今日も徹夜……レポート提出がいつも締め切りギリギリになってしまう人の改善策5選

編集部:いとり

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レポートがなかなか手につかず、ギリギリになってから徹夜で仕上げーーー。そんなことを何度も繰り返してしまう大学生、意外に多いのではないでしょうか。そこで今回は、マイナビ学生の窓口が実施したアンケート「レポート提出がギリギリになってしまう人の改善方法は?」の調査結果を大公開。回答するのは現役の大学生たち。みんなはどうやって工夫しているのか、実体験に基づく貴重な意見をぜひご覧になってください。

レポート提出がいつも締め切りギリギリになってしまう人の改善方法は何だと思いますか?

では早速アンケート結果を見ていきましょう!

あえて締め切り日を早めに設定する

・締め切りが30日であったら、25日が締め切りだと思ってレポート執筆を進める。(女性/23歳/大学4年生)
・課題はなるべく早めに着手して、余裕を持って完成させて提出している。(男性/22歳/大学3年生)
・アルバイトなどの予定も考慮して、余裕を持って締め切りの前日までには終わっているようにしている。(女性/22歳/大学3年生)
・早めにやるべきことをやってから、自由時間を過ごすようにしている。(男性/22歳/大学3年生)

もっとも多くの意見が寄せられたのが、あえて締め切りを早く設定するという方法。自ら締め切りを早めに設定することで、余裕をもってレポートを作成して、余った時間を有効に使っている人も多いようです。提出しそこなうことも防げますね。

毎日少しずつやる

・スケジュール手帳に締め切り日を書いて、逆算して毎日少しずつ進める。(女性/23歳/大学4年生)
・友達と毎日進捗状況を確認しあって、執筆作業が遅れないようにしている。(女性/22歳/大学4年生)
・一日でこなそうとせずに、課題が出された時から毎日やり続けるほうが効率的だと思う。(男性/23歳/大学4年生)
・カレンダーアプリでスケジュール管理をして、毎日コツコツ課題に取り組んでいる。(女性/23歳/大学4年生)

毎日少しずつやる、いわゆる「コツコツスタイル」ですね。1日数分でもいいと思えばできそうな気がしてきませんか? 毎日お風呂に入るのと同じように、ルーティーンにしてしまう考え方です。

1日のやる量を決めておく

・自分の予定と課題の提出日を照らし合わせて、一日あたり課題に割く時間を決めています。(女性/23歳/大学4年生)
・課題が出たら締切日から逆算して、作業スケジュールを手帳内に書き込みます。(女性/23歳/大学4年生)
・手帳のウィークリーページに、その週にやらなければいけない課題をザッと書いた付箋を貼っています。(女性/23歳/大学4年生)
・いつまでに完成させるかを決めて、毎日の計画を立てて取り組んでいます。(女性/23歳/大学4年生)

こちらは作業内容を細分化して「1日のやる量を決めておく」という、とても計画的な方法といえそうです。後ほど紹介する「ToDoアプリ」との相性もよさそうです。

レポートが出されたその日に取り掛かる

・図書館の本など、レポート資料が確保しやすいのでその日のうちに作業を始める。(女性/24歳/大学4年生)
・出された課題は基本的にはその日のうちに片付けるようにしている。(女性/23歳/大学4年生)
・課題発表直後が、課題に取り組む気持ちや知識が残っているので、効率よく作業が進められる。(男性/23歳/大学4年生)
・5分でも10分でもいいのですぐに課題に取り組んでおくと、締切日ギリギリになっても気持ちが楽になる。(女性/23歳/大学4年生)

これはまさにギリギリ派とは正反対のスタイル。レポートが出されたその日は講義で学んだばかりなので、質の高いレポートが書けそうです。参考文献が確保しやすいのも注目ポイントです。

1度痛い目を見て反省する

・一度単位を落とす痛い目を見て、ギリギリになるまでやらない自分の性格を見つめ直した。(男性/24歳/大学4年生)
・課題など早めに消化するタイプだが、一度だけ油断して締め切りに間に合わなかったことがある。(男性/23歳/大学4年生)
・締め切り近くに参考文献を借りに図書館に行ったら、すでに他の人に借りられてしまっていた。(女性/大学4年生)
・提出期限ギリギリになって単位を落としそうになり、それ以来、後先のことを考えるようになった。(女性/大学4年生)

レポートが間に合わなくて単位を落とすようなことがあるとさすがに反省しますよね。そのことで行動を改善することができたのですから、「価値のある失敗」ということになるでしょう。

学生の窓口編集部からのアドバイス

ここまで、現役大学生たちに聞いたアンケート結果を紹介しました。みなさん、それぞれ自分に合った方法で工夫されていることがわかりましたね。ここからは、編集部からのアドバイスを紹介します。

ToDoアプリの活用

いつまでに、何をしなければならないか。そんな「やることリスト」を一目で確認することができるのがToDoアプリ。手帳や手書きも有効ですが、スマホならプッシュ通知でお知らせまでしてくれるのが強み。「うっかり忘れ」の防止にはうってつけですよ!

こちらにおすすめのToDoアプリをいくつか紹介しておきます。

大学生のための時間割

その名の通り大学生のための時間割アプリ。時間割をベースにしてレポートの提出日やテストの予定などをToDoリストにすることができます。メモの登録や写真の貼り付けなども可能。大学生に向けて開発されているのでイチオシです!

『大学生のための時間割』
・App Store(for iPhone)

Google ToDoリスト

こちらはGoogleが提供するToDoアプリ。大学生の多くはすでにGoogleアカウントを持っていると思われるため、Googleアカウントをそのまま利用できるこのアプリはおすすめです。GoogleカレンダーやGmailといった一連のサービスと連携できるのもポイント。特にGmailのメールからそのままタスクにできるのが便利と評判です。

『Google ToDoリスト』
・Google Play(for Android)
・App Store(for iPhone,iPad)

「ポモドーロ・テクニック」を実践!

「ポモドーロ・テクニック」とは、短時間を集中することで効率を上げる時間管理術。具体的には25分間集中して勉強や仕事を行い、その後5分間休憩。これを最大4回ほど続ける、というもの。ポモドーロ・テクニックはイタリアで生まれた考え方で、Webサイトやマスコミ、書籍を通じて世界中に波及。今や多忙を極めるCEOなどのビジネスパーソンもこの時間術を実践しています。

ポモドーロ・テクニックを考案したイタリアのフランチェスコ・シリロも大学生当時、試験勉強で集中できないことに悩んでいたのだとか。ポモドーロとはイタリア語で「トマト」。当時トマトの形をしたキッチンタイマーを使って時間を計り始めたとされています。

日本語版でもポモドーロ・テクニック入門の公式本が出版されています。みなさんもお手元のタイマーを使って試してみては。

学友に「教えてあげる」ポジションに身を置く

最後にもう1つ、レポートなどの課題をギリギリにしないためには、学友に「教えてあげる」ポジションに身を置くことも有効です。仲間内でのリーダー的存在ということですね。実は「人に教える」という行為は、自分にとっても効率的で大きな学びにつながるもの。

この役割を担うことで、ギリギリどころか周りよりも早く学習に取りかかるようになりますし、レポートのクオリティも高くなってくるでしょう。過去問や過去のレポートがある場合には優先して回してもらえたり、周りからは感謝されたりとメリットづくしですよ。ただし仲間内でそのままコピーするといった行為は控えるようにしてくださいね。

そもそもレポートがいつもギリギリになってしまう人の心理は?

「たまたまうっかりしてた!」ではなく「いつも何故かギリギリ…」という場合、それはその人の行動特性だと考えられますよね。いわゆるギリギリ派のそうした特性は、どのような心理から来ているのでしょうか。

「怖れ」を原動力としている

〜しないと怒られるから」「単位が本当にヤバい!」このような焦りや不安がないと、なかなか実行に移せないパターンです。これは幼少期の体験も影響していて、「〜しないと鬼が出てくるぞ」といった脅しを多く受けていると、「怖れ」から突き動かされるパターンになりやすいとも考えられます。

成功体験から「何とかなる」と思っている

一度うっかりレポートを忘れていた時に、締め切り前の短時間で集中したら意外と間に合ってしまった! このような出来事は成功体験となり「次もいけるかも?」と思ってしまいがちです。実際に短時間で効率よく仕上げることは社会でも求められることですから、ある意味いいトレーニングになっているのかもしれません。

ギリギリ感を「楽しんでいる」

そして意外なのが、ギリギリ感を楽しんでいるという心理です。締め切り間近になって時間的制約がある中、「この状況をどうするか?」で頭はフル回転。こんな時に限って電話が鳴る、話しかけられる、そしてネットがつながらないでパニックに。それらのイベントを一つひとつクリアして数分前にレポート送信完了ーーー。ゲームをクリアしたような感覚でしょうか。

◆ ◆ ◆

いつもギリギリになってしまうという行動パターンには、このような心理が見え隠れしています。確かに「生産性向上」が叫ばれる昨今において、短時間で高いクオリティのものを仕上げることは価値のあることでしょう。

ですが、それがいつも締め切りギリギリだとやはり問題。いつか足を取られることになりかねません。「追われてやる」のではなく「こんないいコトがあるからやる」(将来の自分にとってのメリットや、終わったら安心して遊べるなど)と考えることで、もっと前向きに取り組むことができるようになるのではないでしょうか。


まとめ:学生のうちにタスク管理術を身につけよう

今回は、「レポート提出がいつもギリギリになってしまう人の改善策5選」と題して、現役大学生へのアンケート結果を中心に紹介してきました。改めて、改善策5選をこちらに挙げておきます。

1.あえて締め切り日を早めに設定する
2.毎日少しずつやる
3.1日のやる量を決めておく
4.レポートが出されたその日に取り掛かる
5.1度痛い目を見て反省する

実際に大学生が実践しているテクニックですから、効果は大いに期待できるはず。このほか、スマホ一つでタスク管理ができるToDoアプリや「ポモドーロ・テクニック」なども紹介しました。社会人になると「約束を守ること」や「タスク管理」はますます重要となってきます。学生のうちに予行練習だと思って、いろいろな方法にチャレンジしてみてくださいね。

文/学生の窓口編集部

[調査概要]
マイナビ学生の窓口調べ
調査時期:2021年6月
調査対象:大学生・大学院生・専門学生 438名

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