財布を紛失してしまった場合、まずは警察に遺失届をしないといけません。届け出をすることで、財布が見つかった場合に「誰のものなのか」が分かり、手元に戻ってくるのです。また、遺失届の提出だけでなく、キャッシュカードなどカード類が悪用されないようにすることも必要。では、財布紛失時にカードの利用を停止するのはどうすればいいのでしょうか？ 「カードの停止や再発行の方法」についてご紹介します。

もし財布の中にキャッシュカードやクレジットカードが入っていた場合、悪用される可能性がゼロではありません。そのため、必ず「カードの利用停止手続き」を行いましょう。利用を停止することで勝手に利用されるのを防ぎます。

カードの停止手続きは銀行やクレジットカード会社によって詳細は異なりますが、基本的に「紛失した場合」の窓口に問い合わせることで行えます。一般の問い合わせ窓口と異なり、緊急用として24時間対応を行っているので、速やかに利用停止を行ってください。

また、利用停止をするまでに第三者によってクレジットカードが利用されてしまうこともあるでしょう。その場合は、クレジットカード会社が調査を行います。「本人の利用ではない」と認められると、不正利用分は補償されます。そのため、必ず紛失した旨を伝え、利用停止の手続きをしましょう。

もし財布が見つかり、カード類も無事に戻ってきたら、再利用の手続きを行うことで利用可能になります。

▼こちらの記事もおすすめ！
1.『はじめてのラーメン二郎』を解決　#コール編
2.『ソロキャンプおどおど』を解決　#道具編
3.『はじめての池袋駅おどおど』を解決

運転免許証を再発行するには？

残念なことに財布が見つからなかった場合、内容物は諦めるしかありません。クレジットカードなどカード類は、銀行やクレジットカード会社に連絡して再発行を行いましょう。

キャッシュカードを再交付する場合、手元に届くまで短くても1週間から10日ほど必要。その間はキャッシュカードでお金を引き出すことができないので、通帳を用いて銀行窓口で引き出すなどして、お金を確保しましょう。クレジットカードも同様で、再発行から手元に届くまで最短でも1週間は必要です。

また、「運転免許証」も紛失してしまった場合には、運転免許証も再発行しないといけません。運転免許証の再発行（再交付）となると、どんな書類が必要になるのか、どこで申請すればいいのか分からない人も多いはず。以下に、「運転免許証を再発行の流れ」をまとめました。

再交付に必要な物

・申請者の住所・氏名・生年月日が確認できる書類
住民票の写しやマイナンバーカード、健康保険証など

・写真
免許証に持参写真を使用する場合は、申請用のほかに免許用の計2枚が必要。免許証に試験場で撮影した写真を使用するのなら、申請用の1枚が必要です。

・発行手数料
手数料として2,250円が必要です。

上記の書類や写真を持参し、指定の手続場所・受付日時で再発行手続きを行いましょう。例えば、東京都では、

・府中運転免許試験場
・鮫洲運転免許試験場
・江東運転免許試験場

の3つの運転免許試験場で再交付の手続きが可能。自治体によっては、運転免許試験場以外に交付センターを設けている場合もあります。例えば、埼玉県の場合は、鴻巣市にある運転免許センターのほか、さいたま市にある「大宮ソニックシティビル」にも再交付窓口を設けています。その他、遺失届の番号、また運転免許証紛失のてん末書が必要なケースもあるので、再交付場所も含め、事前に確認しておくといいですね。

解決!! 財布紛失おどおど（カード停止や再発行編）

初めての財布紛失ではパニックになるかもしれません。まずは落ち着いて、遺失届の提出に加え、カード類の利用停止もすみやかに行いましょう。そうすることで、悪用されるのを防ぐことができるはずです。次回は、幸いにも財布が見つかった場合の「受け取り手続き」についてご紹介します。拾ってくれた人への謝礼など、意外と知らないこともまとめましたのでぜひチェックしてみてください。

文：大西トタン＠ｄｃｐ
編集：マイナビ学生の窓口編集部

参考：警視庁「遺失、盗難、汚損、破損、表示内容の変更による再交付手続」

関連記事

はじめての『財布紛失』おどおど を解決（初めにすること編）

はじめての『財布紛失』おどおど を解決（見つかった場合の手続き編）

はじめての『財布紛失』おどおど を解決（自分が拾った場合編）