生きるのをやめなければ「強み」の一歩が見つかる。自分の個性に悩む学生へkemioから贈る言葉 #大学生の相談窓口
大学生が抱えるさまざまな不安や悩みに対して、突破口になるようなアドバイスを著名人の言葉で贈る「大学生の相談窓口」。今回学生の悩みに答えてくれるのは、YouTubeの登録者数180万人以上、タレント、モデル、歌手としてマルチに活躍されているkemio(けみお)さんです。若者から絶大な支持を得ているkemioさんに、自分の強みを見つける方法について伺いました!
Q.夢を叶えるための、自分の強みや個性が見つからない
私は将来、狭き門であるテレビに携わるお仕事がしたいと思っているのですが 面接でアピールできるような自分の強みや個性を見つけることができず困っています。私はまだ大学1年生なので、今のうちに将来のためやっておくべきことや、自分の強みを見つける方法をアドバイスしてほしいです。
(女性/18歳/大学1年生)
A.強みや才能なんてクソくらえってテンションでいいと思う!
自分の強みは、GPSを埋め込まない限り見つからない
強みや個性は見つけなくていいと思っています。そういうことを考えてすぎてしまうと「個性的にならなきゃ」「専門性を作らなきゃ」って、立ち止まって進めなくなるんですよね。
そもそも強みとか個性って、自分では分からないじゃないですか。僕だって自分で分からないし。例えば僕の場合は、「kemio君はよくしゃべるね」って言われて「あ、私ってしゃべりが強みなんだ」って気がつきました。他にはなんて言われただろうな〜……あ! 撮影中に「動きが大胆」って言われました(笑)。
こういうのって、探せば探すほど「もしかして自分には才能がないのかも」「やっぱり個性がないからダメなんだ」と落ち込んでしまう。本当は質問者さんの中に素晴らしいものがあるかもしれないのに、「強み」「個性」「才能」っていう言葉によって、消えていってしまうんです。だから「才能なんてクソくらえ!」くらいのテンションでいいと思いまーす! 無理に考えないでまずは自然体で生きるのが一番!
見えない強みや個性を探してさまようよりも、質問者さんがテレビのことが好きなら、マスコミの講座を受講してみたり、カメラのことを勉強したり。やっていくうちに「私はこれが好きだ」「こうしたい」って、より磨きたい部分が見えてくると思うんですね。
目に見えないイマジネーションを現実化させるって、すごく難しい。そこに時間を使うよりも、少し具体的に行動するほうが、より未来につながるんじゃない? 今好きなものがあるのなら、とことん追求してみる。目の前のことに打ち込んでいくうちに、気がついたら自分の強みやキャリアになると思います。
強みや個性はGPSを埋め込まない限り見つからないから、まずは目の前のことを大切にしよ!
生きるのをやめないで。行動の先に、強みの一歩が見つかるはず
いま打ち込める何かを見つけられない人も多いですよね。そういう人はたとえ見つけられなくても、きっかけがいつどこに落ちているのか分からないから、とりあえず「生きることをやめない」こと!
例えば、たまたま駅でギターを弾いている人を見て「私も弾いてみようかな?」って感じるかもしれないし、電車で派手な髪色の人を見て「髪の毛ってこんな色にできるんだ!」って美容師を目指すかもしれないし。日常生活の中で、好きなこととか、打ち込めることのヒントが落ちているんです。
「私って好きなものがないからダメ~」って思って、立ち止まるのが一番よくない。まずは生きるのをやめない。呼吸を続ける。そんな行動の先に、自分の好きなことや強みになる一歩が見つかる気がします。
【まとめ】
個性や才能は自分ではわからない。だから、好きなことを追求して、生きるのをやめないこと!
つい自分の強みや個性はしたくなるもの。ですが自分1人だと何が強みなのか分からなくて途方に暮れてしまいますよね……。そんなときはkemioさんのように周りに聞いてみたり、目の前の好きなことにとことん没頭してみてはいかがでしょうか。意外なきっかけで、自分が打ち込めることが見つかるかもしれません。
文・取材/田中さやか
編集/学生の窓口編集部
<kemioさんが回答したお悩み一覧>
#1:同性と仲良くできず、友達ができない
#2:いじめにあい、自分に自信が持てない
#3:つらかった出来事を思い出してしまう
#4:サークルのメンバーに言いたいことが言えない
#5:女性と話すのが苦手で彼女ができない
#6:自分の強みや個性が見つからない