銀行口座は複数使い分けるのが賢い! 口座を分けるメリット&使い分けの基本テクを紹介
今回は、銀行口座を使い分けるメリットや、どのように口座を使い分けるのかの基本のテクニックを紹介します。
かつては、銀行は預金を貯め込むためにのみ利用されていたため、口座についても1つあれば十分でした。しかし現在では、預金を貯めるだけでなく、給与の銀行振込や公共料金の引き落としなど、さまざまな点での利用できるようになりました。そうした変化の中で、口座も1つだけではなく、いくつか準備した上で用途によって使い分けるのが、賢い利用の仕方となってきました。
銀行口座は複数開設できるものの......
複数の銀行口座を開設する場合、同じ銀行では同一名義では口座を開設できない場合があります。
そのため、給与振り込みで使う口座と、貯金用の口座を分けて作りたい場合などは、複数の銀行を利用するのが一般的です。ただし、理由によっては単一の銀行で同じ名義の複数の口座を開設できる場合もあるため、一度窓口で相談してみることをおすすめします。
複数の銀行口座を使い分けるメリット
複数の銀行口座を使い分けることによって、より簡潔に家計の管理が行えます。
収入管理、支出管理、貯蓄管理、緊急予備資金と大きく口座を4つに分けて、お金の流れを「見える化」することにより管理がしやすくなります。
お金を管理するというと、家計簿がまず思い浮かぶ人も多いと思いますが、口座ごとお金を分けておけば細かい家計簿などをつけなくても使い過ぎを減らしたり、計画的な貯金や資産運用をしたりが簡単にできます。
では、この4つの口座の役割と使い方の基本について詳しく解説していきます。
収入管理用の口座について
収入を管理するために、毎月の給与などの振り込み先として用いる口座です。
収入の振り込み先はすべてこの口座に集約します。臨時収入として手渡しで受け取ったものも、一度この口座に入金するようにします。入金されたものは用途別に他の3つの口座に振り分けます。
そして、あらかじめ月締めの日を決めておき、その日に残ったお金は「貯蓄管理用の口座」にすべて移します。残高は1,000円以下にしておけばいいでしょう。
収入管理用の口座については、基本的には会社から給与振り込み用の銀行を指定されますので、指定の銀行で口座を開設すればいいでしょう。
支出管理用の口座について
収入管理用の口座から、その月に必要なお金をこの口座に移します。
買い物に使うお金はもちろん、光熱費や保険料の支払い、クレジットカードやデビットカードの引き落としなどもこの口座で行います。そうすることで、通帳などで支出履歴や支出総額など、一目で把握できるため、無駄遣いの防止につながります。
貯蓄管理用の口座について
収入管理用の口座や支出管理用の口座で残ったお金は、この口座に移して管理します。
例えば、資産形成で用いる保険の保険料、積立定期預金などが該当します。また、証券会社での運用に回す資金も、一度この口座に入れてから、別途作成した証券会社の口座に移すようにします。これも、お金の流れを把握するために大切なことです。
緊急予備資金用の口座について
これは、入院や冠婚葬祭での費用など、まとまった金額が急に必要になったときに備えるための口座です。
常に決まった金額を入れておきます。社会人になったら200万円前後を目安に貯めておけると、たいていの場合の一時金はなんとかなります。大学生でそこまで貯めておくのは難しいと思いますが、可能なら2カ月すごせるくらいの家賃や生活費分があると安心でしょう。
使った後は、できるだけ早く決まった金額まで戻すようにします。
まとめ
銀行口座は同じ名義で複数開設することができます。具体的には、収入・支出・貯金・予備と4つに分けて、家計管理に用いるのがおすすめです。複数の口座を賢く使い分け、お金の流れを把握しましょう。
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(学生の窓口編集部)