堀田茜の「緊張しない面接術」。事前準備と、相談できる友人の存在がカギ
大学生が抱えるさまざまな不安や悩みを著名人が受け止め、突破口になるアドバイスを贈る「相談窓口」。今回学生の悩みに答えてくれるのは、雑誌『CanCam』の専属モデルであり、女優・タレントとしても活躍中の堀田茜さんです。現在25歳と、学生と年齢も近い堀田さんが自身の経験を交えながら、「緊張しやすい性格で、就活でも苦戦している」と悩む学生に、緊張せずに本番を迎えるためのコツを伝授します!
緊張しやすい性格なので、就職活動の面接でもそれが露骨に出てしまいます。そのためなかなか思うような結果がついてこず、苦戦中です。どのように準備をすれば緊張せずに本番を迎えられるでしょうか?
法学部/男性/22歳(大学4年生)/千葉県在住
A.不安要素がなくなるくらいしっかりと準備をして面接に臨もう! |
面接は、ただ暗記するだけでは対応できない。まずは準備万端で臨もう
わかります〜! 私もすごい緊張しいで、バラエティに出始めた頃なんて、頭が真っ白になっちゃって、話を振られても何も答えられなかったりして……。それをすごく悔やんだし、ずっと悩みだったんです。でも、少しずつ経験を積んで、場数を踏むことによって緊張も薄れていきました。
でも、面接は1回1回が一度きりだから「場数を踏んで慣れる」というわけにはいかないですよね。だから、緊張の原因がどこにあるかを考えて、次に「どうやったら緊張の原因を取り除けるか」を考えるといいと思います。面接時のおもな緊張の原因って、「頭が真っ白になったらどうしよう」とか「言葉が出てこなかったらどうしよう」とか、そういう「不安」なんじゃないかと思うんです。だから、不安を取り除くためには、面接で話そうと思っていることを暗記したり、自分の考えを徹底的に頭に叩き込んだりする。そういう準備をしておけば「よし、これだけやった」と安心できるようになると思います。
事前準備以外にも、まだできることがある
とはいえ、本番ではただ暗記したことを話すだけではダメだと思うので、暗記したことはいつでも話せるように準備した上で、臨機応変に対応することが必要ですよね。そのためには、模擬面接を何度かやることで、その場の雰囲気に慣れることも大事だと思います。私も大学受験のとき面接があったので、先生と何度か練習をしました。面接という場に慣れることも大事だし、いろんなシチュエーションを経験することで、臨機応変に対応する力もついてくると思います。
あとは、同じ悩みを持っている友達と悩みを共有し、励まし合うことも効果があるかも。緊張しているとき、ふと「自分だけじゃない。友達もがんばってる」と思うことで、心強くなり、自分もがんばろうという気持ちになれるものです。
それと、オーディションでもそうなんですけど、一生懸命答えても、人並みの決められた答えでは面接官の印象に残らないと思うんです。だからきっと、その人の素が垣間見えたり、本当の気持ちをぶつけられたりしたときに初めて心が動くし、面接官も「本気だな」って感じると思うので、本当に受かりたいと思うなら、その熱意を伝えられるような練習をするのも大事だと思います。
あとは深呼吸もオススメ。私もよくやるんですが、何も考えないようにしながら「鼻から息を吸って、口からちょっとずつ出す」という深呼吸を5分ぐらいかけてやると、終わったあと、すごく頭がスッキリするというか、クリアになる感じがするんです。なので、面接会場に少し早めに行くようにして、着いたらまずはトイレに行って深呼吸してから面接に臨むことをおすすめします。
完璧な準備と、同じ悩みを持つ友人との励まし合い、深呼吸の3点セットで緊張を取り除こう! |
ただ緊張しているだけだと、なかなかその状況から抜け出せませんが、「なぜ緊張するのか」を考え、ひとつひとつその要素をなくしていくことで緊張感を取り除けると話す堀田さん。もちろん、ほどよい緊張感はいい結果をもたらすことにつながるケースもあると思いますが、緊張しすぎると逆効果となり、自分の力を十分に発揮できないかもしれません。やれることは全部やって、いい緊張感のもと、本番を迎えてくださいね!
文・取材/落合由希
写真/中邨誠
衣装協力/ECLIN、e.m.
編集/学生の窓口編集部
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