【鹿毛康司の就活本音対談】#2 ドミノ・ピザジャパン富永朋信「会社選びは結婚相手を選ぶように」

【鹿毛康司の就活本音対談】#2 ドミノ・ピザジャパン富永朋信「会社選びは結婚相手を選ぶように」

2017/04/06

就活の悩み・疑問

「消臭力」や「米唐番」といった個性的なCMを次々に生み出してきたエステー株式会社の宣伝部長・鹿毛康司さん。そんな鹿毛さんがさまざまな業界の著名人をゲストに招き、「学生の悩み」に答える本企画。2回目となる今回も、前回に引き続き鹿毛さんが「最も信頼できる男」と挙げるドミノ・ピザジャパンのCMO(チーフマーケティングオフィサー)・富永朋信さんを招き、学生から寄せられた質問に答えていただきました!

パート1「内定をもらえる人ともらえない人の違い」はこちら
https://gakumado.mynavi.jp/style/articles/48599

パート3「わからなければ、まず動くことが大事」はこちら
https://gakumado.mynavi.jp/style/articles/48601

結婚相手を選ぶように会社も選べ!


●新卒時に、その会社を選んだきっかけ・理由を教えてください(女性/23歳/大学4年生)

鹿毛さん:この質問に答えるのはまだ早いかもしれない。この人がどの会社を選ぼうか本気で悩んで悩んで悩み抜いてその会社に入って、10年働いた後に質問してきたら、僕らは本気で一晩語るよ。

富永さん:そうですね。今この質問に答えるのは簡単ですけど、現段階でこの人に話しても響かないと思うんですよね。恐らくなんですけど、この人は会社選びをそこまで真剣に考えていない。いうなれば、自分に合うバッグを選ぶような、服を選ぶようなライトな感覚なんだと思います。会社選びってのはそうではなく、恋人を選ぶような本当に大事なことなんです。

鹿毛さん:恋人よりも、結婚相手だね。それくらい大事だよ。

富永さん:そうですね。恋人よりも結婚相手ですね。結婚相手だったら自分に合う合わない、居心地の良さとか真剣に悩み、考えるはずです。そう考えると、この質問はまだ本当に悩み抜いていない感じを受けます。その状態でたぶん私たちが話をしても、ただ単に鵜呑みにするだけだったりして、意味がなくなってしまうかもしれません。

鹿毛さん:だからね、人にきっかけや理由を聞くよりも、まず自分自身で「結婚相手を選ぶように」真剣に考えてみなさいってことだね。

●インターンシップって参加したほうがいいですか?(男性/21歳/大学3年生)

鹿毛さん:インターンシップって参加したほうがいいと思う?

富永さん:参加したほうがいいと思いますよ。やっぱりインターンシップに参加することでいろんな人に出会えますし、何かを学ぶのには絶好の機会ですから。

鹿毛さん:そもそもだけど、インターンシップに参加しないとすれば、君は何をしているの? 家にいるの? アルバイトしているの? 特に目的がないんだったら、インターンに参加したほうがいい。もう3年生なんだから、時間を無駄にするのはもったいないよ。

富永さん:この学生さんはインターンシップの絶対的価値を問おうとしているんだろうけど、それじゃ意味はないんですよ。何でもそうですけど、価値ってのは相対的だからインターンシップよりも大事なものも当然あるわけですよ。でもそれは自分で価値とか意味を見つけないと。「価値があると言われたからインターンに行きました」という先人の言葉を盲従しているだけではダメですね。

鹿毛さん:そうだね。例えば、もしインターンシップに行くのと、富永さんに3時間会うのとではどちらがいいですか? という質問だったら、俺は迷わず富永さんに会うほうを薦めるね。俺はそっちのほうが価値があると思うもん。

●お二人だったら、どのような学生を部下・後輩にしたいですか?(男性/18歳/大学1年生)

鹿毛さん:富永さんみたいなのを部下にしたいよね。俺がメチャクチャなこと言っても、ちゃんとまとめてくれるから。楽できるよ(笑)。

富永さん:まあ私の話はさておき(笑)。やっぱり、気が良くて真っ直ぐな人を部下にしたいですね。ないものねだりをせず、利口ぶることなく、自分の立ち位置や周りにあるものを愛して仕事ができる人なら、部下に限らず上司でも歓迎です。

鹿毛さん:俺の勝手な推測だけど、この人は誰かに「就活では部下にしたいと思う人が有利」だとか言われたのかもしれないね。だからこの質問をしたのかもしれない。

富永さん:なるほど、それはあるでしょうね。鹿毛さんはどんな人が部下ならいいと思いますか?

鹿毛さん:俺も真面目に答えると「一緒に連れて行って恥ずかしくないやつ」だな。それで相手に紹介して、もし俺がその場から先に帰っちゃったとしてもすごく仲良くなって、俺抜きでもどんどん交流して、知らない間に仕事も取ってきちゃう。でもそれは俺のことを影で裏切っているとかそういうことではない。だけど何だかジェラシーを感じさせるようなね。

富永さん:たしかにそれは最高ですけど、ハードル高いなー(笑)。

鹿毛さん:いるかいないかは別にして、こういう部下がいいってことだよ。お利口でそつなく、というよりは、自分で自分の道を作って邁進するヤツがいいね。

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