ギリシャのおすすめ観光地20選! ジブリ「紅の豚」の舞台から有名遺跡まで 2ページ目
ギリシャのおすすめ観光地1.アクロポリス遺跡
ギリシャといえばパルテノン神殿のある古代遺跡、アクロポリスが真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。このエリアは自然の岩山を要塞としても利用されアテネの聖域として紀元前8世紀頃に栄えました。「高い丘の上の都市」という意味を持ち、当時は数々の神殿が建てられ守護神が祀られました。アテネやポセイドン、ゼウス、アルテミスなどに祈りを捧げる場所であり、時の支配者が王宮や教会、モスクとしても利用されていたようです。
パルテノン神殿の他にもプロピレア(前門)、エレクティオンアグリッパの台座、ディオニソス劇場など見どころがいっぱいですので、じっくり観光することをおすすめします。日差しを遮る場所がないため、暑い夏は熱中症に注意しましょう、涼しい時間や朝または夕方を狙うようにしましょう。
ギリシャのおすすめ観光地2.オリンピア遺跡
オリンピック発祥の地オリンピアはアテネから西、ペロポネソス半島にある小さな町で、遺跡以外には目立った観光場所がないのんびりした居心地のいい町です。2800年以上も前に繁栄し、最高神ゼウスへ捧げる最大級の祭となったオリンピックは、当時の君主オイノマスが神様から「娘婿に王座を奪われる」と告げられたため、娘に求婚してきた男性と戦車競争をさせたのがはじまりでした。
広大な敷地に広がるオリンピア遺跡にはゼウス神殿やヘラ神殿、レオニデオンなどの古代遺跡があり、その壮大さに圧巻されます。出身地の名誉をかけて戦ったギリシャ人成人男性たちは優勝したら王の側近になれたり、高額なボーナスが支払われたりしたようです。オリンピア遺跡ゆかりの出土品はオリンピア考古学博物館に展示されていますので、こちらもチェックしておきましょう。
ギリシャのおすすめ観光地3.パルテノン神殿
アテネの象徴といっても過言ではないパルテノン神殿は、侵略と戦争の長きにわたる歴史の中に残る世界的な遺跡です。神殿の柱は高さ10m、直径2m、表面には溝が掘られ、見た目にも美しさが追求されている建築物は、たくさんのこだわりやレリーフなどが見られます。
紀元前432年に完成したパルテノン神殿はカリクラス設計、フェイディアス指揮で15年の年月をかけ完成させました。1687年にヴェネツィア軍が大破しましたが、神殿の当時の姿を復元させようと、今も修復作業が継続しています。
ギリシャのおすすめ観光地4.ゼウス神殿
15本の柱が残るゼウス神の聖域にある神殿は、かつて計104本の柱が建つ美しい神殿でした。広い敷地に今はたった15本しか残っていませんが、その神聖な場所の空気感は実際に見ると圧巻です。見学は平均的に10分位で完了しますが、ギリシャ旅行をする際はぜひ立ち寄ってほしい観光名所です。
ゼウスとは、ギリシャ神話の全知全能の神で、全人類の規律と神々の秩序を守る、そして全宇宙、天候も支配できる神様です。オリンポス12神の中でも、他宗教の中でも絶対的な神様として知られています。そのエネルギーがゼウス神殿にもたらすパワーは計り知れないものでしょう。
ギリシャのおすすめ観光地5.クノッソス
ギリシャ文明発祥の地、クレタ島にあるクノッソス宮殿はクレタ(ミノア)文明の中心で、遺跡発掘により物語だと言われていた神話が実在したことが証明されました。そのギリシャ神話とは、クレタ島のミノス王が一度入ったら出られない迷宮に、牛頭人身ミノタウロスを幽閉したという内容で、長い間物語として受け継がれてきました。
このクノッソス宮殿は4階建てで1200以上の部屋があり、まさに迷宮! 当時は宮殿で祭事や政治が行われていた痕跡もあり、神殿としての役割があったようです。クノッソス宮殿の壁画は色彩が豊かなフレスコ画で「牛の壁画」「青い鳥」などありますがこれは複製なので注意。本物はイラクリオン考古学博物館で見られます。