適性検査の種類や内容とは?知っておきたい対策を紹介【練習問題リンクあり】

適性検査の種類や内容とは?知っておきたい対策を紹介【練習問題リンクあり】

2019/03/13

就活の基礎知識

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就活をきっかけに初めて適性検査という試験を受けるという人は多いのではないでしょうか。適性検査は就活の流れのなかでも早い段階で受けることになるので、まず力を入れるべき対策とも言えます。そこで今回は適性検査にはどんな内容や種類があるのか、対策法としてはどんな方法があるのかをご紹介します。概要をしっかり把握して対策に取り組み、まずは適性検査の突破を目指しましょう。

就活の適性検査とは? 内容や種類

適性検査の内容とは?

就活の適性検査の内容を大きくわけると、言語・非言語の各分野における基礎能力(読み書き・計算能力)を問う問題と、性格や適性を診断するものがあります。基礎能力をはかる問題では、言語分野においては文章の読解力・文法・言語能力・言葉に対する知識量を見る問題が出されます。非言語分野においては基本的な計算問題が出されます。計算能力や答えの導き出し方、発想力、論理的な思考力などを見る目的です。

性格検査については、物事に対する取り組み方、指向性などをはかる問題が出されます。性格検査の中にはたくさん種類がありますが、基本は1問10秒前後で答えていく形式が多く、直感で答えていくことになります。

適性検査の種類

適性検査の種類には玉手箱(たまてばこ)・TG-WEB(ティージーウェブ)・GAB(ギャブ)・CAB(キャブ)・IMAGES(イメジス)などがあります。

同じ適性検査の名前でも難易度の高いものと低いもので内容が違っている場合もあります。受験する企業で出される可能性のある種類は、よく調査しておくようにしましょう。

非言語

暗算や筆算の力をためす計算問題、データや情報を分析して計算する問題、推論や暗号解読など、試験の種類によって内容は多岐にわたります。それぞれの対策本で、どのような点に気をつけて学習する必要があるのか確認しておきましょう。

言語

長文を読解して内容にまつわる正誤判断を行う問題や、空欄補充・文の並び替え・言語関係の問題などが出題されます。

性格検査

ストレス耐性・職場に対する適性・コミュニケーションの志向・変化順応性・マネジメント能力などを見られています。その企業の欲しい人材に合っているかどうかを判定するものになるため、どのような系統の人材を高く評価するかは、企業によって異なります。しかし、問題の内容自体に大きな違いはありません。

適性検査のおすすめ対策法

では、実際に適性検査を受ける前にどのような対策をしておくのがよいのか、おすすめの対策法をご紹介します。一般的に適性検査は業界を絞り込んでいない状態=就活が始まってあまり時間が経っていない時期に実施されることが多いです。そのため、業界を横断して異なる試験をいくつも受けることになる場合も多いです。つまり、複数の適性検査の対策を行っておくことが重要になってきます。

あとで、「もっと対策しておけばせめて面接には進めたはずなのに……」と悔やむことのないように、事前に時間をとって対策しておきましょう。ここから言語・非言語・性格の順に対策の方法をご紹介していきます。

言語


例えば空欄補充では、接続詞の使い方や熟語の意味の知識、長文を早く把握できる能力が必要です。文の並び替えでも同様に、接続詞の使い方や長文に慣れること、そして文の構成についてより適切な並びを判断できる知識が必要です。

また言葉の関係を見る際はその言葉や熟語の意味、成り立ちを理解し、瞬時に判断できる能力が求められます。長文の正誤判断に関しては、質問文と解答候補となる4択などの項目を先に読み、あたりをつけてから長文を読んでいくなど、問題を早く解くための工夫が必要です。

基本的には対策本や練習問題で解き方を理解してから、模擬試験を行って、時間配分や効率よく答えるための段取りを身につけておくことが重要になります。制限時間が迫ってきて、急いで判断したものなどは間違えてしまう可能性も高まるので、「一旦ざっと答えを書いて怪しい部分のみを重点的に振り返る」という練習をしておくとよいでしょう。

非言語

非言語の場合は、計算の速度を練習で上げておくことが第一に重要です。種類によりますが、暗算などの計算の速さを求められる問題もあります。単純計算だが問題数が多いものを処理しきれず、その後の考えなければ解けない問題の時間がなくなるということを防ぐためにも、ぜひ計算速度を鍛えておきましょう。

また、表やグラフから情報を読み取ってそこから計算を行うというものの場合、データの読み取り間違いをしやすいポイントなどが対策本の解説に載っているので、重点的に勉強して間違えないように注意しましょう。

性格検査

特別な対策は必要ありませんが、無理に自分を偽っても回答にブレが生じてしまうので、正直に回答するように注意しましょう。

まとめ

就活生が気になる適性検査の内容や種類、知っておきたい対策法をまとめてご紹介しました。不明点が多いと不安になってしまうもの。この記事で不安や悩みをなくし、対策に取り組んでみてください。適性検査は取り組めば成果が出やすいため、やっているのとやっていないのでは大きな差がついてしまいます。忙しい時期を迎える前に、コツコツ取り組んでおきましょう。

適性検査をマスターしよう! 【言語・非言語】練習問題まとめ

高下 真美(たかした・まみ)
新卒でインターンシップ紹介、人材派遣・人材紹介のベンチャー企業に入社。ベンチャー企業から大手IT・流通・情報・サービスなど多岐に渡る業種で営業・コーディネーターを担当。その後、大手採用コンサルティング系企業で8年の勤務を経て退職。現在は企業の採用HPインタビュー・執筆、就職・転職ノウハウ記事を執筆するフリーライターとして活動中。

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