そもそも企業というのは「利益を上げてナンボ」の世界です。全ての企業に通じる経営理念は、
であり、
ということに尽きます。
どんなにキレイな理念を掲げても、社会貢献を謳おうと、それは企業が儲かっていて初めてできる話で、儲かっていなければ、売ることと回収することに専念するのは当たり前の話。
企業と言う組織が、一丸となって利益を出すためには、個人の希望とか、好き嫌いが考慮されないことは、現実にはたくさんあります。学生が「この企業に入って、こういうことがしたい!」と夢や希望を持って入社してきても、現実は、想いと違う部署であったり、作業とルーチンワーク、そして上司や先輩のコマ使いの日々……。これはどこの企業でもありえる日常です。
「あの部署の▲▲部長にハンコもらわなきゃいけないんだけど、行けばいつも文句言われて萎縮しちゃうんだよなあ」
とか、何かと気が重くなる仕事というのが、必ずあります。
趣味の話や、サークルの話なんかでも、自己分析を未来につなげていないと、意味がないし、企業サイドも「イマイチ判断つきかねる」と見なしてしまいます。
こういったエピソードを、どうやって未来につなげ、企業のゴールに合わせるかというと、たとえば、
サークルをつくるにあたって、直面した困難、維持運営でおこったハプニング、人間関係、等々をどうやって切り抜けたか、そして解決したかを織り込む |
こと。そして、
困難から自分が学んだことを伝え、学んだことが「企業の募集している職種にどう活きると考えているか?」を伝える |
こと。そして、
以上から私は結果を出すために、逃げずにアグレッシブに取り組めます! |
ということを伝える。
これが、企業サイドが見る「積極性」「行動力」という項目における評価の高い自己分析・自己PRです。
文・コンテンツ提供●安藤恒久
【プロフィール】
東京農工大学農学部卒。その後福山大学大学院工学研究科修士課程修了。1996年、大手飲料食品メーカーに入社。主に経営部門で会社組織運営に携わる。その後は、ブライダル業界に転身。管理部門の責任者として株式公開業務担当。以降、雑貨商社、IT、教育など多様な業界で事業構築を行う。2005年6月から始めた、「会社側の本音」と「就活生の自信構築」をコンセプトに書き連ねたブログ『会社サイドの就活日記 ~面接は怖くない!企業と面接官の本音を知ってください!~』は毎年 数多くの就活生や新社会人のバイブルとして支持されている。
『会社サイドの就活日記 ~面接は怖くない!企業と面接官の本音を知ってください!~』
http://ameblo.jp/yansono/