自分の目で見たい! 海外旅行で行くべきおすすめ絶景スポット10選 2ページ目
インドの聖地をこの目で見たくありませんか?インドの首都ニューデリーから夜行列車で12時間。ヒンドゥ教の聖地ヴァラナシ。川幅約80メートルのガンジス河で朝日を浴びながら沐浴する人々の映像は誰もが一度は見た事があることでしょう。
ここは破壊と創造を司る神、シヴァのお膝元として知られています。ほぼ半裸の体に灰を塗り、伸ばした髪を頭頂で結い上げたシヴァを崇拝する修行者、サドゥも目にする事ができます。河川の西側だけに設けられた大小の沐浴場はガートと呼ばれ、朝もやの中、祈りをささげ沐浴する人々で溢れます。ガンジス河の水で沐浴すると、過去の罪は清められ、死後まっすぐに天国へ行く事ができると信じられています。そのガートをボートに乗って眺めると、人間の一生や、宗教など様々な思いが去来し、神秘的な気持ちになることでしょう。
また、このヴァラナシから車で30分のところに、サルナートという遺跡跡があります。これは悟りを得た仏陀が初めて人前で説法を行ったとされる場所です。弟子6人と野生の鹿だけがこの最初の説法を聞いたとされており、今は大きなストゥパ(仏舎利を収めた塔)が静かに建っています。
5)タイ「アユタヤ」
かつて栄華を誇った王朝もいつかは滅びる。川に囲まれたアユタヤ遺跡はその栄光と洛陽を見る事のできる静かな遺跡の街です。タイの首都バンコクから80キロ。日帰りも可能ですが、ゆったりと1泊して廻りたいところでしょう。
アユタヤ王朝は1351年から1767年まで栄えた貿易の街で、かつては日本とも交易がありましたが、ビルマ(ミャンマー)からの攻撃により王はアユタヤを捨て遷都。アユタヤは廃墟となりました。
<ワット・プラ・シーサンペット>
東西に3つのストゥーパを持ち、スレンダーで美しい姿を見る事ができます。夜にライトアップされて幻想的。
<王宮跡>
ビルマの攻略に遭い、今は柱と基礎だけが残る廃墟。かつての栄華はどこにもありません。
<ワット・プラ・マハタート>
当時は高さ50メートルあったとされる仏塔の跡地。敷地内にはいくつもの石仏がありますが、仏像の首がことごとく打ち壊されています。これはビルマ軍が侵略の際に行ったもので、侵略=宗教が壊れるという歴史の重さを示しています。木の根元に埋もれた仏頭があります。
ワット・プララームをはじめ、いくつかの塔には途中まで登る事ができます。しかし、階段がすり減っており、登るよりも降りる方が難しいので高所恐怖症の人は注意が必要です。階段の上から眺める遺跡と静かに流れる川、その向こうの夕日は忘れられない思い出となるでしょう。また、アユタヤは魚料理で有名な街。様々な調理法で頂く事が出来ます。