人間関係では、一生傷つく。kemioが実践する心を回復するための“オペ作業”とは #大学生の相談窓口

編集部:すい

お気に入り!

あとで読む

大学生が抱えるさまざまな不安や悩みに対して、突破口になるようなアドバイスを著名人の言葉で贈る「大学生の相談窓口」。今回学生の悩みに答えてくれるのは、YouTubeの登録者数180万人以上、タレント、モデル、歌手としてマルチに活躍されているkemio(けみお)さんです。若者から絶大な支持を得ているkemioさんに、言いたいことが言えずに悩む学生へアドバイスをいただきました!

Q.大勢いるサークルのメンバーに言いたいことが言えない
今年大学3年生でサークルの運営をしているのですが、コロナの影響で、新歓イベントが全く行えない状況になっています。そこで、SNSを使って新歓をやってみたいと思っているのですが、人数が多いサークルをまとめるのが難しく、意見の食い違いなどで同学年の雰囲気が少し悪くなってしまいました。言いたいことが言いづらい今の雰囲気を変えたいのですが、どうすればいいでしょうか。
(女性/20歳/大学3年生)

A.運営側ならはっきり伝えるべき! 傷ついた後に“オペ作業”ができる自分になろ

「NO」をはっきり言うのは、相手への優しさ

サークルの運営側なら勇気を出してはっきりと言うべき! 仕事の一部でもあると思うし、言わないと何も変わらないので伝えてみてほしいな。

僕は2016年からアメリカへ移住しているんですけど、現地で学んだのが「断りは優しさにつながる」ってこと。前は、忙しいときでも友達や大好きな人から「これやってくれない?」って聞かれたら、全部「いいよ」って答えてて。「NO」が全然言えなくて。

「NO」を言うと「え、断られた……」ってネガティブな印象を抱く人もいると思うんですけど、実は「断る」って優しさにつながるんですよ! 自分の手がいっぱいのときに、相手が好きだからーとか、やってあげたいからーってやろうと思っても、結局できなかったら共倒れになって相手に迷惑をかけちゃうんですよね。

だから、サークルメンバーに対して「YES・NO」で判断しないといけない場合、白黒はっきりつけてOK! それがサークルのためにもなります。嫌われ者になるじゃないけど……運営のポジションにいるのであれば仕切るしかないと思う。

もし意見を伝えてもうまくいかない場合は、一旦話し合いをしてみたらどうかな。そのとき一度に全員で話すと混乱しちゃうと思うから、1人ずつ話したり、信頼できる友達に「こんなことを話そうと思っているんだけどどう思う?」ってアドバイスをもらったりすると、客観的な回答が得られるはず。LINEだと「ダルイからあとで返そう〜」って既読スルーしちゃう人も多いじゃないですか。大切なことはできるだけ直接伝えるほうがいいと思う。

みんな生まれた所も育った環境も違うから、思考回路は絶対に合わない! 10人いたら10人が違う意見になると思うから、まずはサークルの運営として大切にしたい意見を伝えて、その後にお互いのズレを解消できるようなコミュニケーションが取れたらいいよね。

傷ついたとき、“心のオペ作業”をどれだけ早くできるかが大切

とは言いつつも、大人数に意見を言うのって、いくつになっても緊張しますよね~。間違ったことを言ってお互いが傷つくのも嫌だし。

でも、人間関係って死ぬまで一生傷ついていくものだと思うんですよね。傷つかないことって生きているうちにないじゃないですか! 365日あったら、その半分か、それ以上傷ついている日のほうが多いくらい(笑)。

ただ、「傷つくのが怖いから人と関わらない」とか「新しい環境に踏み出さない」とか、傷つくから自分の気持ちを発信しない~なんて選択を取っちゃうと、その状況から成長することはできない。将来につながるチャンスを逃してしまうかも。

そもそも生きている限り傷つくのは当たり前。一番大切なのは、傷ついた後に自分の気持ちを回復させるための“オペ作業”をどれだけ短縮できるかだと思います。ネガティブな気持ちをズルズル引きずらないようにどうしたらいいか、傷ついた出来事を次にどう生かすのかを考えてほしいかな。

ちなみに昔の僕がやっていたオペ作業は「モヤモヤした気持ちを紙に書く」こと。ノートに嫌だったことやモヤモヤしたことをだ~っと書き出すんです。スマホでメモ書きしちゃうと、こう……脳に彫られていく感覚がないから、やっぱり紙がおすすめ。頭の中がスッキリするのはもちろん、ノートを数ヶ月後に見返したときに、「あ、この間の悩み、今は全然気にしていないじゃん!」って、悩みから解放されていることにも気がつけるんですよ。

あとは、オペ作業が短時間でうまくいくように、自分の気分がスッキリする方法や好きなことをちゃんと把握しておくのも必要だと思いますね。

【まとめ】
運営する側なら白黒つけてOK。人間関係では一生傷つくから、回復するための“オペ作業”を短縮できるようになっていこう

もめるのが苦手で、自分の意見がなかなか伝えられない人も大勢いると思います。そんなときはkemioさんの「はっきり伝える」「自分の気持ちを回復させるための“オペ作業”」という言葉を思い出してほしいです。仮にうまく行かなくても、気持ちをちゃんと回復させてあげられるようになれば、きっとこの先も自分の軸を持ったコミュニケーションが取れるのではないでしょうか。

文・取材/田中さやか
編集/学生の窓口編集部

大学生の相談窓口TOP

編集部:すい

編集部:すい

お笑いとK-POP好き。名前の由来は「すいすい物事がうまくいくように」「水のようにチームになくてはならない存在になるように」から。
★ほっとけない学生芸人GP(@gm_hottokenaigp)運営も兼任中。

関連記事

「大学生活」カテゴリの別のテーマの記事を見る

おすすめの記事

編集部ピックアップ

学生の窓口会員になってきっかけを探そう!

  • 会員限定の
    コンテンツやイベント

  • 会員限定の
    セミナー開催

  • QUOカードPayが
    貯まる

  • 抽選で豪華賞品が
    当たる

一歩を踏み出せば世界が変わる無料会員登録

この記事に関連するタグ

あなたのきっかけを探そう

気になる #キーワード をタッチ

テーマから探そう

あなたへのきっかけが詰まった、6つのトビラ

会員登録でマイナビ学生の窓口をもっと楽しく!

閉じる
マイナビ学生の窓口に会員登録(無料)すると、
お気に入り機能などを利用してもっと便利にご活用いただけます!
  • 抽選で豪華賞品が
    当たる

  • 会員限定の
    学割でお買い物

  • 会員限定の
    セミナー開催