レポートの構成はどうすればいい? 表紙や体裁の基本を知ろう
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大学生になると授業でレポートの提出を求められる機会が多くなります。
しかし、まだ大学でレポートを書いたことがない新入生は、どんな構成で書けばいいのかわからないかもしれません。
大学によっては、満足にレポートの体裁や書き方を教えてもらえないという人もいることでしょう。
基本的な構成を押さえることで苦手意識も薄まるだけでなく、本を1冊教科書代わりに手元に置くだけで卒業論文までカバーできるでしょう。
今回は、レポートの基本的な構成や表紙の書き方を中心に、手元に置いておきたいレポート作成の教科書となるおすすめ書籍もご紹介します。
レポートには種類がある
教授・先生からレポート課題が出てしまうとドキッとしてしまう人も多いことでしょう。
レポートは、具体的に以下の2種類があることを覚えおくと役立ちます。
報告型 | 論証型 |
・与えられたテーマについて概要を報告するタイプ ・テーマを自分で選んで報告するタイプもある |
・与えられたテーマに対して根拠を明示し意見も述べる ・テーマを自分で選ぶ場合もある |
レポートの基本的な構成は?
大学の授業で必要なレポートには、テーマである問いかけに答える結論が不可欠です。
基本的なレポートの「型」は以下のとおり、一貫した内容であることが問われますます。
大学のレポートにおける基本構成 |
・序論 ・本論 ・結論 |
これを無視して思ったことを気の向くままに書いてしまうと、レポートではなく作文や感想文になってしまいます。
序論
序論には、なぜあなたが決められたテーマでレポートを書くのかだけでなく、レポートのテーマを書くうえで必要な理由や背景を書きます。
最後に問題提起をすることを忘れないようにしましょう。
【序章の例】 スーパーマーケットには様々な商品がある。最近では100円均一コーナーを持つ場所もあるほどだ。そこで私はスーパーマーケットにある100円均一ショップと100円均一コーナーに着目して、どちらが便利かを取り上げ、検証してみることにした。 |
本論
本論はレポートの最も重要な部分です。
テーマに沿って政府のホームページや書籍などから引用した資料やデータを挙げながらテーマに関する内容を考察し、具体例を交えながら結論を導き出します。
先程のスーパーマーケットの論文の事例であれば、実際にアンケート回答を取ってみたり、スーパーマーケット内に展開する100円ショップのデータを参照してみたりするなど、具体性のあるものを明示していきます。
ここで重要なのは、あなたの主張とテーマに対する事実は分けて書かなければならないというところです。
どうしても抽象的になりがちな部分も、数字などを用いることで具体的に提示していきます。
結論
結論部では、テーマに対する「答え」をまとめる部分です。あいまいな表現は避け、断定的な文体を用いてまとめましょう。
もちろん、結論においてはレポート執筆前と結果が異なることもあるでしょう。
本論に書かれた内容をまとめながら、自分の意見や今後の展望などを交えていきます。
【結論の例】 様々なデータを見てきたが、スーパーマーケットに併設する100円均一コーナー自体の割合が少ないことが分かった。 しかし、100円均一コーナーが併設されていることにより、スーパーマーケット内の商品と一緒に購入できると言う顧客側の利便性があると感じた。今後スーパーマーケットブランドの100円商品が出る可能性もあるかもしれない。 |
良いレポートの体裁
良いレポートは、本文構成だけでなく表紙や引用などと言った体裁も整えるのが一般的です。
レポートを作成するうえで大切な体裁や構成をご紹介しますので、レポート作成にお困りの方はぜひ参考にしてみてください。
表紙
レポートの1ページ目には表紙を付けるのが一般的です。
レポートの表紙に記載するのは内容は、学科や課題などによって様々ですが、基本的には以下が盛り込まれます。
レポートの表紙に必要な内容 |
・タイトル ・授業名 ・所属学部や年次 ・氏名 ・学籍番号 ・レポートの作成日 |
レポートのタイトルは重要!
この中で特に重要なのは、レポートのタイトルです。
テーマに沿った言葉を分かりやすく興味を引くように付けるのが理想的だと言えます。
タイトルは一見難しそうに感じることもあるため、最初に思い浮かばない場合は後からタイトルを考えるのもおすすめです。