最後に面接で短所や弱みを聞かれたときに注意すべき点についてご紹介します。短所や弱みを伝えることにはやってはいけないことが3つありますので、よく知っておきましょう。
就活面接のときに嘘をつくことだけは絶対にやめましょう。もちろん魅力的にするために伝えるポイントを変えることはあったとしても、事実無根の情報を伝えることはやめましょう。嘘がわかってしまうだけでなく、あなたの信用を下げることになります。
普通に面接を受けていたら合格していたかもしれなくても、嘘をついたことであなたが言っていることがすべて嘘だと思われ、落とされる可能性が非常に高いです。嘘をついて就職してもよいことはあまりありません。やめておくことをおすすめします。
その企業が欲しい資質の逆で、欲しくない資質ももちろんあります。企業研究をしていけば、自ずとその企業で求められていない資質もわかってきます。
例えば、商社の営業の場合大きな金額や他の国が関わる仕事になるため、慎重さと行動力の両方をもっていることが求められます。そんな仕事で短所が「軽率」と言われたらどうでしょうか?
おそらく「軽率」の逆に当たるものが「行動力」だとしても、軽率のイメージが先行する可能性があります。その場合はせっかちなどに置き換えて伝えるようにしましょう。
上記のような展開で伝えれば計画性をプラスできたこと、仕事の早さをアピールすることも可能となります。自分が伝えようとしている短所がその企業の仕事において致命的ではないか、というのは一度問いかけておくのがおすすめです。
就活をするということは、会社組織に属するということです。組織に適合するかどうかは採用においてもっとも重要なポイント。同じような特徴でも先ほどのように伝え方を変える、あるいは伝える短所自体を変えるなどで対応してください。
就活面接で1回は必ず聞かれるほど有名な「短所・弱み」の質問。しっかり対策しておけばむやみに怖がる必要はありません。短所を聞かれたら「自己PRの時間だ!」と思えるように準備を進めて、無事内定をゲットできる就活生になってくださいね。
執筆:高下真美
新卒でインターンシップ紹介、人材派遣・人材紹介のベンチャー企業に入社。ベンチャー企業から大手IT・流通・情報・サービスなど多岐に渡る業種で営業・コーディネーターを担当。その後、大手採用コンサルティング系企業で8年の勤務を経て、夫の転勤を機に退職。現在は人材系コラムの記事執筆など、フリーライターとして活動中。