【レアな自販機を探してみたい…⁈】はじめての「オートレストラン」おどおど #あつまれ!_おどおど学生。
皆さんは「オートレストラン」をご存じでしょうか? オートレストランは、自動販売機で飲食物の提供を行う休憩所のこと。オートパーラーとも呼ばれています。24時間営業のコンビニが増えたことでオートレストランの数は大きく減りましたが、それでもまだ日本各地にはおいしい食事を自販機で提供するオートレストランが残っています。今回は、初めてオートレストランに行く際のアドバイスや、より楽しむ方法をまとめます。
懐かしい雰囲気の自販機
オートレストランは「自販機」でもっています。自販機と聞くと、飲料を販売しているイメージが強いかもしれませんが、オートレストランに設置してある自販機では、ラーメンやうどん・そば、ハンバーガー、ホットサンドが提供されています。
提供しているメニューは、オートレストランによってさまざま。うどんひとつ取っても、ある店では天ぷらうどん、別の店ではきつねうどんとメニューが違います。これは、それぞれのオートレストランで、販売している料理を用意しているからです。
「ハンバーガーは業者に任せている」というオートレストランもありますが、一部の店舗では手作りのものを提供しています。例えば、群馬県にある「自販機食堂」では、自社製品のハンバーガーを販売。ハラペーニョを挟んだピリ辛のものなど、他にはないオリジナルのハンバーガーがあります。店ごとの個性あるメニューが楽しめるのも、オートレストランの魅力です。
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オートレストランってどこにあるの?
以前よりも数は減ったものの、まだまだ日本各地にはオートレストランが存在します。以下に、筆者お勧めの人気オートレストランをピックアップしてみました。
●中古タイヤ市場(神奈川県相模原市)
レトロ自動販売機の聖地とされているスポット。テレビ番組などでたびたび紹介されているので、知っている人も多いでしょう。レアな自販機も数多く、提供メニューも多様なので、初めての人に特にお勧めのスポットです。
●オレンジハット沖之郷店・茂呂店(群馬県太田市)
群馬県内には複数のオートレストランがありますが、有名なのが「オレンジハット」です。オレンジハットは沖之郷店と茂呂店の2つがあり、どちらもうどんやそば、ラーメンなどを販売しています。ちなみに、沖之郷店は「マカロニえんぴつ」がPV撮影を行ったことでも有名です。
●自販機食堂(群馬県伊勢崎市)
オレンジハットに料理を提供している、『株式会社ミトミ』の食品事業部が運営する自販機専門の食堂です。料理だけでなく、オリジナルのキーホルダーや缶バッジなども販売しています。
●オートパーラーシオヤ(千葉県成田市)
成田市の田園地帯にぽつんと立つオートレストラン。うどん・そばの自販機のほか、ハンバーガーの自販機が設置されています。
●ポピーとよさか(新潟県新潟市)
昔ながらのレトロな雰囲気で、手作りの自販機メニューが楽しめるスポット。特に天ぷらうどんが人気で、テレビ番組で取り上げられたこともあり、遠方からも多くのファンが訪れます。
●岐阜レトロミュージアム(岐阜県山県市)
昭和の看板や遊具、自販機など、レトロなグッズがそろっているスポット。自販機だけでなく、昭和のレトロゲームやパチンココーナーも設置されているので、アミューズメントスポットとしても楽しめます。
●ドライブインダルマ(京都府舞鶴市)
関西で最も有名なオートレストラン。店舗特製のラーメン、うどんが人気で、特に関西風のつゆを使ったうどん(きつねと天ぷらがある)は、愛好家も多い逸品です。
●ドライブイン日本海(島根県浜田市)
西日本はオートレストランが数多く残っており、島根県にも人気のスポットが複数あります。中でもドライブイン日本海は、日本海を見下ろす絶景と共に、名物の肉うどんが楽しめるとして人気です。
オートレストランの楽しみ方は?
最後に、オートレストランをより楽しむ方法をご紹介します。
ひと気のない時間帯に行ってみよう
オートレストランに行くのなら、深夜など人の少ない時間帯を狙ってみましょう。深夜の高速道路のサービスエリアではありませんが、孤独だけどなぜかワクワクする感覚が味わえます。特に田舎のオートレストランでの、「この世に自分だけしかいないのでは」という終末感は、他ではなかなか味わえません。
じっくりと料理を楽しもう
せっかく珍しいオートレストランに来たのなら、さっと食べてさっと店を出るのではなく、じっくりと料理を楽しみましょう。具や調味料にこだわっているメニューもあるので、ラーメンやうどんならスープの最後の一滴まで味わう、ハンバーガーが複数の種類あれば、全種類食べてみるなど、レアなフードメニューを余すことなく楽しむのがお勧めです。
解決!! 「オートレストラン」おどおど
昭和レトロな雰囲気が楽しめるオートレストランの魅力をご紹介しました。頑張っているオートレストランが多い中、やはり機械の故障や店主の高齢化などが理由で、閉店する店も増えています(筆者が好きだったオートレストランも、コロナの影響で営業継続ができなくなり廃業しました)。興味がある人は、ぜひこの機会にオートレストランに行ってみてください!
文:大西トタン@dcp
編集:学生の窓口編集部
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