履修登録とは? 仕組みとやり方を知ろう【体験談あり】
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大学で授業(講義)を受けるには、一般的な小・中学校、高等学校とは違い、「履修登録」という手続きが必要になります。
今回は、この履修登録の概要、登録方法、登録しないとどうなるかなど、履修登録の仕組みがどういうものかご紹介します。
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大学の「履修登録」は、全ての学生に必須の手続き!
大学は単位制になっていて、4年間で必要な単位を取得して学問を修め、卒業します。学生はこの単位を取得するために自分で受けたい科目を選択し、自分で時間割を組みます。
「履修登録」(読み方は「りしゅうとうろく」)は、自分で時間割を組むことを指します。「履修登録」は、前期・後期の授業が始まる前に大学に申請する必要があり、期日までに申請しないと受けたい授業が受講できないのです。
小・中学校では自分の教室で待っていれば、時間割どおりに先生が教室に来て、授業を受けることができます。高校は大学と同じように単位制になっていましたが、学生が時間割を組む自由はほとんどなく、基本的には小・中学校と同じです。
大学の単位には「必修科目」「選択必修科目」「自由科目」がある
大学の科目の中には必ず単位を取得しなければならない「必修科目」と、いくつかの選択肢の中から選べるものの卒業に必要な「選択必修科目」、自由に選択できる「自由科目」があります。
学生は、今年度受けなければならない必修科目や卒業までに取得しなければならない単位数を考えて、「履修登録」をしなければなりません。
学生が「履修登録」を経て組む時間割は、それぞれ独自のものになります。卒業までに取得したい資格や、興味によって時間割は異なるため、友人や先輩のものを丸写しというわけにはいきません。
「履修登録」のやり方
「履修登録」のやり方は、大学によって細かい部分で違いがありますが、基本的には同じです。
- 1.シラバスで授業概要を確認する
- 2.必修科目、選択必修科目をチェックする
- 3.自由選択科目として学習したい科目をチェックする
- 4.決められた方法で「履修登録」する
学生は「シラバス(講義・授業の内容、学習の計画などを知らせるために作成される資料)」で期間中に行われる授業の概要を確認することができます。そして、この情報から学習したい科目を選択し、履修登録を行います。
登録した授業のうち、受講希望者が多い場合は抽選になり、後日合否が知らされます。すでに決まっている授業の変更や取り消しについても、必ず期間内に申請しなければなりません。
「履修登録」をネットで行う大学が増加中
シラバスの閲覧や履修登録をネット上で行う大学が多くなっています。
ネット上で「履修登録」を行う場合は、このような手順であることが多いようです。
- 1.大学が指定する学生用HPからログイン
- 2.Web履修登録画面を開く
- 3.「履修申請」「シラバス」「時間割」などのメニューから「履修申請」を選択
- 4.受講したい単位を選択し「登録」もしくは「申請」する
この際、人気のある科目の場合は受講可否が抽選になる場合があります。受講の当落の連絡も学生用HPにくることが多いです。後日、自分の「履修登録」がきちんと通っているか確認しましょう。
「履修登録フラグ」は気になる科目に立てておく目印のこと
「履修登録フラグ」は、学生用の管理画面で「気になる」「必修科目だから受講しなくてはならない」といった科目に「目印」を立てる機能のことです。
学生間のスラングでは、卒業必須科目を落としてしまった場合や、履修登録期間が始まった場合などに、「履修登録フラグが立った」のように使うこともあるようです。