ギリシャのおすすめ観光地20選! ジブリ「紅の豚」の舞台から有名遺跡まで 3ページ目
ギリシャの中でもイタリアに一番近く、ギリシャで最も美しい島といわれているケルキラ(コルフ島)。リゾート地としても知られ、石畳の街やヴェネチィア風の建物が広がる旧市街は世界遺産に登録されています。
その美しい島にある「アヒリオン宮殿」はオーストリア帝国ハプスブルグ家、皇妃エリザベートが建設したルネッサンス様式(フィレンツェ風)で庭園が素晴らしく、プラトンやシェイクスピアの彫刻もあります。
アテネからは飛行機で所要時間1時間、毎日就航していますし、島内はバスがくまなく走っていますので効率よく街を周ることができるでしょう。
ギリシャのおすすめ観光地7.メテオラ
現代も尚、敬虔な修道士たちが厳しい規律を守りながら修道院で共同生活を行っているメテオラ。ピンドス山脈の麓にあり、ごつごつとした岩肌の山頂にひっそりとたたずんでいます。下界との交流を断絶するために各修道院は不便な場所に建てられていて、100段を越す石階段や車が入れない狭い道等が多いため、物資はロープウェイや滑車などで運んでいます。おもな修道院はメガロ・メテオロン修道院、ヴァルラーム修道院、アギオス・ニコラオス修道院などです。ギリシャ正教の聖地ですので肌を露出した格好は厳禁、修道院内は撮影禁止です。神聖な場所であることを認識して観光しましょう。どの修道院も頂上からの光景は街を見下ろせるため、眺めが大変すばらしいです。
ギリシャのおすすめ観光地8.新アクロポリス博物館
2009年6月にオープンした新アクロポリス博物館は、アクロポリス遺跡の敷地にあった博物館の展示物をすべて移した場所です。おもな作品は、アテネ最盛期のパルテノン神殿時代のものが多く、オリジナルのエレクティオン柱廊や各神殿のレリーフなどがあってアクロポリスの古代都市の生活が伝わってくるようです。
新アクロポリス博物館は、ガラス張りの入口や床が芸術的で、さんさんと照りつける太陽光も多く差し込み、当時の雰囲気を今に伝える工夫が凝らされています。ガラス床から見える遺跡の発掘現場はぜひ見ておきましょう。
ギリシャのおすすめ観光地9.アテネ
ギリシャの首都、アテネは人口300万人の大都市です。アテネはアテネ地区にたくさんの見所が集まっているため、アテネ観光の拠点はアテネ地区の中心、シンタグマ広場を把握していれば、ぐるっと効率よく観光地を巡ることができます。
歴史的な街並みが残るプラカ地区にはアクロポリス遺跡(パルテノン神殿)や古代遺跡が点在し、近代的な建物、カルチャー、ファッションとの共存にとても不思議な感覚になってしまいます。その他オモニア広場、高級住宅街のコロキナ地区などに足を延ばすには、シンタグマ広場からの地下鉄(トラム)やバスを利用するとよいでしょう。
ギリシャのおすすめ観光地10.デロス(ディロス)島
真っ白いライオン像が5頭並ぶ、太陽神アポロンと月の女神アルテミスが生まれた島として知られ、ギリシャの世界遺産のひとつとして登録されているデロス(ディロス)島は、紀元前2000年頃にはすでに人が住んでいたとされ、最盛期にはエーゲ海貿易の貿易中継都市として政治、経済、文化の中心となってきました。
島の主、アポロンのためにささげた神殿「アポロ神殿」は紀元前3世紀の完成で、アテネに金庫が移されてからは神殿の建設が中断し、現在は土台の一部しか残っていません。当時、アテネではこの金庫のお金を流用したと思われる資金で、アクロポリス再建とパルテノン神殿の完成がなされています。
島のライオン像は全部で5頭ありますがすべてレプリカで、本物は保護・盗難防止の面からディロス考古学博物館に移動されています。ライオン像は、アポロ聖域を守るように大きな口を開け、威嚇の姿勢を見せています。イタリア人のアゴラやイーシスの神殿、古代劇場など、当時の面影をいまでも見学できる歴史的価値の高い観光名所です。