はじめての銀行用語を解説 ~振込・振替・各種手数料~
はじめて口座を開く人向けに、銀行用語で一般的な、振込と振替、手数料などについて解説します。
1つの口座から他の口座にお金を送る方法として、振込と振替の2つがあります。2つの送金方法の違いについて押さえておきましょう。また、振込手数料のほか、ATM利用手数料や口座維持手数料などがあります。
振込と振替について
1つの口座から他の口座にお金を送る方法として、振込と振替の2つがあります。それぞれについて、以下に説明します。
振込(ふりこみ)とは
他の銀行の口座や、同じ銀行でも別の支店にある口座にお金を送ることです。
一般的には、家賃や通販での代金の振り込みなど、第三者の口座に送金するために使われる方法です。たとえ同一名義の口座であっても、他の銀行や他の支店の口座へ送金する場合は振込となります。
振込の場合、現金を直接振り込む方法と、銀行口座から送金する方法があり、いずれの場合もキャッシュカードあるいは通帳を使って行います。近年はインターネットバンキングに対応した銀行も増え、パソコンやスマホからの振り込むこともできます。
また、振込には通常、手数料がかかります。振込手数料を自分か相手か選択できる場合もありますが、振り込む側が支払うのが一般的です。
振替(ふりかえ)とは
ある銀行口座から、同じ銀行の同じ支店の口座へお金を送ることです。一般的には、本人の同一名義の別口座の間で(例えば、普通預金の口座から貯蓄預金の口座)、お金を移し替えるために使われる方法です。
振替は、窓口やATMで手続きを行います。振替には通常、手数料はかかりません。
どんな場合に銀行で手数料が取られるか
銀行口座にかかる手数料はさまざまです。通常の預金口座にかかる手数料として主なものが以下の3つになります。
振込手数料
前述の振込の際にかかる手数料です。
銀行によっては、インターネットバンキングの同一銀行内であれば、支店が違っても振込手数料を無料にしているところもあります。
同じ銀行内の別の支店に振り込む場合と、別の銀行に振り込む場合とでは、手数料が異なるのが一般的です。
ATM利用手数料
銀行の店舗に設置されているATMや、コンビニのATMを利用するときにかかる手数料です。
多くの銀行では店舗のATMについて、その銀行の口座に限り、日中の指定時間内での利用を無料としていて、指定の時間外に利用する場合には時間外手数料がかかります。
このため、コンビニのATMを利用する場合は、通常の利用手数料に加え、時間外の場合には時間外手数料もかかります。
口座維持手数料
現在、日本では導入されていませんが、今後導入される可能性がある手数料です。すべての口座を利用する人に対して年間1,000円前後となることが予想されています。
まとめ
銀行口座でお金を移動する場合、他の銀行や他の支店に移動することを振込、本人名義の同じ支店内の口座で移動することを振替と呼びます。振り込みのほか、ATMを利用する場合、時間外などは手数料がかかります。
(学生の窓口編集部)