では次に、面接で短所をうまく自己PRに変えて伝えるコツをご紹介します。「ご自分の短所や弱みを教えてください」と言われて、短所を伝えて終わってしまっては面接の意味がありません。面接の目的は「あなたがその企業に採用される価値のある人間だ」とアピールするためのものですので、その目的に沿って答えるようにしましょう。
長所が行き過ぎると短所になる=「長所が短所と表裏一体であること」を伝えられるため、短所を自己PRに変更する非常に有効な方法です。これを行うと長所を聞かれなくても、勝手に長所のアピールが可能となります。以下のような手順で、伝える短所を選んでみてください。
上記の手順で明確にすることで、その企業にふさわしい長所とセットで伝えることができます。短所の質問さえも自己PRに変換することで、他の方よりもアピール力の高い面接ができます。
短所は克服したエピソードがなければ、マイナス評価で終了してしまいます。そうならないためにどんな風に克服していったのかについてエピソードで伝えていきましょう。先ほど「・短所や弱みの対策をしているか、筋が正しいか」でご紹介した、下記5つの方法を使って克服したエピソードをまとめてみてください。
1.問題点を発見する
あなたは何をきっかけにその問題点に気がつくことができましたか?
2.問題となっている原因は何かを分析する
その問題の原因をどうやって特定しましたか?
3.その原因は何がきっかけで起きているかを明確にする
原因のきっかけはどう特定しましたか?どのような順序で考えましたか?順を追って思い出してください。
4.そのきっかけを取り除くのに有効な手段は何かを導き出す
なぜそれが有効だと思ったのですか?いくつか考えたうち、それを選んだ理由はなんですか?
5.実際に行動→検証→行動を繰り返す
実際に行動してみてどうでしたか?検証し、改善したポイントは何だったでしょうか。
上記をアピールすることができます。これだけの能力を1つの質問でできるわけですから、就活面接で頻出するのも納得できますね。