【ミクシィの先輩社員】Poiboyグループ:井上 瀬里香さん 2ページ目
▲学生時代の井上さん
井上さんのガクチカ(学生時代一番力を入れていた活動)は?
大学の1年生から3年間ずっとアルバイトに打ち込んでいました。キャラクターショップのグッズ販売員として、お客様を案内できるよう600種類以上いるキャラクターの顔と名前、関連している商品を徹底して覚えました。おかげでお客様からも「商品のことをよく知っている店員さん」として名前を覚えていただき、イベントの司会にまで抜擢してもらうことができました。このときの経験を通して、自分が扱う商品を誰よりも深く知ることの大切さを学べたと思います。
仕事で役立っている大学時代の経験は?
美大時代に行った、グループでの展示会開催です。20人ほどのチームで展示会という大きな目標に向かってひとつのテーマのもとに、長期的なスケジュールを組んで作品を作っていきます。その過程でなかなかメンバー全員の制作がスムーズにいかず、自分の判断で意思決定できないもどかしさがありました。社会に出ると1人で作業することは少なく、チームで動くことがほとんどなので、1人1人をコントロールして目標に向かっていくことの重要性を知ることができたのは、本当にいい経験でした。
就活前にやっておいたほうがいいことは?
私は野球が大好きなのですが、スタジアムへ試合を観に行くと、大きなスクリーンに映る映像や、球場周辺で繰り広げられるイベント・屋台など、試合が行われているグラウンド以外にも観客の気持ちが盛り上がるさまざまな要素があって。その裏では、必ずそのコンテンツを作っている人がいるんだなと気づいたときに、わたしの中で「なりたい姿」が見えたのだと思います。きっかけは人それぞれだと思いますが、そうやって自分の興味がたくさんの職業につながっていくと思います。就職活動前でなにになりたいか迷っている人ほど「自分がなにに興味を持っているか」を知り、「そこにどんな人が関わっているか」を考えてみてください。そうすることで、将来の可能性が大きく広がると思います。
アルバイトでも商品について学ぶことを妥協しなかったという井上さん。穏やかな口調の中にも強いプロ意識を感じました。野球観戦から人を喜ばせるコンテンツ作りに興味を持ち、そして現在、アプリ開発に携わる中で、誰かの日常を豊かにできることにおもしろみを感じているそう。学生のみなさんもそんな井上さんの背中を見て、ぜひ自分の天職を探してみてくださいね。
趣味:野球(観戦&プレイ)
特技:アジの3枚おろし
就活で受けた企業数:5社
志望していた業界:玩具業界→IT業界
今の会社の魅力:チャレンジできる環境があること
文・田本麻未(M-3)
写真・宇田川大輔(M-3)
取材協力:株式会社ミクシィ