大学デビューと初モテ期を上手に失敗する方法 #大学1年生の転び方

トミヤマユキコ
2019/04/26
入学準備・新生活
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大学デビューと初モテ期を上手に失敗する方法 #大学1年生の転び方

「大学デビュー」という言葉があります。大学入学を機にイケてる自分に変わろうとする、といった意味合いです。それが容姿の変化である場合もあれば、いわゆる「キャラ変」の場合もあります。

高校卒業までの間、校則や試験に束縛されまくり、模範的ないい子であることを求められ続けてきた自分をいまこそ解放したい。それは当然の感覚です。が、必ずしもうまくいくとは限りません。やり方によっては、大事故を引き起こすことも…… !?
今回のお便りは、元・大学1年生の先輩による失敗談です。生の声に勝るモノなし。みんなでありがたく拝読し、理想的な大学デビューとは何なのかを考えてみようではありませんか。 

ちなみに、今回の記事は、ものすごい愛さんの元に届いたお悩み「弱いメンタルはどうすれば強くなる?」への回答と併せて読むとよさそうですよ!

私は大学に入って、いわゆる「大学デビュー」をしました。髪が伸び、化粧を覚えたことで今まで彼氏ができたことのなかった私が急にモテだしたのです。突然の変化に戸惑いつつも、異性からチヤホヤされることは単純にうれしかったです。
そして大学に入学してしばらくしたある日、人生で初めて男の子に告白されました。私はその人のことを特に意識していなかったのですが、告白されたことがうれしく、迷わずOKしました。ですがやはり、付き合いだしてもその人を異性として好きになれず、すぐにお別れしてしまいました。
その後も、異性から告白されること自体に喜びを見出してしまった私は、何度か同じようなことを繰り返してしまいました。付き合ってみたらとんでもないモラハラ野郎で痛い目を見たこともありますが、好きでもないのに付き合ってしまった自分を責めました。社会人になってから、初めて自分から好きになった人ができて、私から告白してお付き合いしている今が一番幸せです。
学生の頃、見境なく男性とお付き合いしていた自分を叱ってやりたいです。
(女性/社会人/24歳)


自分との対話が大学デビュー成功の秘訣!

髪を伸ばし、化粧を覚えたらモテだした……サラっと書いていますが、これって実はすごいことですよ。いきなり大学デビューに成功している超エリートじゃないですか。

髪を伸ばしても「お父さんと同じ床屋に行ってるのかな?」みたいな状態だとモテないし、化粧をしても、顔面らくがき状態だとモテないです、当たり前ですけど。ちなみに、拙著『大学1年生の歩き方』にも書きましたが、1年生女子が自己流メイクをすると、たいていチークの位置と濃さがおかしなことになりがち(詳しくは「おてもやん」でおググリください)。

この方は、ちゃんとした美容院に行き、メイクもある程度勉強した上で大学デビューを果たしたのでしょう。ファッションについては書かれていませんが、これも、自分らしさと男ウケのバランスが絶妙だったことが推察されます。大学デビュー=イタい、みたいな言い方もありますが、この方の場合は、イタさのない好ましい背伸びだったんだろうと思います。

大学デビューを好ましい背伸びにするには、ただ雑誌やネットを見て、どこかのモデルをトレースするだけでは不十分です。
これまでの自分を解放し、新しい自分になるためには自分との対話が必要不可欠。自分という素材を生かしてこそ、いい大学デビューができるのです。そこをすっ飛ばすと、素の自分とかけ離れたよくわからないキャラを演じるハメになりますので、くれぐれもご注意ください。

あ、もうすでにそういう感じになっちゃってる人、いますよね?
大丈夫です。サクッと軌道修正しましょう。「うわ、あいつ軌道修正してる、恥ずい」と思われるのは一瞬です。わたし自身、学生時代を振り返っても、大学デビューに失敗した人たちのことをハッキリとは思い出せません(絶対いたはずなのに)。
まあ、仮に覚えていたとしても、いまとなってはもう笑い話。ですから、他人の目なんか気にせず、納得いくまで試行錯誤を続け、好きな自分になってください。

モテるのに恋愛ベタ、という罠

さて、もう一度お便りに戻りましょう。大学デビュー自体は大成功だったはずのこの方には、モテるっちゃモテるけど、なんだか幸せじゃないぞ? という状況が待ち構えていたようです。

ご自身でも「異性から告白されること自体に喜びを見出してしまった」と分析されているように、好意という名の矢印が自分に向いているのがうれしくて仕方なかった。だけど、その後のことには、うまく対処ができない。わたしの周りにも似たような人がけっこういます。

不特定多数からのチヤホヤは言ってみれば「開かれた」状態ですが、これが恋人同士の関係になると、1対1の「閉じた」状態になるので、対処法がぜんぜん違ってきます。集団から個人へ、付き合いのモードチェンジをする必要があるのですが、このからくりを理解できないと、何度もおなじところで躓くことになります。でもそれも致し方なし。

だって、まだ若いし、未熟なのですから。人生で初めてのモテ期、すっ転んでナンボです。

受け身な自分を抜け出し、主体的を獲得しよう

すっ転んでナンボと言われても、すりむいた膝は痛い。こうした失敗を避けるには、どうすべきなのでしょうか。

そのことも、このお便りにはしっかりと書かれています。社会人になってから「初めて自分から好きになった人ができて、私から告白してお付き合いしている」……これですよ。受け身のモテをやめて、主体的な恋愛をはじめたら、幸せが見えてきたと。
いや、もちろん、主体的に動いたところで、失敗するときはしますけど(恋愛は相手あってのことで自分の力だけじゃどうにもならないですからね)、それでもやっぱり自分の気持ちを大事にすることは、いい人生を呼び込む第一歩です。

大学デビュー、大いにけっこう。イタくても、失敗しても、やりたいやつはやるべし。ただし、決して自分を手放すな、受け身になるな。先輩のお便りから見えてきたこれらの教訓を胸に、これからの大学生活を過ごし下されば幸いです!

文・トミヤマユキコ
ライター、大学教員。早稲田大学法学部、同大大学院文学研究科を経て、2019年春から東北芸術工科大学講師。ライターとして、日本の文学、マンガ、フードカルチャーなどについて書く一方、大学では、少女マンガ研究を中心としたサブカルチャー関連講義を担当。
書籍:『大学1年生の歩き方 先輩たちが教える転ばぬ先の12のステップ』(清田隆之との共著)
Twitter : @tomicatomica

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