【優しさに大感謝!】はじめての『財布紛失』おどおどを解決(見つかった時の手続き編)#あつまれ!_おどおど学生。
紛失した財布を誰かが拾って届けてくれた場合、財布が保管されている警察署や遺失物センターに引き取りに行くことになります。では、引き取る際にはどのような手続きが必要なのでしょうか? 今回は、紛失した財布を引き取る際の流れや必要な書類、また拾ってくれた人へのお礼など、意外と知らない「紛失物が見つかった場合の手続き」をご紹介します。
▼はじめての『財布紛失しおどおど』を解決記事一覧
はじめての『財布紛失』おどおど (1) を解決(初めにすること編)
はじめての『財布紛失』おどおど (2)を解決(カードの停止や再発行編)
はじめての『財布紛失』おどおど(4) を解決(自分が拾った場合編)
落とし物が見つかったと連絡があった場合は?
▼おどおど解決ポイント
1.受け取りに必要なものは?
2.拾ってくれた人へのお礼は?
紛失物が警察に届けられた場合、内容物を確認し、所有者の情報を確認します。その時点で所有者の連絡先が分かれば、落とし物が届いたと連絡が来ます。また、紛失届を提出していた場合は、紛失届に記入した電話番号に警察や遺失物センターから連絡があります。警察から照会を受けたカード会社から連絡が行くケースもありますが、いずれにしても、連絡を受けたら、落とし物(今回は財布)をどこに取りに行けばいいのかと、落とし物の受理番号を確認しましょう。
受け取り場所は、警察署か遺失物センターのどちらかになります。窓口受付時間が決まっているため、事前に受付時間を確認しておくことも忘れないように。警視庁の場合、土日祝、年末年始(12月29日から1月3日まで)を除く平日8時30分~16時30分まで受付をしています。いつでも受け取れるわけではないので、もし落とし物が見つかったと連絡があれば、速やかに受け取りに行きましょう。
受け取りに必要なものは?
紛失物を受け取る際は、必ず身分を証明するものを忘れないようにしましょう。例えば、運転免許や保険証などが挙げられます。もし、財布と一緒に身分を証明するものを落としてしまっている場合は、公共料金支払い書など、氏名と住所が確認できるものを持参します。
警察署や遺失物センターでは、指定の窓口に書類を提出し、受け取り申請を行います。落とし物の受理番号を基に、「届けられたもの」が運ばれてくるので、一緒に内容物の確認をしましょう。財布の場合、内容物を全て取り出して確認します。本人確認に問題がなければ、受け取ったことを示す書類に名前や住所を記入し、受け取りましょう。
もし、落とし物を受け取りに行くことができない場合は、送料自己負担で郵送してもらうことも可能です。警視庁の場合は、まず郵送してもらいたい旨を伝えた後に、「物件送付依頼書・受領証」に必要事項を記入し送付、またはFAXで送信します。書類が受理されたら、落とし物が警察から送られてきます。
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拾ってくれた人へのお礼は?
落とし物を拾った場合、拾得者(拾った人)に以下の権利が発生します。
●報労金を請求する権利
落とした人に対して「拾ったお礼」を請求する権利。落とし物の価格の5~20%と定められています。例えば1万円入りの財布を拾ってもらった場合は、お礼の額は500円から2,000円になります。また、拾った場所が施設内だった場合、お礼は施設と折半となります。
●落とし物の提出などに要した費用を請求する権利
例えば、落とし物を届けるのに最寄りの警察署へと公共交通機関で行った場合に、その交通費を請求できる、というもの。
●所有権を取得する権
落とし物を届けてから3カ月が経過しても引き取りがなかった場合に、所有権が取得できます。
警察から拾ってくれた人の連絡先を案内してもらえるので、まずは電話して拾ってもらったことの感謝を伝えましょう。その後、お礼について金額や送付方法など相手と相談します。書留以外で現金を送ることはできないため、例えばお礼金額分の商品券を送るといった方法もあります。もちろん、拾得者が報労金を辞退する場合もありますが、いずれにしてもしっかりと感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
解決!!「財布紛失」おどおど(見つかった時の手続き編)
幸運にも、落とした財布が見つかった場合の「受け取り方」や「拾ってくれた人へのお礼」についてご紹介しました。「お礼の仕方」については、知らなかったという人も多いかもしれません。では、反対に「財布を拾った場合」はどうすればいいのでしょうか? 次回は「財布など落とし物を拾った場合の対応」を紹介するので、ぜひご覧ください。
文:大西トタン@dcp
編集:マイナビ学生の窓口編集部
参考:警視庁「落とし物をした方」