、デリバリー、ピックアップについての店舗情報が得られます。

⇒参照：『ケンタッキーフライドチキン』「KFC PickUp」
https://www.kfc.co.jp/pickup?u...

⇒参照：『ケンタッキーフライドチキン』公式サイト
https://www.kfc.co.jp/

アプリを使ってみよう！ マイルもたまる

ケンタッキーフライドチキンの公式アプリを使ってオーダーすることもできます。また、このアプリでは「マイル」をためることができます。公式アプリの「トップページ」または「マイページ」から会員証（QRコード）を表示し、お会計時に提示することでチキンマイルが付与されます。 購入金額250円ごとに100チキンマイルが貯まり、1日1回店舗でお会計をするたびに100チキンマイルがもらえます。

⇒iPhone用
https://apps.apple.com/jp/app/...

⇒Android用
https://play.google.com/store/...

ケンタッキーフライドチキンからのTips

ケンタッキーフライドチキンにお勧めメニュー（アレンジレシピ）の組み合わせを聞いたみたところ、「骨なしケンタッキー×ビスケット」でした。

「骨なしケンタッキーの塩味とビスケット・ハニーメイプルの甘みが『こんなにもマッチするなんて！』と驚きを隠せないこと間違いありません」とのことですので、学生読者の皆さんもぜひ試してみてください。

最後に、ケンタッキーフライドチキンから聞いた「意外と皆さんが知らないトリビア」を一つ。カーネル・サンダースの立像についてです。

立像は60歳代のカーネル・サンダースを忠実に再現しています。身長180cm、眼鏡は度入りです。店頭に置くのは実は日本発で、日本KFCの創業メンバーが視察でカナダを訪れた際、とあるお店の倉庫で眠っていたカーネル・サンダースの立像を発見したことがきっかけです。

創業当時の日本ではKFCはなじみが薄く、赤と白のストライプの店舗外観から電気屋や理髪店に間違われることもあったため、「創業者をお店のアイコンにしたらどうだろう？」という考えから、立像を店頭に置くアイディアが生まれ、カナダからわざわざ立像を持ち帰ったそうです。

ケンタッキーフライドチキンのアイコンになっているカーネル・サンダースの立像は、実は日本で始まったものなのです。またカーネル・サンダース本人を忠実に再現しているため、眼鏡は「度付き」です。皆さんはご存じだったでしょうか？

解決!!「KFC」おどおど

ケンタッキーフライドチキンは、は、ひとりで食べてもおいしいですが、パックやセット、BOXメニューのほか、「パーティバーレル」など期間限定メニューを購入して大勢で楽しむのもお勧め。大学の友人やゼミ仲間とケンタッキーフライドチキンでパーティーを開くのもいいですね。「チキンが食べたい！」と思ったときは、秘伝のレシピでつくられたオリジナルチキンを堪能してみてはいかがですか？

文：高橋モータース＠ｄｃｐ
編集：マイナビ学生の窓口　編集部

取材協力：『日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社』
https://www.kfc.co.jp/

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