■お茶の水女子大学 Oさん(食品メーカー志望)
「高校のころから、お菓子の新製品を開発したかった」というOさん。加えて自身の食物アレルギーや糖尿病の祖父がいた経験もあり、大学では健康と食の関係を学ぶ学科に進んだ。「その過程で美味しい介護食があまりないことに気づき、そうした製品開発にも携わりたいとえるようになりました」(Oさん)。
夢を叶えるために、就活は食品メーカーの「技術職」に絞ろうと決心。一方で大学に残って研究を続けたい気持ちもあり、8月の大学院試験の勉強も続けてきた。しかし大手では書類審査も難関となり、現在まで内定は出ていない。
技術職に応募するのは大学院生が多く、現役学生には壁が高いとも思ったが「就職できなければ院に行けばいいという気持ちが、甘えになっていたのかもしれません」と分析。「物事に取り組む姿勢や探究心の高さを、適切なエピソードで表現できるように対策を見直した」という。
夏までは諦めず、試験勉強と就活を両立する生活を続けるつもりだ。