2016年卒は「大手企業志向」の学生が減少?

2016年卒は「大手企業志向」の学生が減少?

2015/07/13

就活の悩み・疑問

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仕事に関する価値観が多様化している今の時代、「就職するなら大手!」と考えている学生はどのくらいいるのでしょうか? 1979年以来「大学生の就職意識」を調査しているマイナビでは、今年も2016年春卒業予定の学生、1万2,526人を対象としたWEBアンケートを実施。発表されたデータから、今年の就活生の「企業志向」を見てみましょう。


Q.あなたは「大手志向」ですか、それとも「中堅・中小企業志向」ですか?※全体集計。カッコ内は2015年春卒

やりがいのある仕事であれば中堅・中小企業でもよい……42.6%(42.6%)
自分のやりたい仕事ができるのであれば大手企業がよい……36.0%(37.4%)
中堅・中小企業がよい……9.9%(8.0%)
絶対に大手企業がよい……6.9%(7.5%)
その他(公務員Uターン志望など)……4.2%(4.1%)
自分で会社を起こしたい……0.5%(0.4%)

■「大手志向」と「中堅・中小志向」を比較すると……
「絶対に大手企業がよい」+「自分のやりたい仕事ができるのであれば大手企業がよい」……42.9%(44.9%)
「やりがいのある仕事であれば中堅・中小企業でもよい」+「中堅・中小企業がよい」……52.5%(50.6%)
ここ2年(2014年・2015年卒)は景気の好転を反映してか、大手企業志向(「絶対に大手企業がよい」+「自分のやりたい仕事ができるのであれば大手企業がよい」の合計)の学生が増加傾向にありました。 ところが今回の調査では、前年比でー2.0%と減少に転じています。就職情報サイトに掲載される企業数が増え、就職率が上がっているにも関わらず、このような結果になったのは意外。理由としては、今年から就職活動スケジュールが後ろ倒しになり、先行き不透明な状況に対して、学生の間に漠然とした不安感があるのではと考えられます。一方で、中堅・中小企業を志向する学生(「やりがいのある仕事であれば中堅・中小企業でもよい」+「中堅・中小企業がよい」)は52.5%で前年から+1.9%となりました。 地域別で分析すると、他の地域より大手志向が高く4割を超えている関東・関西エリアで、前年より2%以上減少したことが、全体に影響したようです。 また、国公立・私立と文理、男女で比較してみると、「大手志向」の学生が6割を超えたのは関東・関西の国公立男子のみでしたが、特に関西の国公立男子では前年より大きく減少しています。女子では、関東・関西の国公立をのぞくすべてで「大手志向」の学生が4割を切る結果となりました。

※出典: 2016年卒マイナビ大学生就職意識調査

文●鈴木恵美子

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