紹介作品
『繰り返す私の「夏のある日」』/著者:芦屋瑞樹 さん
夏のある日、川を眺めていた。川の近くのちょっとした階段に腰掛けて、話をしながら。それも、3年間片想いしている彼と。
私が彼と出会ったのは、残念ながら漫画やドラマでよく見る運命的な出会いではない。ごく普通に彼は...... |
... ... エッセイの続き(全文)はこちらから
著者:芦屋瑞樹 さん |
学校・学年:慶應義塾大学 1年 |
著者コメント:友達関係が長いからこそ、好きな人に想いを伝えられない私のもどかしい想いを同年代のみんなに共感してもらいたくて応募しました。好きな人が見つけてくれたら、、なんて少し期待もしているのかもしれません。 |
『熟成博多明太子パスタにしていたら』/著者:カリン さん
先週の土曜日、舌を噛んだ。21年間生きてきて、一番噛んだ。六本木のウェンディーズで。駿河湾産釜揚げしらすと生ハムのレモンクリームパスタを食べていたら、急に噛んだ。そういうわけで、...... |
... ... エッセイの続き(全文)はこちらから
著者:カリン さん |
学校・学年:中央大学 4年 |
著者コメント:あまりにも舌が痛かったので、書きました。 |
『思いを馳せる』/著者:なこ さん
昔の人は、夏に、何を感じていたのだろう。
「去年より暑い」「例年より猛暑日が増える」とテレビは言う。
「去年より電気代が高い」「アイスを食べる量が増える」と人は言う。
暑さでやられちまっている。昨日今日、明日のことくらいしか考えられない。...... |
... ... エッセイの続き(全文)はこちらから
著者:なこ さん |
学校・学年:慶應義塾大学 3年 |
Instagram:@neko_neko_starbucks
|
著者コメント:あっという間に9月ですね。皆さんはアイスを美味しいうちに味わいきれましたか? |
『真夏の手汗の魔術師』/著者:井上智尋 さん
夏休みの炎天下のある日に私は何故かチラシ配りをしていた。都心の大きな街が舞台であったからこそ、圧倒的なヒートアイランド現象がスポットライト化した。周囲のスタッフの汗が源泉のように湧く表情と比較して、私は涼しい顔と向日葵のような表情のダブルキャストをしながら持つチラシを次々に捌いているのであった。...... |
... ... エッセイの続き(全文)はこちらから
著者:井上智尋 さん |
学校・学年:慶應義塾大学 3年 |
著者コメント:物心ついた時から手汗の止まらない生活を送っていました。そのため夏は毎回覚悟をせざるを得ません。世の中には多かれ少なかれ、みんなが悩み・病気・怪我等と戦っています。これは皆さんに送る一種のエールです。 |
『証明写真の夏』/著者:ふぐまくら さん
雪国の証明写真機は、外気温との差で結露が出来るのか、下半分がもやもやと白けたフィルターがかかった状態で出てくる。
それに気付いたのは前回、今回で確証に変わった。うん、なんだかみっともない。
取り出し口に念入りに手を突っ込んだあと、自分の顔が並んだ紙を眺めながら歩く。...... |
... ... エッセイの続き(全文)はこちらから
著者:ふぐまくら さん |
学校・学年:北海道教育大学 4年 |
著者コメント:夏休みは就職活動も佳境。涼しい時期に撮っていた証明写真を夏に見ると、なんだか違う人が写っているようで落ち着かなかった気持ちを込めました。逆さまに写る証明写真の君とは対面に座る面接官が持つ履歴書です。 |
『喜雨』/著者:寺田翔 さん
風鈴の音ではとても涼しさなど感じることのできない暑さのなか、ベランダで麦茶を飲みつつ景色を眺める。暑さに苦しむ人々を嘲笑するような太陽と、憎いほどに青い空を映す川の水面に、禍々しい黒色の雲が映り始めた。...... |
... ... エッセイの続き(全文)はこちらから
著者:寺田翔 さん |
学校・学年:大阪医科薬科大学 3年 |
著者コメント:天気が晴れの方が明朗で、雨の方が陰鬱になりやすいと思う。暑すぎる夏にはそれが逆転することもあると感じた。雨の降り始めには、折角の良い天気がと思っていたが降り始めてみると雨の心地よさに気づいた。 |
==============
あなたもエッセイを書いてみませんか?11月のキーワードは“ほっとするもの”