自分の目で見たい! 海外旅行で行くべきおすすめ絶景スポット10選
1)ノルウェー「アルタの岩絵」
古代の人々の生活に触れる旅はいかがですか。アルタの岩絵はノルウェー北部のアルタにあります。オスロから飛行機で約3時間。フィヨルドに浸食された海岸の街、アルタ。厳しい寒さの中人々は何を想い、何を伝えたかったのでしょうか。氷混じりの潮風が吹く海岸沿いの大きな岩肌にいくつも描かれた赤い線。クマやヘラジカといった動物や、獣にオノのような武器を突きつけている人間などがシンプルな線の中にも活き活きと描かれています。船に乗った人や、柵の様な模様でいくつもの動物を囲い込んだ絵もあり、これは人が家畜を飼っていた証しかもしれません。紀元前4200年から500年頃に描かれたとされていますが、詳しい詳細は不明です。人が文字を生み出す前に描かれた人の記録。1985年に世界遺産に登録されています。観光するなら夏がベスト。冬は道が雪に覆われ立ち入る事ができません。岩絵の一部はアルタ博物館でも展示されており、実際に絵を描くのに使われたとされる道具などと併せて岩絵の事を詳しく知る事ができます。
2)アメリカ「ヨセミテ公園」
雄大な自然にただただ圧倒される旅もあります。カリフォルニア州、シェラネバダ山脈に広がる自然公園「ヨセミテ公園」。気軽な日帰りツアーから本格的なクライミングまで様々なアクティビティがあり季節によって移り変わる景色もまた美しい。広大な敷地のほぼ9割が全くの手つかずの自然で、人口物が一切目に入らない景色をどこまでも眺める事ができます。ヨセミテビレッジをはじめ、3カ所の大きなスポットにわかれますが、ヨセミテビレッジだけでも本気で見て回ると数日かかります。あくせく観光する旅はこの自然の前では野暮。おおらかにいきましょう。
ヨセミテ滝は北アメリカで1番落差のある滝として有名です。739メートルの高さから流れ落ちる水の迫力は相当なもの。丸いドームを半分にしたような「ハーフドーム」高さ1000メートルの垂直の壁「エル・キャピタン」など世界中のロッククライマー達が憧れる聖地があります。きっとこの頂から見える世界はまた格別なものなのでしょう。
3)スペイン「サグラダファミリア」
1882年建設開始、そして完成予定が何と2016年。130年以上にも渡って作り続けられているスペインのバルセロナにある巨大な教会「サグラダ・ファミリア」。これを一度じっくりながめてみたいものです。このサグラダ・ファミリアの建築デザインをしたのは「アントニ・ガウディ」31歳で前任者より急遽引き継いだこの難しい設計を彼は生涯を賭して書き上げます。現在の総監督は9代目。主に3つのファサードが有名で、 生誕の門、 受難の門は完成済み。そして、復活の門は現在も建設中です。
<生誕の門>
イエスの幼少時が描かれた精緻な彫刻が施された門。日本人彫刻家外尾悦郎さんが主任彫刻家として手がけた15体の天使を見る事ができます。15体の内、2体は東洋人の顔をしています。
<受難の門>
キリストの死から復活までを表現した門。生誕の門と比べると非常にシンプルですが、中に聖書の8000字が抜粋されて掘られています。また、16の数字が並ぶパネルがあり、これは縦横斜めどの数字を足しても33になります。33はキリストの亡くなった年です。
スペインを代表する観光名所のひとつでもあり、寄付金と入場料だけで進むこの巨大プロジェクトの完成を見守りたいですね。