ヒャダインが語る「個性的な才能の見つけ方」 ダサくても笑われてもいい。大切なのは愚直に磨き続けること
学生が抱えるさまざまな不安や悩みを著名人に聞き、突破口になるアドバイスをいただく本企画。今回、相談に乗ってくれたのは、ももいろクローバーZをはじめ、多くのアーティストへの楽曲提供やタレント活動で知られる音楽クリエイターのヒャダインさんです。さまざまな分野で活躍し、多忙な日々を送るヒャダインさんに、「仕事とプライベートを両立する方法」について聞きました。
ヒャダインさんのような個性的な才能が欲しいのですが、自分にはこれと言って得意なものがありません。もう大学生活も終わってしまいますが、これから何か見つけるにはどうしたらよいでしょうか。
経済学部/男性/22歳(大学4年生)佐賀県在住
A. 腐ることなく、個性を愚直に磨き続けよう |
個性は自分で探し出して磨くもの
僕自身、別に個性的な才能ないんですけどね。ベーシックなことを全然習ってこなかったしできなかったので、自分なりにベーシックなことを真似っこしていたら、みなさまから評価をいただいて今があるんです。なので、僕も得意なものが本当に少なかった。もし、僕が生まれついて個性的な才能にあふれていると思っていたら、この人の勘違いかな。
僕自身、自分なりに見つけていったので、個性は自分で探して磨き上げるものだと思います。ちょっとだけ音楽の専門学校に行っていたときに、先生に曲を聞いてもらったら「あなたの曲は右から左に流れていく、デパートのBGMみたいね」って言われたことがあるんです。これって個性がまるでないっていうことですよね。そこから僕は曲の個性を磨いていきました。
この人もですが、周囲と比較する人って多いですよね。周囲をパッと見て、「あいつはこんな才能があっていいな」って言うんですけど、それってその人の人生の上澄みだけを見ている。そこに至るまでに彼ら、彼女たちは、いろいろ磨き上げてきたわけです。「あいつはサッカーがうまくていいな」と言っても、おそらくサッカーをずっとやってきているわけで。もちろん楽しくやってきたとは思うんですけどね。
「個性や得意なものがない」はむしろいいこと
僕は、得意なものがないというコンプレックスって、すごくいいと思うんです。僕も似たような感じでした。大学時代に周囲と比較して「俺これ得意だし」って言って目立っている人って、そこの時点でもう終わっていますよ、僕から言わせると。だって、そこにあぐらかいているようなもので、人生のピークそこですよ。得意だといって慢心した時点で終わりだと思うし。
自分なんもできねえやって、一生懸命バカなりに下手なりに、ヘタレなりに自分の個性を磨いていく作業をコツコツしているほうが絶対長持ちします。「これから何か見つけるにはどうしたらよいでしょうか」という質問に対しては、腐ることなく自分のものを磨き続けるってことですかね。もちろん周りに比べて全然レベルは低いかもしれないですけど、愚直に磨き続ける。そういう人は強くなりますし、ハッと気付いたらすごい位置にいることだってありますから。
ただ、あんまり一朝一夕に考えないほうがいいのかな、と思います。今の時代ってインスタントに全てが手に入るから、考え方もインスタントになっていると思うんですけど、やっぱり個性を磨くには時間がかかりますよね。
「22年間得意なものがない」ということは、磨くのを忘れた人生だったと思うんです。自信のなさとか諦めとかで、磨いてこなかったんだと思うんですけど、磨いたら絶対とは言わないけど光るものってあると思うんです。だから、やりたいことがあったら、ダサくても、人から劣っていても、笑われても、やるべきだと思います。
今楽しんでいるもので全然いいです。才能あるやつなんてごまんといるし、かなわないかもしれないけど、近づくことはできるし別ベクトルで強くなることもできるだろうから、とりあえずやってみろよ、って思います。
ダサくてもいい! 今楽しんでいることからコツコツ個性を磨いていこう |
個性的な才能を得るには、「一朝一夕で考えずに愚直に磨き続けること」というヒャダインさん。今楽しんでいるものからとりあえずやってみる、そしてやり続けることの大切さを教えてもらいました。また、得意なことがある人は、そこで慢心せず自分を磨き続けられるよう、気を引き締めるということも大切なのかもしれませんね。
文・取材/砂流恵介
編集/学生の窓口編集部
撮影:中邨誠
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