【今年の夏は渓流釣りやろう】はじめての「渓流釣り」おどおど(服・装備編)を解決 #あつまれ!_おどおど学生。
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▼はじめての渓流釣り記事一覧
・『渓流釣りおどおど』を解決 (1)#場所選び編
・『渓流釣りおどおど』を解決 (2)#竿・道具選び編
・『渓流釣りおどおど』を解決 (3)#服・装備編
・『渓流釣りおどおど』を解決 (4)#マナー編
ヤマメなど渓流魚をターゲットにする「渓流釣り」は、昨今人気が高まっているアウトドアレジャーの一つです。「これから始めたい」と思っている人も多いかもしれませんが、服装はどのようなものを準備すればいいのでしょうか? 今回は、釣りライター・ともぞうさんに聞いた「渓流釣りで必要な服装」と「選ぶ際のポイント」をご紹介します。
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渓流釣り用のアイテムをそろえよう
▼おどおど解決ポイント
1.渓流釣りのアイテムをして知っておこう
2.遊魚券は必ず購入しよう
3.あると便利なグッズをチェックしよう
帽子
帽子は紫外線対策に加えて、するどい針先が目に入ることを防いだり、枝や薮から身を守ったりと重要な役割を持つ必需品。ハットやキャップタイプなどお好みの帽子を選択してみてください。ともぞうさんによると「薮や枝などで視界が遮られる状況では、視界を確保しやすいキャップタイプがお薦め」とのこと。逆に視界良好な場所では、「ハットタイプでもいいですね」とのことです。
偏光グラス
「偏光グラス」も帽子とセットでそろえておきましょう。自然光を和らげるほかに、水面のギラつきを抑制し、水中を見やすくする特殊なレンズを採用しています。水中の様子が非常に分かりやすくウエーディング(防水の胴付長靴での入水)でも、地形を確認しながら歩くことができ、転倒防止に役立ちます。安全に釣りを楽しむためにも、帽子と偏光グラスはそろえておきましょう。
レインウエア
渓流釣りでは、天候が急変することも少なくありません。そのため、手持ちのバックパックやショルダーバッグ内にレインウエアを携帯することも必要です。コンパクトなケースに収納できるレインウエアも多くあるため、持ち運び重視で選ぶのが良いとのことです。
フットウエア
釣り場は足元が悪いことが多く、フットウエアも重要です。渓流釣りでは、さまざまなフットウエアがラインナップされていますが、入門者にはブーツ一体型のウエーダー(防水の胴付長靴)がおすすめです。ブーツとウエーダーを別々に購入する必要がなく、一体構造を採用しており、値段もお手頃なのが特徴。ウエーダーであれば、初心者が膝程度の入水を想定しても、広範囲にポイントを探ることができますし、長靴などと比較し不意に濡れる心配も少ないでしょう。
なお、ブーツ一体型のウエーダーを購入する際は、ソールの違いによって、対応可能な場所が異なるため把握しておきましょう。
・ラジアルソール
・フェルトソール
一般的な長靴にも採用されている「ラジアルソール」は、岩がゴツゴツした場所やコケが生えている釣り場では、非常に滑りやすく危険です。コケや岩場に強い「フェルトソール」を選びましょう。フェルトソールにも「落ち葉や泥などが多い場所では滑りやすい」という弱点があるため注意が必要です。
ちなみに、ウエーダーには、冬場の釣りにも対応した「クロロプレン素材」と春から秋まで幅広く対応する「ナイロン素材」があります。長さも「チェストウエーダー」「ウエストウエーダー」「ヒップウエーダー」などがあります。どのタイプを購入すればいいか分からない場合は、汎用性の高いナイロン製のチェストウエーダーがお薦めです。
ショルダーバッグやバックパック
食べ物や飲み物、釣り道具などを収納するのに使います。また、渓流釣りでは絆創膏やタオル、ウエットティッシュ、レインウエアなどの収納にも役立ちます。釣りに特化したバッグなら使いやすいですが、初めのうちは手持ちのもので問題ないでしょう。
遊魚券は必ず購入しよう
渓流釣りをする際は、「遊魚券」という、河川ごとに決められたライセンスが必要です。ライセンスは渓流魚の資源保護や放流事業などに役立てられており、「禁漁期間」「禁漁区」「15cm以下の魚はリリースすること」など渓流釣りのルールが定められています。特に、河川や湖などの内水面の釣り場では、海と違って魚の母数に限りがあります。
ともぞうさんによれば「必要以上に魚を持ち帰ってしまうと、やがては貴重な資源が失われることにつながりかねません。自然保護をしながら、豊かな環境を後世へ伝えるためにも、遊魚券の携帯は必須です」とのこと。
遊魚券は、各河川を管轄する漁業協同組合、釣り具屋、コンビニ、最近ではWebで購入することも可能です。ルールを守って誰もが楽しく釣りをするためにも、必ず遊魚券を購入しましょう。購入した遊魚券は、帽子やリュックなど見やすい位置に携帯することが義務付けられています。必ず見やすい位置に掲示しましょう。
あると便利なグッズは?
ともぞうさんに「快適に釣りを楽しむためのグッズ」を聞いたところ、以下がお薦めとのことです。
糸クズ巻き取り器
使い終わったライン(糸)を巻き取るアイテムです。ともぞうさんによると「渓流釣りをしていると残念なことに、釣り場に糸クズが落ちている光景を目の当たりにすることがあります。釣り場環境を汚さないという点で紳士的な釣り人が増えて欲しいと考えており、糸クズを回収できる専用グッズがおすすめです」とのこと。
釣りをしているとラインが絡まったり、古くなったラインを交換したり、糸クズ問題に直面します。使い終わったラインをバッグに入れてもいいのですが、釣り道具を取り出すタイミングで知らないうちに釣り場に落下してしまうこともあります。例えば、第一精工から販売している「糸クズワインダー」などは、いらなくなった糸クズを簡単に収納でき、釣り場を汚す心配もないためおすすめとのこと。
参考:https://www.daiichiseiko.com/products/5307/
フィッシンググローブ
渓流魚は7~15℃と低水温を好む魚です。そのため、人間の手で直接触れてしまうと火傷を負って、最悪の場合リリースしても死んでしまうことがあります。そのような事態を防ぐために、釣り用のグローブがおすすめです。グローブの上から魚に触れる、または、グローブがない場合には手を十分に水で冷やしてから魚に触れるようにしましょう。
ラインカッター
ラインカッターは、釣り糸を切るために使用する釣りグッズです。ほとんどがコンパクトなタイプであり、自宅にあるハサミを持ち込むよりも安全に使用できます。そろえておいて損はありませんが、小さなハサミなどで代用もできるため、余裕がある場合に購入すればいいでしょう。
熊鈴
渓流釣りで遭遇したくない野生動物といえば熊です。国内では本州だと「ツキノワグマ」、北海道なら「ヒグマ」が生息しており、渓流釣りのエリアと生息域が一致します。入渓する際には熊に人間の存在を知らせる熊鈴が有効であると言われています。
※人馴れしてしまった熊の場合、かえって熊が近寄ってしまうなどの見解もあり。
ともぞうさんによると「学ぶべきは、熊と人間が適切な距離を保つことではないかと思います。例外(不法投棄した食料が原因で餌を求めるようになった熊や、過去に人を襲ったことのある熊)もありますが、特別な事情がない限り、熊鈴によって適切な距離を保てるといわれています。熊の生息域に人間がお邪魔させてもらっているわけですから、野生動物との正しい距離の取り方を学んでおきましょう」とのこと。
熊よけスプレー
熊鈴で距離を保つことも大事ですが、万が一に備えて「熊よけスプレー」も用意しておくといいでしょう。熊が苦手とする唐辛子エキスなどが含まれており、至近距離での使用では効果があるといわれています。ともぞうさん自身も、過去に1度だけ渓流で熊を見かけたことがあり、それ以降は熊よけスプレーを必携しているそうです。
解決!! 渓流釣りおどおど(服・装備編)
「渓流釣りで必要な服装」と「選ぶ際のポイント」まとめてみました。初めての渓流釣りに挑戦する場合は、竿などの釣り道具とあわせてそろえるようにしましょう
次回の記事では実践編として、「釣りスポットでのマナーや楽しむこつ」を紹介します。
教えてくれたのはこの人!
ともぞう(釣りブログ運営者)
釣りライター。幼少期より渓流釣りに親しみ、特に延べ竿の釣りが得意。ヤマメやイワナなど渓流魚の美しさにハマる渓流釣りフリークである。渓流釣りの道具やラインの結び方は釣りブログ「釣りパラダイス」も参考にしてください。
『釣りパラダイス』
文:中田ボンベ@dcp
取材協力・監修:ともぞう(釣りブログ運営者)
編集:マイナビ学生の窓口編集部
写真:(C)2022 TOMOHIRO WATANABE.All Rights Reserved
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