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甲種危険物取扱者
どんな資格?
危険物の取り扱いと定期点検、保安の監督ができる資格です。危険物を貯蔵したり、取り扱ったりする化学工場、ガソリンスタンドなどの施設には、必ず危険物取扱者をおく必要があります。
こんな仕事に役立つ!
川崎直子さん
金属・鉄鋼・化学業界で技術職を担当。社会人1年目の時に甲種危険物取扱者を取得。 |
会社で研究開発を行っており、その中で危険物を取り扱う実験もあるため、資格を取得する必要があったからです。この資格は、特定の単位を取得していれば、大学生でも受験できます。
危険物でなくても、仕事で取り扱う物質の性質を正しく知ろうと思うクセがつきました。また、消防(火災)に関する知識が増えたように思います。日常生活の中でも、車道を走るトラックやローリーがどんなものを積んでいるのかを判断し、どんな会社なのかを推測できるようになりました。理系で、技術的な職業につきたいと思っている人にはぜひとってもらいたい資格です。学生の知識でも十分に受験できると思います。
1ヵ月
試験は選択式ですが、とても難しかったです。危険物を取り扱う法令を覚えるのに苦労しました。他に、物理・化学の基本問題といった技術的なものも出題されますが、理系大学を卒業していれば問題ないと思います。
試験前の1ヵ月は、参考書を1冊買って何度も何度も読み返して覚えるようにしました。インターネットにも参考サイトがあり、予想問題などを解くこともできたので活用していました。土日など時間があるときには、技術問題を実際に計算して解くことを繰り返しました。