【渓流釣り入門】はじめての「渓流釣り」おどおどを解決!(楽しむためのマナー編)

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「渓流釣り」は、昨今人気が高まっているアウトドアレジャーの一つです。大学生の皆さんの中にも、「挑戦してみたい」と考えている人は多いでしょう。しかし、初心者だと渓流釣りのルールやマナーが分からず「おどおど」してしまうはず。そこで今回は、釣りライター・ともぞうさん監修の下、「渓流釣りを楽しむためのマナー」をご紹介します。

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渓流釣りを楽しむための4つのマナー

▼おどおど解決ポイント
1.4つのマナーを守ろう!
2.言うまでもなくゴミは持ち帰ろう
3.写真撮影に注意しよう

初心者だからといって、マナー違反が許されるわけではありません。渓流釣りを楽しみ、他の人に迷惑を掛けないためにも、「渓流釣りのマナー」を覚えておきましょう。以下に、渓流釣りのマナーとともぞうさんの解説をまとめてみました。

(1)上流に向かって釣り上がる

渓流釣りは、入渓地点から上流に向かって釣り上がるのが基本的なマナーとされています。そのため、下流に向かって釣り下がってしまうと、釣り上がる人とバッティングし、本来釣り人が楽しむべきポイントを奪ってしまいます。トラブルに発展しかねないため注意しましょう。また、魚は流れの上流に頭を向けて泳いでいることが多く、釣り上がることで「魚に察知されにくい」というメリットもあります。

(2)釣り上がるときはそっと歩くこと

渓流魚は他の魚と比べても警戒心が非常に強いのが特徴です。川をバシャバシャと歩いたり、不必要に入水したりすると、すぐに魚に察知されます。移動する際はできるだけ陸を歩くなど不必要な音を立てず、魚に警戒されないよう配慮してください。その方が紳士的な釣りができますし、魚のヒット率も向上します。また、他の釣り人に迷惑をかける心配も少ないでしょう。

(3)釣り人への挨拶を忘れない

釣りを楽しむためには、釣り人同士のマナーの徹底が欠かせません。初心者で多いのが、「先に入渓していた釣り人に挨拶をせず、すぐ近くのポイントに入ってしまう」という例。先にいた釣り人からすれば、挨拶もなしに、これから釣りをしようと考えていたポイントに入られてしまうわけですから、憤りを感じるのも当然です。入渓地点に釣り人がいたら、まずは挨拶をします。その後、自分が入りたいポイントを伝え、釣りをしてもいいか確認することをお勧めします。

「あのポイントへ入りたいのですけど、大丈夫ですか?」とひと言かけるだけですから、誰でもできるはずです。釣りを楽しみ、魚を釣りたい気持ちはどの釣り人も一緒です。であるならば、お互いが気持ち良く釣りができるよう挨拶やマナーを守りましょう。

(4)他の釣り人との距離を取る

(3)とも連動していますが、いくら挨拶をしっかりしたとしても、釣り人のすぐ上流で釣りをしてしまうのは厳禁です(挨拶をした上で、釣り人から許可を得ている場合は別です)。入渓地点にいる釣り人を追い越して、上流のポイントへ入る場合には、釣り人への挨拶だけでなく、どこから上なら釣りをしてもいいか、念のため確認することをお勧めします。

また、釣り人が険しい場所にいるなど、挨拶が難しい場合には、一定の距離を空けて上流へ入るようにします。その際、少なくとも500メートルは空けて、上流側へエントリーするようにしてください。十分な距離を空けることでトラブルを避けられるだけでなく、釣り人同士が各ポイントでの釣りを長く楽しめます。川は誰のものでもありませんから、譲り合いが大切です。

ゴミは必ず持ち帰ること

釣り以前のマナーとして、ゴミは持ち帰るようにしましょう。ともぞうさんによると「渓流釣りをしていると、特にBBQのシーズンになると普段見られない多くのゴミが川に散乱していることがある」とのこと。

仲間との交流で気分が盛り上がり、ついゴミを捨ててしまったという人がいるかもしれません。しかし、そうした人は渓流へ足を運ぶべきではないでしょう。

ともぞうさんも「ゴミを捨てることで水質が悪化する、または不必要に熊や猪などの野生動物を引き寄せることにもつながります。水質悪化はやがて渓流に生息する動植物を失い、釣り場が汚染されます。野生動物を引き寄せることで、人馴れしてしまい結果的に人的被害に発展します。たった1つのゴミであっても、その行為自体が生態系を崩すことにつながってしまいます」と問題視しています。長く釣りを楽しんでいくためにも、ゴミは持ち帰るよう徹底しましょう。

写真撮影で必ず注意すべきこと

渓流釣りをする上で忘れてはいけないのは「渓流魚」の存在です。先のごみ問題もそうですが、渓流魚あっての渓流釣りです。渓流釣りをする前に、ぜひ「渓流魚との触れ合い方」も覚えておきましょう。

ともぞうさんによると、特に「写真撮影」での魚の取り扱いに注意してほしいとのこと。最近ではInstagramをはじめSNSが流行し、多くの釣り人が「釣果を多くの人に見てもらいたい」と思っています。しかし、撮影の際、魚にそのまま手で触れてしまうと火傷を負ってしまい、リリースしても死んでしまうことがあります。渓流魚は人間の体温よりもずっと低い温度で暮らしているため、人間の体温は高すぎるのです。

もちろん、釣った魚を持ち帰る場合には、そのまま触れても問題ないでしょう。しかし、リリースを前提として釣りをするのであれば、できるだけ魚を労る必要があります。例えば、以下の点を意識すべきです。

・ランディングネットを使用し、撮影をする際も手では触れない

・やむを得ず魚に触れる場合には、十分手を水に浸して、温度を下げてから触れる

・釣った魚を陸に上げてしまうと粘膜が傷つくため、常に水につけておく

・エラ呼吸が荒くなっている場合は酸欠の懸念があるため、撮影を優先するのではなく、まずは新鮮な水に移動し、バチャバチャと水面を動かす

最低でも上記をしっかり守りましょう。また、釣り上げた直後の魚は、体力を消耗しエラ呼吸が荒い場合があります。これは人間で言えば、フルマラソン直後に、無酸素状態の空間に閉じ込められているような状態です。このようなケースでは、撮影を優先するのではなく、ランディングネットのまま魚を新鮮な水へ移動し、回復を待ちましょう。

また、魚の近くの水面を手でバチャバチャと動かすことで、空気を含んだ水が魚に供給されやすくなり、人間で言えばマラソン後の酸素吸入ができるようになります。写真撮影を行う際は、必ず魚が落ち着いてから、撮影をするようにしましょう。

他にも、「持ち帰り」での配慮も重要です。内水面の魚は母数が非常に少なく、釣れた分だけ持ち帰ると、その川の貴重な魚が絶滅する可能性があります。その日食べる分だけ持ち帰るといった配慮が必要なのです。

ともぞうさんによると「後世まで美しい魚を楽しめる環境を残すためにも、必要以上の持ち帰りを防ぎましょう。そうすることで、いつまでも渓流魚との触れ合いが楽しめます。もちろん、自分が釣った魚は、普段食べている魚よりも非常においしいものです。ただ釣るだけでなく、食べることも楽しみの1つですが、節度をもって楽しみましょう」とのこと。

解決!!  渓流釣りおどおど(マナー編)

釣りライター・ともぞうさんに聞いた、「渓流釣りを楽しむためのマナー」と「魚との向き合い方」をご紹介しました。釣りのマナーはもちろん、渓流魚の触れ方も「渓流釣り」を楽しむために大事なポイント。これからチャレンジしたいと考えている人は、しっかりとマナーを理解しておきましょう。

教えてくれたのはこの人!

ともぞう(釣りブログ運営者)

釣りライター。幼少期より渓流釣りに親しみ、特に延べ竿の釣りが得意。ヤマメやイワナなど渓流魚の美しさにハマる渓流釣りフリークである。渓流釣りの道具やラインの結び方は釣りブログ「釣りパラダイス」も参考にしてください。

釣りパラダイス

文:中田ボンベ@dcp
取材協力・監修:ともぞう(釣りブログ運営者)
編集:マイナビ学生の窓口編集部
写真:(C)2022 TOMOHIRO WATANABE.All Rights Reserved

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