6畳におすすめのインテリアとレイアウトのコツ! 一人暮らし初心者必見のテクとは? 3ページ目
フローリングが増えてきた近年の住宅事情に合わせて、1Kなどのアパートもリノベーションされて洋間になっていることが増えました。フローリングに合わせた家具も多く、こたつや座卓の半分ぐらいの大きさになっている「カフェテーブル」なども人気があります。この「カフェテーブル」は、ソファやベッドにも合わせやすく、部屋を広く見せることのできるアイテムのひとつです。
コンパクトなサイズのカフェテーブルは、ソファやベッドの高さに合わせやすく、置く場所を選ばずに設置しやすいアイテムです。こうしたカフェテーブルやこたつなど、低めのテーブルは部屋の中央に合っても視線を遮りませんが、動線の確保に注意しましょう。
和室仕様で使う場合には、こたつ兼用の座卓やテーブルが一般的ですよね。この場合の面積は、約800ミリメートル×800ミリメートルが一般的な大きさですから、約0.5畳になります。ところが、ダイニングテーブルなどを設置しても、面積は変わりません。二人掛けダイニングテーブルの面積も約800ミリメートル×800ミリメートルですが、高さが700~760センチメートルになる分、大きく感じるわけです。そのため、ダイニングテーブルの場合は、高さがあるので壁際などに配置したレイアウトがおすすめです。
◎テーブルや机類はひとつでスペース共有
6畳を広く見せるレイアウトの場合には、こたつと机、または、机とダイニングテーブルなど2つの「台」を配置するのは控えましょう。勉強と食事を分けたいという意見もありますが、約10平方メートルしかない6畳のスペースには、どちらかひとつで十分かもしれません。
本棚やシェルフよりも面積を必要とするテーブルや机は、共有してひとつにすることがおすすめ。自宅での勉強に集中しやすいアイテムとして、カフェテーブル、ダイニングテーブル、机から、自分のスタイルに合ったインテリアをチョイスしてみるのはいかがですか。
<ライフスタイルに合わせたインテリア選び>
一人暮らしをするなら購入したい家具には、「本棚」や「シェルフ」、「テレビボード」、「チェスト」や「キャビネット」など、種類も豊富でモダンなデザインのものがたくさんあります。でも、6畳は、6畳。限られたスペースですから、ライフスタイルに合わせたものを選ぶことが大切です。
テレビを見ることが少なく、パソコンで済んでしまうという場合には、テレビボードは不要かもしれません。しかし、本や雑誌がたまりやすいという人は、本棚やシェルフが必要になります。さらに、お住まいの収納スペースが少ない間取りには、衣類や小物を収納するためのチェストやキャビネットを必要です。
6畳のお部屋におすすめのインテリアレイアウトをご紹介しました。お気に入りのインテリアを配置したレイアウトは、何度考えても楽しいものです。気分転換には、模様替えもおすすめですが、どんなデザインやインテリアを選ぶ場合でも、視線を遮ることがないように、家具の高さをチェックしましょう。また、まっすぐな動線が確保できるようなレイアウトは、広く見せるために大切なポイントです。ぜひこの記事を参考に、くつろげるお部屋作りにチャレンジしてみましょう。
執筆:高橋美布
建築や設計デザインの経験を活かして、インテリアやリノベーションにかかわるコラムを執筆中。「和」の魅力を海外でもアピールしながら、海外のインテリアや家具の魅力、部屋作りも伝えたいと思っています。