【就活でも役立つ? 資産形成は人生経験に!】プロに聞く! はじめての『資産形成おどおど(3)』産形成から学べる事 編 #あつまれ!_おどおど学生。
将来のために「資産形成」を始めることは重要とされています。しかし、早いうちに始めた方がいい理由や、何から始めればいいのか分からない人も多いでしょう。本シリーズ記事では、そんな「資産形成おどおど」を解決するポイントをまとめています。
最終回の今回は『マネーフォワード』の執行役員CoPA(Chief of Public Affairs) である瀧俊雄さんに、「資産形成から学べること」を伺いました。
▼「資産形成おどおど」シリーズ記事一覧
経済を肌で感じられることが大きな財産に
瀧さんによると、「お金は、自分がなりたい大人になるために必要なもの。お金があることでなりたい自分になれる可能性が広がますし、お金があれば自分をプロデュースすることもできます。自分の状況を確保するためにはやはりお金が必要です。そのためにも、資産形成や投資など、お金を増やす、お金を貯める知識は大事です」と述べています。
お金のリテラシーを深めると、「世の中の仕組みが分かる」のも大きなメリットです。特に投資は「経済が生きていること」を学ぶいい機会です。「経済を肌で感じられる、理解できる」というのは、非常に大きな利益となります。
また、お金の知識を通して、自分自身への理解を深めたり、自立とは何かを考えたりすることも、重要なことです。
長期的なビジョンを持とう
瀧さんは、投資をする上で重要なのは「長期的なビジョン」であると指摘しています。例えば「1年後に留学したいからお金を増やしたい」など、目先のお金を増やすことを目的に投資を始めるのはお勧めしない」と述べています。
「もし手元に留学資金の元手があるなら、投資するより普通に貯金するほうがいいでしょう。そもそも留学にそのお金は本当に必要なのか、助成制度は利用できないかなど、他にできることがないか。留学資金に関するハック(こつ)を調べることは重要です。その経験も自分にとっていい学びの機会になるでしょう」
とのこと。
少し先の目標に対しては、株式投資にお金や時間をかけるより、身近なところの見直しをする方が意味があるということですね。投資をすることで、お金の動きや、仕組みを学ぶことができますが、本当に投資をする必要があるのか、自分の立ち位置、現状を把握することも大事です。