バイク保険は排気量によって保険料が変わる? どこから変わるの?
バイクには排気量ごとに取得しなければならない免許が異なります。保険料も同様で、排気量が大きくなるほど保険料も変動してしまいます。今回はバイクの排気量ごとに、保険料が異なってくることについて解説していきます。
排気量によって保険料は異なる
一口にバイクといっても、さまざまな車種があります。これらの車種は、バイクに搭載されているエンジンの排気量によって区分されています。
バイク保険はこの総排気量によって保険料が変わります。
特に免許所持者が任意で加入を求められる任意保険については、保険会社によって料金はさまざまです。
排気量が大きいバイクが運転できるようになると、高速道路を走行できるなど、可能な条件が増えていきます。当然その分交通事故などのリスクが高くなります。そのため、排気量が上がるほど保険料も高くなることが特徴です。
また任意保険については、年齢やバイクの使用方法などでも保険料が変わってきます。バイクの任意保険に加入する際は、自分の条件をいくつか整理したうえで、いくつかの保険会社に見積もりを依頼し、保険料の比較をすることが大切です。
排気量の区分について
前述の通り、バイクにはエンジンの排気量によりいくつかの車種に区分されます。
おおむね3つの区分に分かれており、「125cc以下の区分」、「126cc~250cc以下の区分」、「251cc以上」に分類できます。
125cc以下
一般的に「原付」と言われる50cc以下の原動機付自転車や、125ccまでの小型自動二輪車が該当します。
50cc以下の場合は、学科試験と実技講習によって免許が取得できるため、通学や通勤で気軽に使う人も多いことが特徴です。また50ccを超え125cc以下の小型自動二輪については、小型限定を含む普通自動二輪免許以上の免許が必要になります。
126cc〜250cc以下
普通自動二輪免許が必要になります。排気量の大きいバイクと比べると、車検を必要としないのでその分維持費を抑えることができるため、人気の高い排気量のバイクといわれています。
251cc以上
400ccまでの普通自動二輪、そして401cc以上の大型自動二輪が該当します。
400ccまでのバイクの場合は、250ccを運転する際の普通自動二輪免許で運転が可能です。大型自動二輪を運転する場合は、大型自動二輪免許が必要となります。大型自動二輪免許を取得すれば、これまで取り上げたすべての排気量のバイクを運転することができます。ただし免許の取得は18歳以上になります。
これらバイクの区分が上がるほど、排気量も多くなるため保険料も高くなるほか、契約内容によっては排気量の制限によって入れない保険もあります。任意保険に加入する際は、細かな補償内容について吟味しながら加入を検討しましょう。
まとめ
バイクの排気量によっては、車両の購入費よりも保険や車検などの維持費用の方が上回ることもあります。保険に加入する際は、自分が乗っているバイクの排気量に該当する補償内容を見比べながら、検討することが大切です。
(学生の窓口編集部)
監修協力:鈴木幸子
2010年よりFP活動を始め、子育てファミリーの家計相談、住宅購入相談を実施。フジテレビ「Live News it!」でコメンテーターを務めるなど、地元金融機関、住宅メーカーでの講演実績を持つ。保有資格AFP・証券外務員2種・相続診断士。