【お城巡りの楽しみ方を教えてください…】日本城郭協会が教える! はじめての「城巡りおどおど」 (より楽しむ方法編) #あつまれ!_おどおど学生。

デジタル・コンテンツ・パブリッシング

お気に入り!

あとで読む

日本にはさまざまな城が残っており、中には大阪城や名古屋城、姫路城といった、多くの人が訪れる人気の観光地になっている城もあります。こうした、各地に残る城や遺構を訪れる「城巡り」が人気ですが、初めて城巡りに挑戦する場合は、マナーやルール、どの城に行けばいいのか分からないでしょう。本シリーズ記事では、初めて城巡りに挑戦する際におどおどしないよう、『公益財団法人日本城郭協会』協力の下、お勧めの城や見学の際に注意することなどをまとめました。最終回となる今回は、「城巡りをより楽しむ方法」をご紹介します。

【診断】「恋愛おどおど」さん必見! あなたの恋愛力をチェック

おどおど解決ポイント
1.イメージしながら見学しよう
2.様々な楽しみ方を知ろう
3.自分なりの楽しみ方を知ろう

イメージしながら見学しよう

初めての場合、まず城のどんな部分に注目するといいのでしょうか? 『公益財団法人 日本城郭協会』の中島陽子さんによると、「最初は『天守』など、分かりやすいポイントに注目してみましょう」とのこと。城には見るべきポイントが多くあるので、天守を見るうちに、今度は別の場所が気になるなど、次第に興味が広がっていくはず。中島さんいわく、「自分なりの注目ポイントを見つけるのも、城巡りの面白いポイント」とのことで、何か気になることや、面白いと思ったことがあれば、メモにまとめて後で調べ直すなど、自分なりの楽しみ方を模索してみましょう。

また、中島さんは、「漠然と歩くのではなく、考えながら歩き、見ることをお勧めします。イメージしながら見ることで、名城と呼ばれるゆえんが分かるなど、城を見るのが楽しくなります」と話します。

例えば、城に入る場合は、「自分がこの城に侵入、攻撃するなら……」といったことを考えながら見ると、単なる曲がり角ひとつ取っても意味や工夫が理解できます。反対に、城から出る際は自分が守る側になって考えてみると、橋がなぜこの場所に設置されているのか、堀がなぜこの形に掘られているのか、守る側の視点で見た城のすごさが感じられるでしょう。

イメージをより膨らませるためにも、初めてのうちは建物や遺構が多く残る城に行くのがお勧め。また、『公益財団法人 日本城郭協会』が出版している『日本100名城』など、ガイドブックを事前に読んでおくと、城の歴史や建てられた背景、見どころなどが学べます。どのお城に行くのか決まっている場合は、あらかじめその城について調べておくといいでしょう。

▼こちらの記事もおすすめ!
1.『ラーメン二郎おどおど』#食券購入編
2.『ソロキャンプおどおど』#道具編
3.『蒙古タンメン中本おどおど』#購入編

城の楽しみ方は多岐にわたる

城はさまざまな楽しみ方ができるのも魅力。例えば小田原城の場合、一般的な見学では、門を抜けて天守に登って帰るという流れです。しかし、中島さんによると、「城好きの間では、小田原城の総構え(城の外郭)を見て回るのが人気」なのだそうです。堀と土塁で構成された総距離9Kmもの大規模な総構えで、侵入を防ぐために作られた急な坂や壁など見どころが多く残っています。

また、市街地にある多くの城では、天守だけが残ってほかは埋め立てられていたり、ビルが建てられていたりします。このような場合でも、古地図と照らし合わせながら町を歩くと、総構えや堀などの痕跡を発見できるなど、宝探しのような楽しみ方ができます。例えば、埼玉県行田市の忍城は、ほとんどが埋め立てられて街になっていますが、今でもさまざまな城の痕跡が残っています。かつて忍城攻めをした石田三成が陣を張った場所も残っているなど、いろんな角度で楽しめます。

他にも、VRによる復元CGが楽しめる城や、ガイドツアーを実施している城もあるなど、楽しみ方は多岐にわたります。中島さんよると、「地形に興味がある人は、ぜひ地形アプリを利用してみてください」とのこと。地形を調べることで、城が建っている位置がほかよりも少し高い位置にある、周りが傾斜になっているなどが分かります。地形と城との関わり、という視点で城を学ぶのも面白いでしょう。

自分なりの楽しみ方を見つける

最後に、中島さんに「これから城巡りを楽しむ人へのアドバイス」を聞いたところ、

「基本的に『この城に行かないといけない』『名城と呼ばれる城を回るべき』といった決まりはありません。興味を持った城、好きな城に行けばOKです。また、今回お話しした楽しみ方はあくまで一例です。ぜひ自分なりの楽しみ方を見つけて、城巡りを楽しんでください」

とのことでした。

解決!!「城巡り」おどおど(より楽しむ方法編)

『公益財団法人 日本城郭協会』協力の下、「城巡りをより楽しむ方法」をご紹介しました。初めて城巡りをする場合は、イメージしながら城内を回るなど、今回紹介したアドバイスを参考にしてみてください。最初のうちは分からないことも多く、戸惑うかもしれませんが、次第に自分なりの「城巡りのノウハウ」が確立できるはず。城巡りに興味がある人は、ぜひこの機会にチャレンジしてみてください。


文:大西トタン@dcp
編集:マイナビ学生の窓口編集部

取材協力:『公益財団法人 日本城郭協会』
http://jokaku.jp


関連記事

1.はじめての「城巡り」#マナー・ルール編
2.はじめての「城巡り」#初心者にお勧めの城編

デジタル・コンテンツ・パブリッシング

デジタル・コンテンツ・パブリッシング

株式会社デジタル・コンテンツ・パブリッシング
編集プロダクション。コンテンツを制作する「よろず屋」です。取材をして原稿を書き、編集、校正を行って多くのWebメディアに納品しています。https://dcp.jp.net/

関連記事

「大学生活」カテゴリの別のテーマの記事を見る

おすすめの記事

編集部ピックアップ

学生の窓口会員になってきっかけを探そう!

  • 会員限定の
    コンテンツやイベント

  • 会員限定の
    セミナー開催

  • QUOカードPayが
    貯まる

  • 抽選で豪華賞品が
    当たる

一歩を踏み出せば世界が変わる無料会員登録

この記事に関連するタグ

あなたのきっかけを探そう

気になる #キーワード をタッチ

テーマから探そう

あなたへのきっかけが詰まった、6つのトビラ

会員登録でマイナビ学生の窓口をもっと楽しく!

閉じる
マイナビ学生の窓口に会員登録(無料)すると、
お気に入り機能などを利用してもっと便利にご活用いただけます!
  • 抽選で豪華賞品が
    当たる

  • 会員限定の
    学割でお買い物

  • 会員限定の
    セミナー開催