はじめての『美術館』おどおど』(美術館選び編)を解決 #あつまれ!_おどおど学生。
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大学生になって、新しい趣味に挑戦したいと考えている人も多いでしょう。そこでおすすめしたいのが「美術鑑賞」です。絵画や彫刻、工芸品など貴重な文化財について学べるので、見聞を広め、知識の幅を広げることにもつながります。しかし、初めてでは何をどうすればいいのか分からないもの。
今回は、「初めての美術鑑賞でおどおどしないためのポイント」を、美術ライターの浦島茂世さんに伺いました。まずは「美術館選び」の注意点を紹介します。
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『とっかかり』がある美術館を選ぼう
▼おどおど解決ポイント
1.美術館は全国に453館もある
2.とっかかりのある美術館を選ぼう
3.行く前にInstagramやTikTokもチェック!
美術館は全国に453館(平成30年度「社会教育調査(文部科学省)」)もあり、東京都内だけでも100以上の美術館があります。これだけ多いと、どの美術館に行けばいいのか迷ってしまうでしょう。美術館選びの段階でやる気をなくしてしまう可能性もあります。では、初心者が美術館選びする際は、どのようなポイントに注意すればいいのでしょうか。
浦島さんに美術選びのポイントを聞いたところ、「自分にとって『とっかかり』がある美術館を選ぶのがいいかと思います」とのこと。例えば、学校の遠足や社会見学で行ったことがあるところや、友達や知り合いが行って「良かった」と感想を述べているところを選んでみると良い、ということですね。
他にも、「InstagramやTikTokで見たことがある美術館や、展覧会のタイトルに聞いたことがある単語(たとえばモネとか印象派とか)が入っているところ」を選んでみるのも良いとのことです。
InstagramやTikTokもチェックしてみる
行ってみたいと思える美術館が見つかったら、次はその美術館がどんなところなのかを調べてみましょう。浦島さんによると
「気になる美術館や展覧会を見つけたら、InstagramやTikTokでその美術館のタグを見つけ、動画を一通り見てみましょう。どんな美術館なのか雰囲気がつかめます。聞いたことがない美術館、博物館に行く場合、終始『よく分からない』という状態で終わってしまいます。事前に調べるなどして、少しは理解を深めた状態で行ってみるのがいいですね」
とのこと。美術館の雰囲気や他の人がアップしている動画などを見て、素直に「楽しそう」と感じたスポットを候補にするといいですね。
思い切って自分が全く知らない場所を選ぶのもいいかもしれません。しかし、浦島さんのアドバイスにあるように「とっかかり」があれば、楽しめるきっかけになったり、興味を抱くポイントも見つかりやすくなったりします。初めての美術館選びでは、まずは「とっかかり」を意識してみましょう。
解決!! 美術鑑賞おどおど(美術館選び編)
美術鑑賞のファーストステップである「美術館選び」のポイントをご紹介しました。誰かと一緒に行く場合は、相手の経験(とっかかり)を踏まえて美術館選びをするのもいいかもしれませんね。次回は、「チケット購入から入館までの流れ」編です。ぜひチ
ェックしてみてください。
教えてくれたのはこの人!
取材協力・監修:浦島茂世
美術ライター。美術館訪問が日課。国内外問わず美術館を訪ね歩く。著書に『東京のちいさな美術館めぐり』『企画展だけじゃもったいない 日本の美術館めぐり』(共にG.B.)、『猫と藤田嗣治』(エクスナレッジ)など。美術講座講師、『All About』美術館ガイドも務める。
⇒Twitterアカウント
https://twitter.com/monoprixgourmet
⇒「東京のちいさな美術館めぐり」
文:中田ボンベ@dcp
編集:マイナビ学生の窓口編集部