口座番号は教えても大丈夫? 銀行口座を教える時の不安を解決
銀行の口座番号を顔の見えない相手に伝えるのが不安という人もいますよね。アルバイトなどの給与の振り込み先として銀行口座を指定しますし、そのほかにも、近年ではインターネット取引における支払いの振込先として利用することも増えてきました。人に教えて大丈夫なのか、安全なのか、解説していきます。
口座番号と名義だけであれば、ほぼ安全
結論から言うと、銀行の口座番号と名義だけを伝えるのであれば、それが何らかのリスクにつながる可能性は非常に低いです。なぜなら、口座番号と名義だけでは、口座からお金を引き出したり、別の口座にお金を振り込ませたりすることはできないからです。
ですから、口座番号や名義を伝える場合、それほど神経質になる必要はありません。それでもまだ、顔も知らない相手に口座番号や名義を伝えることに抵抗がある場合には、以下のような方法をとれば、不安を解消することができます。
口座番号と名義が知られることで生じるリスクとは?
口座番号と口座の名義が人に知られても、お金を引き出されて勝手に使われてしまうような危険はほぼないと言えます。しかし、お金の振込はできることから、ごくまれに「押し貸し」という犯罪に巻き込まれることがあります。勝手に人の口座にお金を振り込み、その後に法外な手数料や利息を要求してくるというものです。
ですから、口座に身に覚えのない入金があった場合には、ただちに銀行に連絡しましょう。場合によっては警察への相談が必要になることがあります。決して自分一人で解決しようとせず、公的機関を頼ることが重要です。とはいえ、押し貸しは非常にまれですから、必要以上に恐れる必要はありません。
不安解消に振り込み専用の口座を作る
最も簡単で確実に不安を払拭できる方法として、新たに振り込み専用の口座を開設する方法があります。そこに振り込み用の比較的少ない金額を預金しておきます。そうすれば万が一の場合でも、小額のため被害は最小限に抑えられます。
また、どうしても口座番号を知られたくないという場合、メールアドレス送金という方法もあります。これを利用できるのが楽天銀行の「かんたん振込(メルマネ)」というサービスです。手数料が最大で168円かかるものの、受取人のメールアドレスと名前だけを伝えれば振り込みができるというものです。しかしながら、振り込む側も楽天銀行に口座を持っていなければ使うことができないサービスとなっています。
まとめ
銀行の口座番号と名義は、給与の振り込みなどの際に必要な情報です。口座番号と名義だけを知られても、危険性はほぼありませんが、もし身に覚えのない入金があったときには、押し貸しに注意するため、銀行や警察に相談しましょう。
(学生の窓口編集部)