お金は貯金すべき?それとも投資すべき?将来の資産形成の理想ははたしてどっち?! |学校では教えてくれない「お金の授業」

編集部:ろみ

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お金を貯める方法といえば「貯金」や「投資」をイメージする方が多いのではないでしょうか。
「できれば効率的にお金を貯めたいけれど、リスクは負いたくないな」なんていう声も聞こえてきそうですが、安全にできるだけお得に増やしていきたいですよね。
そこでここでは、貯金と投資のどちらがいいのかを判断するために、それぞれのメリットについて詳しくご説明していきます。また、初心者におすすめの投資についてもご紹介しますので、併せて確認してみましょう。

貯金をするメリット

貯金には具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。主なメリットを3つご紹介します。

急にお金が必要になっても困らない

日々の生活の中で、急にまとまったお金が必要になるときがありますが、貯金があればある程度のことは対応できます。 たとえば、病気やけがで入院することになれば入院費がかかります。「生命保険文化センター」の「令和元年度 生活保障に関する調査」によると、入院費用の自己負担額は平均20万8,000円かかっていることがわかります。 これだけの金額ですと、貯金がない場合は支払うのが大変ですよね。 また、新社会人になれば冠婚葬祭のお付き合いも出てきます。 結婚式のお祝いやお葬式の香典などに費用がかかるうえ、遠方にある場合は交通費や宿泊費もかかることがあるので、予定よりもたくさんのお金が必要になる可能性もあります。

将来の「教育」「住宅」「老後」資金に備えられる

大学生のうちは将来への貯蓄というイメージが湧きにくいと思いますが、社会人になると子供の教育資金や住宅購入資金、老後の生活資金などへの貯金を考えるようになります。「人生の三大資金」と呼ばれているこれらの出費は数百万から数千万円かかるので、早めに貯金を始められるとベターです。

蓄えがあれば毎日安心して生活できる

貯金が習慣化していてある程度のお金が貯められていれば、支払いに追われることがないので精神的にゆとりをもって過ごすことができます。 貯金がないと「〇日までにスマホ代金を支払わなくちゃ!」「△日までに家賃を払わなくちゃ!」と常にお金のことが頭から離れなくなってしまいます。 しかし、貯金があればたとえ何か急な出費ができても対応できますし、「お金をためてあるから大丈夫」という気持ちがあるのでQOL(クオリティ オブ ライフ:人生の質)を上げる効果もあります。

投資をするメリット

ここからは、投資をするメリットについてご紹介していきます。 「投資は貯金よりもハードルが高い」と感じる方もいると思いますが、先入観にとらわれないように、どのようなメリットがあるのかを確認していきましょう。

貯金よりもお金を増やせる可能性がある

よく言われているように、現在は低金利の時代です。銀行に定期貯金をしても1年間で0.01%という金利しか付きません。たとえば100万円定期貯金に預けて付く利息は100円(税引き前)です。 これだと本当に資産形成ができるのか、ちょっと不安になりますよね。 一方、投資信託の平均利率は、商品タイプや市場の動きによって変動するため計算するのが難しいですが、およそ3%~5%が目安とされています。 同じく100万円を運用した場合、3%の利率だと1年後には3万円の利息が付く計算です。 定期預金の利息が100円しか付かないとすると、2万9,900円もの差がついてしまうことがわかります(あくまでも試算なので目安としてとらえてください)。 このように、うまく投資信託ができれば貯金よりも効率的に資産形成ができる可能性があります。

小額から購入でき初心者でも始めやすい

「投資はまとまったお金が必要」と思っている方もいると思いますが、商品によっては小額から購入することができます。 目安として、投資信託なら数千円~、債券なら1万円程度から始められます。 なお、株式は数万程度が必要になりますので、ある程度慣れてからにした方がいいでしょう。 また、運用は専門的な知識やテクニックを身に着けた投資のプロが、投資者に代わって行ってくれますので、安心して任せることができます。

節税効果が期待できる

投資信託の中でも、「iDeCo(個人型確定拠出年金) 」や「NISA」は、資産形成と節税対策の両方ができる商品です。 通常、投資信託で出た運用益には20%(プラス復興特別所得税)の税金がかかってしまいますが、iDeCoと NISAの運用益は非課税なので、税金が差し引かれずにそのまま利益がもらえるのです。 また、iDeCoは投資した金額が全額所得税の計算から控除されるので、所得税・住民税の支払いが軽減されます。

貯金と投資を両立しよう!

資産を増やすには、「貯金だけ」「投資だけ」とどちらかひとつに決めるのではなく、貯金と投資を両立させていく方法がおすすめです。両方を活用することにより、それぞれのデメリットをカバーすることもできます。

お金を「使う」「貯める」「殖やす」の3つに分ける

まずは、ご自身が現在持っているお金を次の3つに分けてみましょう。

 ・使う:日常生活に必要なお金
 ・貯める:急な出費に備えて別に預けておくお金
 ・殖やす:しばらく使う予定のないお金

日常生活に必要なお金は、1~2か月分の生活費を目安に考えます。 急な出費に備える金額は生活状況によりますが、大学生や新社会人ですと入院費用の平均額である20万~30万円程が目安となるでしょうか。もしくは毎月のお給料から決まった金額を積立貯金に回し、それ以外のしばらく使う予定のないお金を投資に充ててもいいでしょう。

投資のリスクも確認しておこう

投資には、預けた資産を失ってしまうリスクがあります。 投資ではリスクとリターン(収益)は表裏一体の関係にあり、リスクが小さいときはリターンも小さく、リスクが大きいときはリターンも大きくなります。 投資に慣れてくると「もっと儲けたい!」という気持ちがどうしても出てきてしまいがちですが、リターンの大きい商品はリスクも大きいため、大損失を被る可能性があります。 もしリターンの大きい商品を購入したいときは、安全性の高い商品を組み合わせる「分散投資」をすることをおすすめします。

投資初心者におすすめの投資法

投資がまったく初めてという方には、どのような投資法がおすすめなのでしょうか。 投資法はリスクとリターンの関係から、次のように3つに分けることができます。

リスク・リターン

投資例

ローリスク・ローリターン

・外貨預金

・預金

・債券

・金投資 など

ミドルリスク・ミドルリターン

・投資信託

・ETF(上場投資信託)

・REIT(不動産投資信託)

・外貨建てMMF

・iDeCo

・ソーシャルレンディング

・株式

・不動産 など

ハイリスク・ハイリターン

・先物取引

・FX

・仮想通貨 など

初心者には3つのうち、ミドルリスク・ミドルリターンの投資がおすすめです。 なぜかというと、元本の保証はされていませんが、投資資金を一気に失ってしまうリスクも少ないからです。

投資信託に投資をする

ミドルリスク・ミドルリターンの投資法の中でも、初心者が始めやすいのは投資信託です。投資信託は、投資家から預かったお金を運用のプロ「ファンドマネージャー」が運用し、利益が出たときに配当金を受け取ることができます。

「株式投資信託」と「公社債投資信託」

投資信託は、大きく「株式投資信託」と「公社債投資信託」の2つに分けることができます。簡単に特徴を以下にまとめました。

投資信託の種類

特徴

株式投資信託

株式を組み込んで運用(一部例外あり)

公社債投資信託

株式は一切組み込まれておらず、
国債や社債などの債券を中心に運用

株式を含むか含まないかに大きな違いがありますね。 さらに、運用商品や購入時期、利益の分配方法などによってさまざまな種類に分けられます(例:外貨建てMMF、オープン型株式投信など)。

手数料がかかる

投資をファンドマネージャーに依頼するため、手数料がかかる点に注意が必要です。 手数料は投資信託ごとに異なるので、申し込む際によく確認してください。 ちなみに手数料には、購入時手数料、運用管理費用、売買委託手数料などいくつか種類があります。

ドルコスト平均法を活用する

投資信託をする際には購入方法にもコツがあり、初心者におすすめな方法に「ドルコスト平均法」があります。 ドルコスト平均法とは、投資信託などの商品を長期的に定額で購入していく投資方法のことをいいます。毎月定額をコツコツと積んでいくので、小額からでも始められます。

毎回買付口数が変わる

毎月定額で購入するので、相場に応じて買付口数が変わるという特徴があります。 相場が高いと買付口数は少なくなり、相場が低いと多く購入できます。 口数の計算は自動で行われますので、投資家が指示する必要はありません。

短期間で儲けるには不向き

ドルコスト平均法は、長期間投資を前提に運用されているものなので、「短期間で儲けたい」という方には不向きです。 長期間の運用中には、リーマンショックなどのように世界的な価格下落につながる要因が発生します。 しかし、その厳しい時期を乗り越えればまた利益を得られるチャンスがやってくる可能性があります。 そのため、時間的・資金的余裕がある方におすすめの手法といえます。

まとめ

貯金と投資にはそれぞれメリットがあり、どちらか一方だけを選ぶのは難しいです。 そこで両方のいいところをとって両立させて資産を増やしていく方法が安心かつお得と言えます。 初心者には投資信託がおすすめとご紹介しましたが、リスクがあることには変わらないので注意点をしっかり理解したうえで始めましょう。

文:金子 賢司

東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。 以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、 年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はジャザサイズ。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。 <保有資格>CFP、住宅ローンアドバイザー、生命保険協会認定FP、損保プランナー 公式HP

制作:Media Beats
編集:マイナビ学生の窓口編集部

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