良い印象を持ってもらうために、つい話を大きくしてしまうことを「盛る」と呼ぶことがあります。
この「盛る」には2つの場合があって、1つはその話のモトとなるできごとがある場合と、もう1つはモトとなる話がない、つまり「捏造」の場合があります。
例えば、採用条件に自動車の運転免許が必要と書いてあり、あなたが免許を持っていないのに「持っている」とエントリーシートに書いたり、面接時に言ってしまった場合は「捏造」となります。
このように、あなたの「盛った」内容が雇用に直接関係してくることなら内定を受けた場合に不正とされる可能性が大いにあるでしょう。
そもそも採用面接のときの発言内容が採用の前提となることを覆すようなことだった場合は、企業側にとっての裏切り行為と解されても仕方ありません。
ただし、それが不正なのかどうかはその後の企業側の解釈に委ねられる部分もあるとは思いますのでなんとも言えないところでもありますが、確実に不正であると言えるのは、採用条件となっていることに「捏造」があった場合となるでしょう。
もし、仮にあなたの発言が「捏造」であって、それがバレない状態で採用されたとしても、あなたはその「捏造」に責任を負いながら入社し、働き続けていくことに恐怖を感じながら過ごすこととなります。
つまり、就職活動において話を「盛って」しまったことで、あなたはこのようなリスクを冒し、生涯ウソを貫き通すこととなってしまいます。
さて、ここでどうして「盛る」必要があるのかをよく考えてみましょう。