適性検査の受け方を種類別に解説!Webテスト・テストセンターなど対策まとめ
みなさんは、適性検査の受け方を知っていますか? 就活で初めて受験することになり、そもそもどうやって受ければいいのかわからず戸惑っている人もいると思います。適性検査の受け方は大きくわけると、パソコンを使って受けるWebテスト・テストセンターWebテスティングなどの場合と、紙に筆記するマークシートの2種類があります。それぞれの方式で受け方・気をつけるポイントも違います。
そこで今回は、パソコンとマークシート両方の方式で受け方、答え方、受け忘れなどを防ぐ方法をご紹介します。ぜひ参考にしながら、スムーズに受検できるよう対策してみてください。
適性検査の受け方1.パソコンで受ける場合
就活の適性検査ではWebテスト・テストセンター/Webテスティング・筆記/マークシートなどの方式があり、それぞれで受け方が異なります。自分が受ける必要がある適性検査について、予約の有無や対策方法などを知っておくことで余裕を持って受験することができます。まずはパソコンでの適性検査の受け方2つを解説しますので、これらの形式で受験をする必要がある方は参考にしてみてください。
Webテスト
Webテストとは、インターネットがつながる環境で、指定されたテストページにログインして受検するという適性検査の受け方です。自宅などで受検できるため、わざわざ会場まで行かなくても自分の好きな時間に受けられるのがメリット。夜など他の活動と被らない落ち着いた時間に実施できるのも就活生にとってはありがたいのではないでしょうか。
ただし受け方の注意点として、受検期限があらかじめ設定されているため、期限の当日や前日などは回線が混み合う可能性があります。できる限り期日には余裕を持って受検するようにしましょう。そして、パソコンの動作環境についても面倒くさがらずに必ず行ってください。多くのwebテストでは本題が始まる前に、お使いのパソコンの環境をチェックする設問が設けられています。
パソコンエラーによって受検途中の結果が送信されてしまった場合などもやり直しできない場合が多く、実力を出せずに不合格が決まってしまいますので、チェックを怠らないようにしましょう。
また、自宅で受検する場合は電卓使用がOKというケースも多いため、電卓の使用にも慣れておきましょう。計算問題などで使用します。もし自宅にない場合は、購入しておくといいでしょう。
テストセンター/Webテスティング
テストセンターとは、適性検査を決められた会場で受験するという適性検査の受け方です。
受け方の流れとしては、まずテストセンターの受検連絡メールが企業から送られてきますので、案内に沿ってテストセンターに受験日を予約します。会場は予約制で、適性検査のシーズン中は満員となっているケースが多いです。受験日が決まったら、性格検査を事前に自宅のパソコンかスマホで受検し、後日能力検査を受けるという流れです。
テストセンターで受験する受け方の注意点として、適性検査を実施しなくてはならない期間は決まっているのに、テストセンターの空きがなくて受けられないというケースがあります。企業からの案内メールが来たら即予約を完了させましょう。基本的に企業側に示された受検期限は延長できませんし、テストセンターも空きがなければ受けることはできません。素早く行動するようにしましょう。
また、Webテスティングは自宅受検ができる商品名を指します。こちらは最初に紹介したWebテストと同じく自宅で受検できるため、Webテストの項目を参考に受検してみてください。
適性検査の受け方2.筆記試験を受ける場合
就活の適性検査では先に紹介したようにWebテスト、テストセンターなどパソコンでの受験を求められる場合も多いですが、説明会や一次面接とセットで筆記・マークシート形式の試験を行う場合もあります。そこで、続いては筆記・マークシート形式の適性検査の受け方や、対策のコツをご紹介します。
筆記・マークシート方式
基本的にマークシート形式の適性検査を受ける場合は、他の部分に鉛筆で書いてしまわないように注意が必要です。また、早く塗りつぶせるように太めのシャープペンなど、あるいは鉛筆を用意しておくとよいでしょう。
マークシートの場合は通常の筆記試験とは違い、回答中に問題番号がずれてしまいやすいという特徴があります。一つずれるとすべて間違ってしまう危険性がありますから、見間違って塗りつぶしていないかはよく指差し確認するようにしましょう。
また、筆記やマークシートなどの場合は電卓使用がNGのケースも多いため、指示をよく確認し、間違って机の上に出さないよう注意してください。
適性検査の受け方3.期限切れや受け忘れを防ぐ方法
適性検査の受け方次第では、期限切れや受け忘れなどが起こってしまいます。筆記試験の日程ミスはまだしも、パソコンを使って任意の時間に行うwebテストやテストセンターはつい期限を過ぎて受験資格を失った……なんてことも起こりえます。就活中は非常に忙しく一気に予定が埋まっていくため、カレンダーアプリなどでチェックしていても抜け漏れが防げない可能性もあるでしょう。
また、スマホにメモを取っていたとしても、スマホを開けないシーンも多いため、必ず手帳とスマホ・PCアプリなどのカレンダー情報は同期するように心がけましょう。適性検査の期限切れ防ぐ方法としては、最初に手帳に書くこと。その後にスマホアプリに反映したり、あるいは最初にタスクリストに入れておき、後ほどカレンダー転記したりといった方法があります。受け方に限らず、できるだけ早めに受験しておくために、メモする際に受験期限を本来の予定よりも早めに設定しておくという作戦もあります。
適性検査の受け方4.用意する持ち物
適性検査を受ける場合は、パソコン(スマホ対応のものもある)、計算問題で使う指示があれば電卓、メモ用紙、筆記用具(スペアの鉛筆やシャープペンも)、時計などが必要です。基本的にはスマホがNGなので普段スマホを時計代わりにしている方は注意しましょう。
まとめ
適性検査の受け方や種類ごとの特徴をしっかり把握しておけば、いざ志望企業が受験を求めてきても慌てずに済みます。不安を少しでも解消することで、試験の中身に集中して本領を発揮することができるはずです。今回ご紹介した適性検査の受け方を参考に、安心した状態で受験できるように準備を進めてみてください。
まるっと分かる!『就活の適性検査』
・高下 真美(たかした・まみ)
新卒でインターンシップ紹介、人材派遣・人材紹介のベンチャー企業に入社。ベンチャー企業から大手IT・流通・情報・サービスなど多岐に渡る業種で営業・コーディネーターを担当。その後、大手採用コンサルティング系企業で8年の勤務を経て退職。現在は企業の採用HPインタビュー・執筆、就職・転職ノウハウ記事を執筆するフリーライターとして活動中。