ヒリヒリするような夏のエモが詰まった『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』独占試写会レポ
『君の名前で僕を呼んで』で弱冠22歳にしてアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、一躍脚光を浴びたティモシー・シャラメ主演の最新作『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』が8月16日に全国公開されます。
『ムーンライト』『ヘレディタリー/継承』など多数の話題作を手がける新進気鋭の映画製作スタジオ「A24」の作品ということもあり、この夏注目の1本です。
そして今回、がくまどエンタメ部では本作の公開に先駆け独占試写会を開催しました! 会場に集まったのは大学1年生から大学4年生の43人の大学生。
今をときめくティモシー・シャラメ主演の映画とあって、会場を訪れた大学生はみんなおしゃれなガールとボーイたちばかり……!
会場にはティモシーの等身大(?)パネルとポスターも設置され、こちらをSNSでシェアするとオリジナルステッカーがもらえるというキャンペーンも行っていました♪
この夏、友達に勧めたい「青春」映画!
父親を亡くし、喪失感を抱えたまま立ち直れない少年の人生を大きく変えた、危なくて甘くて切ないひと夏の経験を描いた本作。
わたしも試写会で映画を拝見したのですが、鮮やかな映像とどこか懐かしい90年代の音楽たち、そしてスリリングで切ないストーリーで、まさに熱い夏の夜にぴったりな映画でした!

町一番の美女・マッケイラ。仏頂面が激マブです。
今回、一足早く映画を鑑賞した大学生のみなさんに、映画『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』の感想を聞いてみました。
作品を観た大学生のうち、約7割が「この映画を友達に勧めたい!」と回答。また、約7割の方がこの映画を観て「青春=アオハルしてる!」と感じたと回答しました。
作品を観た方に、どんなシーンに青春を感じたか聞いてみました。
日本的ないわゆる「青春」ではないので、共感というよりも憧れに近いものを感じた。青春はスリルと向こう見ずさがあってこそだと思うので、2ヶ月弱という限られた期間だということと、ダニーのピュアさに青春を感じた(20歳/男性)
海を越え、アメリカの少年の「青春」をひしひしと感じた方が多かったようです。
こんなに美少年のティモシーが、今回冴えない男の子の役だったのも衝撃でした。でも演じきっていてすごい!
ヒリヒリするような夏休みのエモさが詰まった本作。ティモシーファンはもちろん、80~90年代の青春映画好きの方にもたまらない映画になっています。
むし暑い夏の夜、ぜひ映画館へ足を運んでみてください!
ストーリー

1991年は、激動の年だった。
湾岸戦争が始まり、フレディ・マーキュリーはエイズで逝った。これは、アメリカ東海岸に位置する美しい海辺の町に記録的な猛暑が訪れた夏、この町の“伝説“となったダニエル・ミドルトンの物語だ。
6月。夏のケープコッドには、大きく分けて二種類の人々がいる。“サマー・バード”と呼ばれる都会からバカンスを過ごすために来た金持ちの観光客と貧乏な地元民だ。だが、ダニエルは、そのどちらでもなかった。この町で育ったわけでもなく、富裕層の子息でもない。彼のような立場は、肩身が狭く、居場所がない。高校を卒業したばかりのダニエルは、少し前に仲の良かった父親を亡くしたばかりだった。喪失感から抜け出せないまま、部屋に籠りっきりの息子を見かねた母親が、ケープコッドに住む叔母のところに大学が始まる9月までの3ヶ月間、気分転換を兼ねて送り込んだのだ。
ダニエルは、ある日、ハンター・ストロベリー(アレックス・ロー)と出会う。地元では有名なワルで危険な男だ。高校は退学させられ、大麻のディーラーとして稼いでいた。キレやすい性格で人を殺したという噂もあった。けれど、孤独なダニエルと一匹狼のハンターはなぜか意気投合した。ふたりで時間を過ごすうちに、ダニエルはハンターにたのみ込み、一緒に大麻を売りさばき始める。機転の利くダニエルが加わったことでビジネスは上手く回り始めた。勢いづいたダニエルは町の外にまでそのテリトリーを拡大させていくが、そんな彼にハンターは危険を感じ始めていた。
ダニエルは、ある日偶然、町一番の美人のマッケイラ(マイカ・モンロー)と出会い、恋に落ちる。しかし、マッケイラの兄が、じつはハンターだったのだ。大切な妹に手を出すな、と告げられてしまう。それでも彼女への気持ちを抑えきれないダニエルは、ハンターには内緒で付き合い始める。初めての恋は、父を失った哀しみを癒し、ダニエルは徐々に自分を取り戻していくのだがーーー。
8月。ケープコッドに最大級のハリケーンが迫る日、ダニエルの人生は決定的に変わろうとしていた……。
映画『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』8月16日(金)より新宿ピカデリーほか 全国ロードショー!
配給:ハピネット/配給協力:コピアポア・フィルム PG-12指定
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イラストレーター・チヤキさんによる映画のみどころ解説コラムはこちら!