大学生の進路や将来についてのモヤモヤに、佐藤ノアさんが自身の経験や思いを総動員して答える「♯佐藤ノアの生き方道場」。第19回は、 周囲にうまく心を開けない・友達との関係に悩んでしまうというお悩みに向けて、周りと上手に信頼関係を構築する方法について聞きました。

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「でも」「だって」から始まる話はつまらない。人に好かれる会話術

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周りを巻き込むコツは、楽しみな気持ちをみんなでシェアすること

幸せの基準をちょっと下げて考える

楽しい旅行を期待してたら、そのぶんがっかりしちゃうよね。でも「友達でいれるだけラッキーだな」と考えた方が楽かも。

今回は白紙になっちゃったけど、もし旅行にいったらもっと不幸になってたかもって考えてみるとか。旅行先で事故に遭ったり、もっと嫌なことが起こってたかもしれないよね。

考えてみよう。

楽しみな気持ちをいっぱいシェアする

もし改善策を挙げるのならば、旅行の計画段階でみんなにもっといっぱい楽しみなことをシェアするとよかったかもしれないね。私も何か企画するときはいっぱい提案するようにしています。

ご飯行くときも3つくらいお店の候補を出して、「この中だったらどれがいい？」って聞いてみると、相手も一緒にお店を選んでいるから行きたくなるよね。だから準備段階で楽しみな気持ちをシェアするのは大事なことかなと思います。みんなと一緒にテンションを上げていくといいね。

人に期待しないこと

自分のことを360度全部見せて、好かれることってあんまりないんですよね。例えば自分のいいところが90度なら90度だけ見せる。いいところが15度しかないのであれば、その15度を全面に出して人に好かれるようにするのがいいと思う。

家族も親友も結局はみんな他人だし、コントロールできない他人の行動によって自分のテンションが上下してたら疲れちゃうよね。

今は何するかわからない他人に期待してしまっている状態だから、他人より自分に気持ちを置けば、テンションの上下を自分でコントロールできるようになるよ。人に期待してしまうのはあまり良くないかな。

それぞれの得意な部分で支えあえばいい

1人に全部わかってもらおうとしないこと

支え合える人は簡単に見つけられるものじゃないよ。人は支え合うものだと思うけど、「私のことを全部わかって！」と全部を相手に委ねようとしてしまうのはダメ。

例えば、私はお金の話は事務所の人としかしたくないし、恋愛の話は1番仲のいい女友達にします。1番仲のいい女友達でもお金の話はしないし、事務所の人と恋愛の話はしません。わかる人とわかる話をすればいいから。

同じように、アイデア出しは苦手だけど計画するのが得意な子がいたら旅行の計画はお願いするとか。みんな1人の人に全部わかってもらおうとしてしまいがちだけど、いろんな人とそれぞれの得意な部分を支え合えればいいと思うよ。

悪口を言う人には、その前提で接する

悪口を言われているのはあなただけじゃない

その子はきっとあなたの悪口も言ってると思うよ。裏で悪口を言っている人は誰に対しても言っているから、あなただけじゃないはず。そういう性格で今まで生きてきてるから、今さら周りに言われても変わらないんですよね。

そんな人とは仲良くしなくていいんだけど、きっと仲良くしなきゃいけないコミュニティにいるんだよね。だから「誰に対しても悪口を言っているんだな」とか「悪口でしか盛り上がれない人なんだな」っていう前提で接して仲良くする。きっと1年生のうちしか仲良くないし。きっとその子は細かいことに気づけるタイプで、人の悪いところを見つけるのも得意なんだろうね。

悪口言われることを気にしちゃうのはしょうがない。他の人からも同じように悪口言われてるかもって思うかもしれないけど、世界はもっと広いし、優しい人がいっぱいいるから。

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次回は11/1(金)に更新予定。寄せられたお悩みに佐藤ノアさんが直球で答えます！

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執筆：伊藤美咲@misaki2018jp 
撮影：藤城貴則@TAKANORIFUJI